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戦隊FLTに初めて行って縁が出来たな~暴太郎戦隊ドンブラザーズファイナルライブツアー感想~
ファイナルライブツアー。
スーパー戦隊の作品放送終了後キャストが各地を巡礼する、ステージショー・トークショーで構成されるイベントであり聞けばなんとガオレンジャーから開催されているイベントであるという。
※参照ページ↓
プリキュアやライダーなどのいわゆるニチアサ作品でも同様のイベントが開催されており、基本1年周期で作品が入れ替わるこの作品群での所謂締め括りともいえるイベントで、その作品の役としてのキャストとは最後に会える機会といえるだろう(近年は映画やVシネマ、10YEARS AFTERなどもあって機会が増えてはいるが)。
これまでもニチアサの合間にCMが入ったり、街中の広告などで存在を目にしていたがどうにも行くまでには至らなかった。
決してその作品が嫌いだとかそういう訳ではない。単純にそうしたイベントに対して脚が重いだけである。私の住む福岡でも開催はされているが移動などを含めれば料金も決して安くはない。
これからも、特に自分は行くことなく終わるんだろうな、と思っていた。
だが今年は違った。自然とドンブラザーズ最終回放送終了後には「行こう」と思っていた。
考えればドンブラザーズに関しては2月に東京に行った際、人生初のシアターGロッソ公演まで見に行ったくらいだったのでそうした考えに至るのは必然だったのかもしれない。
一緒にドンブラを見て盛り上がっていた大学の後輩達を誘って申し込み、無事に全員当選していざ当日を迎えた。
ーここから先、ショーのネタバレを含みますー
ドン1部・ファイナルライブ「じごくさいばん」
いや~~~!面白かった!!
元々ショーの脚本がテレビシリーズを執筆した井上敏樹氏という事で過度な不安は抱いていなかったのだが劇中よろしくガヤガヤした感じを繰り広げる様はホントに見ていて楽しかったです。
見ていて興奮状態だったので細かい部分は朧気ではあるが、いくつか思い出しつつ記載したい。
・まず主人公である桃井タロウが裁判にかけられ、他のメンバーが弁護人になったり検察官になるという展開。情報解禁あたりから言われていましたが同じく井上敏樹氏がメイン脚本を担当した超光戦士シャンゼリオン第23話「ナゾの闇法廷!」を思い出す展開でした(裁判官役の閻魔大王がそのままショーでのラスボスとなる暴太郎鬼になるのまで含めて)。
・本編の映像を流して展開するシーンが要所要所で挟まれるのですがそういうのも含めて1年の総決算ともいえる内容で嬉しいですね。
タロウの発言きっかけでゲストキャラがヒトツ鬼に覚醒するシーンが纏めて流れてましたがホントにこうして振り返ると多いな…!ってなりました(本編映像とは言えおでん屋のオヤジこと大高洋夫さんが見れたのが嬉しい)。
・裁判中の休憩、として喫茶どんぶらのシーンが差し込まれるのですがスーツ姿+収録音声でゼンカイザーブラック、ドンムラサメが見れたのも嬉しい(ドンムラサメに至ってはマザーの正体まで判明して「マジで!?」ってなったり)。
あとこのシーンで翼が喫茶どんぶらの暖簾に引っかかって取れたしまったりというハプニングもあって生の舞台らしい面白さもありました。
・そうして話が進む中でタロウ以外にも罪があるという事で裁かれていきます。猿原は働いていない、つまり国民の義務である労働の義務を果たしていない、とか言われたり雉野は3度もヒトツ鬼になったり、と言われてしまったり。
なおここでソノニから「Gロッソも含めたら4度目」とかちょいメタ発言も入ってて笑っちゃいました。
Gロッソ……雉野がヒトツ鬼……?
