チャリ駒形の東京湾奥河川シーバスパターン-5月編
意外な盲点!? 小河川河口域のトウゴロウイワシパターン
東京湾奥河川を主戦場にシーバス歴20年超のチャリ駒形が過去の経験と実績を基に月毎の湾奥河川シーバスの攻略法を解説。5月編は、河川では盲点的なベイトパターンを紹介してくれた。攻略のキーとなる小魚がトウゴロウイワシだ。
4月と5月で違いがあるとすれば?
海の小魚が河川に入ってくる?
では、ハクとトウゴロウイワシの幼魚も見分け方は?
5月は、4月の攻略法+トウゴロウイワシパターンで決まり?
ではトウゴロウイワシパターンの釣り方は?
5月の東京湾奥河川 推奨ルアー
ワンダースリム70ライトF
ワンダー60
ワンダージョイント58
サーフェスワンダースーパースリム100
ワンダースーパースリム135ライト
※4月編の推奨ルアーも引き続き有効です。
記事 双木直行
写真 チャリ駒形
マイクロベイトパターン:3~6月
ボラの稚魚、稚鮎などの群れが河口や港湾で回遊する事。
稚アユパターン:3~5月
アユは10~12月に川で産卵する。孵化した稚魚は川の流れで海まで流され、海で3cm前後まで成長すると徐々に河口付近に集まり、群れで遡上を始める。
ハクパターン:3~6月
ハクとはボラの稚魚が2cm前後まで成長し沿岸へと接岸してくる状態の事で、日本全国どこでも発生する。
イナッコパターン:5~8月
イナッコとはボラの稚魚が3~7cmまぜ成長した状態の事で、河口付近で鼻先を浮かべて泳いでいる。
イワシパターン:5~10月
春から秋にかけて漁港や河口などに接岸し、バチ抜けやイカパターンが終わる7月、8月が一番効果的。
アミパターン:12~6月
アミとは1cmにも満たないヨコエビやイサザアミなどのプランクトンの事。汽水域の河川や河口付近で多く発生する。
バチ抜けパターン:12~6月
バチとはゴカイやイソメの総称で、満月の大潮の夜に地中から抜け出し産卵のため水中をただよう。
東京湾
2~3月 河川のバチ抜け
4~5月 港湾部のバチ抜け
イカパターン:5~8月
春から夏のサーフや夜の漁港、常夜灯周りの20cm前後のアカイカやスルメイカを捕食するパターン。
イカナゴパターン:
サーフや河口などの砂地に生息している。夜は砂に潜り、日の出とともに砂から出てくる。全国どこでも。
エギング:春イカ5~7月、秋イカ9~11月
オカッパリエギングはアオリイカがメイン。アオリイカは1年でその生命を終える年魚(年魚)。春に岸から近い海藻帯に産卵・孵化、夏から秋にエサであるイワシやアジ、エビやカニを求めて沿岸部全域を回遊し100g以上に成長。冬に大型化し、また春の産卵シーズンを迎える。春は産卵をする大型イカが狙え、秋はその年に生まれた小型のイカが数釣れる。基本釣り方はシャクって待つだけ。シャクって誘い、フォールで抱かす。
メバルプラッギング:12~5月
ライトプラッガーの真骨頂!!冬から春先にかけて、表層を意識して上を見上げて漂うメバルを、足場の良い漁港・河口、常夜灯周辺でプラグルアーで楽しむ釣り。