チャリ駒形の東京湾奥河川シーバスパターン-11月編
日中ランカーハンティング年内最後のチャンスはビッグペンシルで！
6月以降、デイゲームを軸に東京湾奥河川の攻略法を解説してきたチャリ駒形が「デイゲームでランカーを獲る年内最後のチャンス」というのが11月だ。
「11月のベイトフィッシュは10月同様、イナっ子、コノシロ、コハダ、サッパなど。10月の攻略パターンがそのまま通用しますが、11月に入るとコノシロは河口付近だけでなく上流へも上がりやすい。一度河川に入ると比較的長居してくれる。コノシロは全長20cmを超えるベイトフィッシュなので、それを喰うシーバスはでかい。ランカーが狙いやすくなります。デイゲームでランカーが狙える年内最後のチャンスと言えます」
ベイトフィッシュがコノシロのときに使うルアーはスーパーサミー198というのは9月、10月編で既報のとおり。狙い方の詳細を解説いただこう。
「まずはコノシロの群れを探すこと。水面でピチャピチャともじっていることが多いので目視できるはずです。シーバスのライズがあれば最高ですね。狙うタイミングは干潮下げ止まり前や上げっぱながベスト。潮位が低いほうがベイトフィッシュが凝縮してポイントが見つけやすくなります。夜も釣れますが、スーパーサミー198のようなビッグペンシルベイトを使い慣れていない人はデイゲームをおすすめします。ルアーが見えるので操作しやすいし、魚が出るのが見えて楽しいです」
ではスーパーサミー198の使い方は？
「活性が高ければ早いテンポのドッグウォークでも釣れますが、一回一回しっかり首を振らせるスローなテンポや、何回か首を振らせた後に1秒くらい次のロッドワークを遅らせて間を置くのも効きます。一瞬操作を止めても糸フケが出ているのでルアーは流されたり、慣性でスライド。このルアーがフリーになって動くタイミングで出ることも多いですからね」
狙うべきスポットは？
「一番アツいのは沖の潮目です。届く範囲にあれば、そこを集中的に狙います。岸近くのブレイク沿いを通すと足元でボンッと出ることもあります。あと、スーパーサミー198はラトル音が大きく、波動が強いのも特徴です。コノシロが目視できなくてもベイトを探して泳いでいるシーバスを呼びやすいので投げる価値はあります。ビッグベイトの釣りは信じて投げ倒す！ これが釣果に結びつける一番の秘訣ですからね」
サヨリパターン：9～12月
基本はナイトゲーム。夜になると浅場に15～30cmのサヨリが群れで集まり表層を回遊する。
イカナゴパターン：
サーフや河口などの砂地に生息している。夜は砂に潜り、日の出とともに砂から出てくる。全国どこでも。
コノシロパターン：10～3月
冬から春にかけて、20～30cmのコノシロが港湾や河口などで群れを作って泳ぐ。
落ちアユパターン：9～12月
落ちアユはアオリイカなどと同様に産卵後にその生涯を終える。産卵後弱った15cm前後のアユが川の流れに逆らえず徐々に川の下流へ流されていく。
エギング：春イカ5～7月、秋イカ9～11月
オカッパリエギングはアオリイカがメイン。アオリイカは１年でその生命を終える年魚（年魚）。春に岸から近い海藻帯に産卵・孵化、夏から秋にエサであるイワシやアジ、エビやカニを求めて沿岸部全域を回遊し100g以上に成長。冬に大型化し、また春の産卵シーズンを迎える。春は産卵をする大型イカが狙え、秋はその年に生まれた小型のイカが数釣れる。基本釣り方はシャクって待つだけ。シャクって誘い、フォールで抱かす。
アジング：7～11月
沿岸部周辺でアミなどのプランクトン、イソメやゴカイなどの多毛類、小型のエビやカニなどの甲殻類、またイワシの幼魚といった小魚を捕食している。夕方から夜にかけての漁港常夜灯回り、また早朝沿岸部周辺で活発にルアーを追いかけます。冬～初夏に産卵し、夏～秋は生まれたばかりの小さいアジの数釣りが楽しめ、晩秋～冬に大型アジが釣れるチャンスがあります。