#暴太郎戦隊ドンブラザーズ
— 暴太郎戦隊ドンブラザーズ ファイナルライブツアー2023 (@SuperSentai_FLT) May 19, 2023
ファイナルライブツアー2023
静岡公演では完売御礼となった
シアターGロッソ ドンブラショー ドン3弾
「キジのおんがえし…というおはなし」
のDVDが周南・福岡・大阪公演でも販売‼
キジブラザー/雉野つよし役
鈴木浩文さん渾身の脚本作品を見逃すな‼
#ドンブラFLT pic.twitter.com/B171uD0nHi
繋がった(TMRSNNSK)
・そうして色々と罪が述べられる中でタロウが全員の無罪を主張する、という中で仲間だと思っているか、と問われてまた倒れてしまう展開があり、本編終盤を思い出す演出が見られ分かっていても頬が緩んでしまいますね。
・そしてそこから暴太郎鬼率いるアノーニ達との乱戦、となるのですがジロウが途中分裂してドンドラゴクウとドントラボルトの二人で戦う、というGロッソでも見られた展開もあって盛り上がりました(ドラマ中は基本闇ジロウが出てこないので闇ジロウの演技が見れて嬉しかった)。あとこの時挿入歌の中でも好きな「燃えろ!虎龍功神」が流れてて個人的に嬉しいポイントでした。
・また、この乱戦の最中王様鬼が参戦してくるのですがドンゼン見てるとあーこれってあいつじゃないかな、とか思ってたのですがそこで暗転。
てっきり何かアバターチェンジ的な演出が入るのかな?と思っていたらあの音声が流れてくる。
「You are the KING, You are the KING. You are the KING!」
まさかのキングオージャー参戦である。
ホントにこれは全然予想してなくて思わず「嘘!?」って声出ちゃいましたし隣の席の知らんお母様も子供膝に抱えて「ええっ!?」って驚いてました。因みにパンフによるとこちらのキングオージャーもオリキャスによる声でまさかの一足早い形でキングオージャーVSドンブラザーズが見れることになりました。冒頭に述べた通り、戦隊のファイナルライブツアーは今回が初めてで驚いたのですがこれまでのツアーでも同様の演出ってあったりしたんですかね。いずれTTFCにある過去作も見てみたい。
なお王様鬼を倒したらキングオージャーは去っていく形なのですがその際お供、と呼ばれた際にカグラギが「お供、ではなくお友達ならば…」と言っていて、短いながらもらしい台詞で「んも~~~カグラギ殿~~~!!」ってなりました。
・そうして1部のショーは終わり、となるのですがここでも最後に「Don't Boo!ドンブラザーズ」が流れてあの曲の万能性を実感しました(次回予告、ではないけれど休憩後の第2部トークショーの予告を志田さんがされてました)。
1部に関しては以上。
ホントにこのショーだけでも見れて良かった、となりましたしまだ見れていない方は是非見てほしい…!となりました。
ドン2部・Don!Don!笑え笑え!トークショー!&DON!音楽祭
こちらはキャストによるトークショー及びキャラソン披露。
MCではスーパー戦隊親善大使の松本寛也氏も登場でマジレンジャー世代の自分は別の意味でも嬉しかったです(登壇の際は黄色のペンライト振らせていただきました)。
最初は全キャストによるドンブラダンス披露。ホントにどのキャストの動きも見たくて目が追い付かない…!
続くトークショーは番組の振り返りというよりは各キャストでの企画、がメインの内容で「25点-1グランプリ」といったお題に沿った演技を披露しタロウが採点、一番25点に近いものが優勝といった企画。様々なシチュエーションで言う翼の「夏美…」をあてるボードゲームのベストアクトに近い内容の企画などキャスト同士の仲良さそうな様子が見れたり、劇中とは違ったキャストの素の部分が見れて終始にこやかに見れました。
またこの時の夏美、と言うシチュエーションが「豚骨ラーメンが美味しすぎて言う夏美」だったり「ソフトバンクホークスが勝って嬉しい時に言う夏美」と開催地域に合わせたシチュエーションでした。ここは恐らく各地方で違うんだろうな、と。
他にも25点-1グランプリのお題「サメの物真似」でソノニがシャハハハハ、と笑って某東映アニメーションの魚人族みたいな笑い方してたりしてフリーダムな空間になっていました。
そうした企画の後にはキャラソン歌唱で福岡・13時~の回はタロウの「永縁フェスティバル」、ジロウの「トライ!グッドライバル!」の2曲。時間の関係でどちらも1番のみの披露でしたがジロウの曲は1番・2番でそれぞれジロウ・闇ジロウで歌われているのが印象的な曲だったのでここは勿体ない…!と思っちゃいました。気になる方は是非全曲集かキャラソンアルバムで聴いてほしいです。
そうしてキャラソン披露の後は各キャスト挨拶の後〆となりました。
以上、殴り書きなショーの振り返りでした。
ホントに初めて行ったファイナルライブツアーがこのドンブラザーズで良かった…!と思える楽しい内容で一緒に見に行った大学の後輩と楽しかった、と話して帰路につきました。
内容以外で言うとトークショーの最中などよくキャストの方が客席に向かって手を振られていて、特に鈴木浩文氏はずっと振ってたんじゃないか?と思うくらい凄かったです。以前見に行ったGロッソの時にもそうしたファンサをよくされてるなぁ、と思っていたのですがホントに雉野が貴方で良かったです……!と思える良さがありました。
見どころが多いうえに例年以上にキャストが多い、というこのショーはホントに1秒たりとも目を離せないのですがイベント後のインタビュー記事でも石川雷蔵氏が「目が足りないですよね」と言われててホントにそう…!となるイベントです。
※インタビュー記事
会場でも見に来てた子供がマスターや犬塚の格好してたり、武器持ってたり大人から子供まで幅広い層がショーを見に来ててそうした意味でもとても楽しめました。
ライブツアーはいよいよ来週の大阪公演で終演、となりますが公式での配信もありますし、9月には円盤も出ますので気になる方は一度は見てみたら……どうだ?
・公式レポート(内容は名古屋公演のもの)