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チャリ駒形の東京湾奥河川シーバスパターン-6月編

デイゲームシーズン開幕! ど日中に釣るための基本とは?

6月に入るとデイゲームが俄然良くなります」。20年以上東京湾奥河川を主戦場にシーバスを釣り続けるチャリ駒形はこう断言。その理由と攻略法を解説いただいた。「同じ釣り方でシーバス以外の魚も楽しめます!」。ゲストも釣れれば楽しさ倍増間違いなしだ。

6月に入ると日中に旧江戸川などの河口エリアに行くことが多いです。デイゲームに変わる理由は、潮です

”水温が上がり水質が悪化するとシーバスは潮が動きやすく酸素の多い深場や堤防先端、沖堤、護岸際、消波ブロック際、磯場、水門回り、河川などの潮通しの良い場所に移動します。また河川では10cm前後の稚鮎、港湾部や河川、磯などではカタクチイワシがシーバスの格好のベイトフィッシュ。さらにボラやウグイ、サッパ、小アジ、イナッコ、ハゼ、ネンブツダイなどの小魚、カニやエビ、シャコなどの甲殻類、ヒイカなどの軟体動物など種類やパターンは実に多彩。動きの遅いものが中心だった春と異なり、ミノーやバイブなどの動きの鋭いルアー、速巻きルアーが効果的。夜光虫が出ている時はブラックピンクベリーのルアーが驚くほどに釣れます。”

秋から春にかけて夜間の干満差が大きい潮から日中に干満差が大きい昼潮に変わるから?

「そう、日中に良い感じで流れが出ます。ハクやイワシなどのベイトフィッシュが居れば、大潮後の中潮など良い潮回りを選ばなくても日中に釣れます

デイゲームで釣るには潮が動いていたほうが良い?

「皆さん、そう思って満潮から下げで釣り場に立って、下げ半ば頃に諦めて帰っていく方が多い。自分は干潮潮止まり2時間前に釣り場に行きます。旧江戸河口でいうと、ちょうどウェーディングの人が立ち込みはじめるくらいの潮位。勝負は干潮1時間前。オカッパリで沖に立ち込む人の後ろでも喰ってきます」

干潮間際が良い?

「タイドグラフどおりに潮が動くわけじゃないですから。干潮でもじんわり流れが出て、上げの流れがしっかり効き出すくらいまでチャンスはあります」

では、日中の河口域で使うルアーは?

バリッド70 15Gです。周りの釣り人は鉄板バイブを使っている人が多く、それにスレている魚が居る。バリッド70 15Gだけが釣れるということも良くあります。大潮などで流れが速く、ボトムをとれないときはウェイトのあるバリッド90も使います」

使い方は底をとってから?

「まず沖の船道まで投げて着底。船道のブレイクの下から上に、ナイトゲームくらいゆっくりと巻いてブレイクに付く魚を狙います。着底直後、ロッドを煽って跳ねさせると喰うことも多いです。ブレイクの上にくるとゴツゴツ底に当たり出すので、ロッドを立ててやや速めに巻いてシャローにいる魚に喰わせます。これが6月のデイゲームで魚を仕留めるための基本です」

基本があるということは応用も?

リフト&フォールや速巻きなど色々試しますが、詳細は次回に。7月も同じ釣りが有効ですからね。あと今回、解説中に魚と言っているシーバスだけじゃなく、クロダイも含みます。近年、東京湾でもクロダイが増えて、6月は同じ釣り方でクロダイも楽しめます」

6月の東京湾奥河川 推奨ルアー
バリッド70 15G
バリッド90

「バリッドは巻き心地が軽く、アクションはロールが入る。バタバタとウォブリングする鉄板バイブにスレた魚に有効です」。


6月のデイゲームの時合いは干潮2時間前から。「干潮でも流れがあればチャンスはあります。沖の船道まで飛ばしたいのでロッドは10ft超のMLクラス。リールはスピニングの4000番。ラインはPE1号。リーダーはフロロカーボン20~25lb。根掛りが心配だからとリーダーを太くすると、その重みでカキ瀬などの障害物にリーダーが先に当たってしまう。根掛かりの原因になるので注意しましょう」。

マイクロベイトパターン:3~6月
ボラの稚魚、稚鮎などの群れが河口や港湾で回遊する事。

ハクパターン:3~6月
ハクとはボラの稚魚が2cm前後まで成長し沿岸へと接岸してくる状態の事で、日本全国どこでも発生する。

イナッコパターン:5~8月
イナッコとはボラの稚魚が3~7cmまぜ成長した状態の事で、河口付近で鼻先を浮かべて泳いでいる。

イワシパターン:5~10月
春から秋にかけて漁港や河口などに接岸し、バチ抜けやイカパターンが終わる7月、8月が一番効果的。

サヨリパターン:9~12月
基本はナイトゲーム。夜になると浅場に15~30cmのサヨリが群れで集まり表層を回遊する。

アミパターン:12~6月
アミとは1cmにも満たないヨコエビやイサザアミなどのプランクトンの事。汽水域の河川や河口付近で多く発生する。

バチ抜けパターン:12~6月
バチとはゴカイやイソメの総称で、満月の大潮の夜に地中から抜け出し産卵のため水中をただよう。
東京湾
2~3月 河川のバチ抜け
4~5月 港湾部のバチ抜け

イカパターン:5~8月
春から夏のサーフや夜の漁港、常夜灯周りの20cm前後のアカイカやスルメイカを捕食するパターン。

イカナゴパターン:
サーフや河口などの砂地に生息している。夜は砂に潜り、日の出とともに砂から出てくる。全国どこでも。

エギング:春イカ5~7月、秋イカ9~11月
オカッパリエギングはアオリイカがメイン。アオリイカは1年でその生命を終える年魚(年魚)。春に岸から近い海藻帯に産卵・孵化、夏から秋にエサであるイワシやアジ、エビやカニを求めて沿岸部全域を回遊し100g以上に成長。冬に大型化し、また春の産卵シーズンを迎える。春は産卵をする大型イカが狙え、秋はその年に生まれた小型のイカが数釣れる。基本釣り方はシャクって待つだけ。シャクって誘い、フォールで抱かす。




























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