心の状態はコントロールできる
今日は「心のコントロール」というテーマで書いてみたいと思います。
人間の心の状態は常に一定ではないですよね。嬉しくなったり楽しくなったり、イライラしたり不安になったり。人間なので自然なことです。ただどんな人も、なるべくポジティブな状態で過ごせたらいいなーと思っていますよね。(毎日イライラして過ごしたいと思っている人がいたらごめんなさい)
自分の心の状態を客観視してコントロールできるようになれば、生きやすくなると思いませんか?ちょっとしたことにイライラして不機嫌になったり、不安な気持ちを引きずって目の前のことに集中できなかったりすることも無くなります。
事実は事実でしかない
ここ数ヶ月、自分自身心のコントロールを意識して色々と試してきました。その中で感じたことやどんなことをしてきたのかを書いてみたいと思います。
たとえば実際にあった話ですが、ある日の夜、そろそろ眠ろうかという時間に子供達が兄弟ゲンカを始めました。(自分は小4と5歳の娘がいます)
子供達がケンカを始めると、親としては「イラッ」としたり、「やれやれまたか」という気持ちになるのが自然かと思います。そのままその感情に流されると、子供達と同じように親も大きな声を出して叱ったり、呆れてほったらかしにしたりと良い状態にはならないと思います。そこで意識するのが「意味づけ」です。子供がケンカしているという事実にどう意味づけするかは自分次第。僕はそのときとっさに、「コーチングで学んだポジションチェンジを生かせるかも?」と考えました。子供達が立っている場所を入れ替えて、姉には「○○(妹)はちょっとだけお姉ちゃんと遊びたいんだって。○○(妹)の気持ちになってみて?」と声をかけ、妹には「○○(姉)は眠たいから早くお布団に入りたいんだって。○○(姉)の気持ちになってみて?」と声をかけました。すると、二人とも考える表情をしたあとすぐに落ち着き、ちょっとだけ遊んでから笑顔で「おやすみ~」と言ってくれました。
あの時僕も一緒にイライラして叱ったりしたら、3人とも嫌な気持ちで一日を終えていたでしょう。反射的にイラッとしてしまうのは人間なのであると思いますが、その状態に気づき、「目の前の事実にどう意味づけしたらポジティブになれるか?」と考えを切り替えることが大切だと思います。
意識を変える
そもそも、「心(とカラダ)の状態は自分でコントロールできる」という意識をもつことが最初の一歩になると思います。そうすることで自分の状態を客観的に見れるようになってきて、だんだんとコントロール出来るようになっていきます。
誰でも無意識的にコントロールしているのですが、それを意識的にやって精度を高めていく感じですね。たとえば、長時間同じ姿勢でいて「疲れてきたなー」と感じると、自然と首を回したり肩を回したり、立ち上がって伸びをしてみたりすることあると思います。それは無意識的に自分の状態を変えようとコントロールしているということです。
そういったことを意識的に行うというのは
①自分の状態を客観視する
疲れてるなー、イライラしてるなー、緊張してるなー、ということに気付く。
②ポジティブに変換できる小さな行動を考えてやってみる。
カラダを動かす。意味づけを変えてみる。笑顔を作ってプラスの言葉を口に出してみる。などなど。
③結果を振り返る
小さな行動をしてみて自分の心(とカラダ)にどんな変化があったか振り返る。
そういうことを繰り返しているうちに、だんだんとコントロールできるようになっていきます。
そして「心の状態は自分でコントロールできるんだ」ということが分かり、日常の中で実践できるようになれば生きやすくなる気がしませんか?
自分を満たす
そうは言ってもなかなかコントロールできないよ。小さなことでついついイラッとしてしまうし、よく不安な気持ちにもなる。どうしたらいいの?
という方は、まず自分自身を満たすことに集中してみて下さい。他人のことは一旦置いておきましょう。自分自身を満たすことで自然と人にも優しくなれます。睡眠不足の方は寝てください。お腹が空いている方はご飯食べて下さい。生理的な欲求を満たすだけでも心の状態ってすごく変わります。
その次に考えるのが自分の価値観を満たすことです。自分の大切にしたい生き方、在り方を曲げずに「自分らしく生きる」ことに全力を注ぐ。決して自分よがりな考えではなくて、そうやって自分を大切に生きている人ほど、他人の生き方を尊重して応援できます。どうやったら自分らしく生きられるのか?ということについては、色々と思うところがあるのでまた別の記事にしたいと思います。
最後に
今回の記事で伝えたいことのまとめです。
「心(とカラダ)の状態は自分でコントロール出来る」
そうするとネガティブな状態をポジティブに変換できるようになり格段に生きやすくなる。
具体的にどうするか
・事実に対してポジティブな意味づけをする
・自分の状態に気づき、変化させるための行動をする。(カラダの動き、発する言葉、意識の向け先を変えてみるなど)
・不足している欲求(ニーズ)を満たす
すぐに出来ることでは無いし、すぐに出来る必要も無いと思います。色々と考えこむより「自分で自分をコントロールする」ということだけ忘れなければ、どんどん良い方向にいくと思います。
最後まで読んで頂きありがとうございました。この記事が少しでも参考になれば幸いです。