3年たったら

僕は4月から新生活を送るわけではなく、今までと似たような毎日を続ける予定だ。

生活の区切りとして4/1を特に意識していないままに4/1を迎えた。いつも通り過ごした日だった。

1月に引っ越して以降、自分のモノを捨てまくっていた。要らないものを抱えているとどこにも行けない気がするし、単に部屋の収納が少なくなったからだ。

多分、持ち物の半分くらいは手放した。
部屋はだいぶスッキリとしたし、過ごしやすくなった。

ただ、前のバンドのTシャツやら、会社員時代に使っていたスーツやら、学生時代の体育着やら、捨てるに捨てられないものがまだ残っていた。

今日は少しだけ時間があったので、残っていたそいつらを実家に送って保管してもらうことにした。

段ボールにそいつらを入れてるうちに、そいつらを使っていたときのことを思い出す。

コロナ真っ只中で入社したためにリモートワークでほとんど着ることがなかったスーツや、ライブで着すぎてヨレヨレになった好きなバンドのTシャツ、体育でスライディングしまくって膝に穴があいてもそれでも着心地がよくてパジャマとして着てた体育着、畳んでるうちにポロポロと思い出が転がっていった。

そこでハッと、今日が4/1だということに気付いた。

本当に偶然だけど、地元を出てから今日でちょうど3年経っていた。

最近は、自分も周りももっと変えていかなきゃいけないと強く感じていた。昔と同じことばっかりしてちゃダメだと思っていた。

そんな時に、自分の過去のモノと決別を告げていて、日付は上京してからちょうど3年目の4/1。

勝手に何か運命めいたものを感じた。

神様なんて信じていないけど、新しく進もうともがこうとしてる自分の背中を押してくれていると勝手に解釈した。

3年経てば大抵のことは変わってしまう。
次の3年後はどうなっているだろうか。
俺も周りも。