「怪盗クイーンはサーカスがお好き」を見てくれという話
・ひさびさに日記書く。
・今日の本題はタイトル通り。
※まだ観ていない方で一ミリもネタバレされたくない!という方は今すぐチケット取って最高になってきてください。懐かしい〜読んでたわ、という方も今すぐチケット取ってください。これらに当たらない方も観よう!!!!!
・ちょうど1週間前の2022年6月17日金曜日、「怪盗クイーンはサーカスがお好き」が公開された。
・初日に朝10時から映画館に赴いた。
・結論から言うとめちゃくちゃ泣いた。
・前提として、小中学生のころの自分は「小説といえばはやみねかおる」という認識だった。正直今もそうだけど。
・夢水清志郎で初めて「江戸時代パロ」を体験し、怪盗クイーンで厨二病に陥り、都会トムで関係性萌えを獲得した学生だった。
・読み始めて10年以上経つこの2022年に、ついに映画化!
・最高すぎる。
・以前PVが公開された時の興奮などについては書いた記憶があるので割愛するが、とにかく激震が走った(もちろんいい意味で)。本当に製作委員会の皆さんには頭が上がらない。
・自分の学生時代を彩ってくれて、オタクとしての素地を作ってくれて、そして今もなお続いている最高のシリーズ(読んでいない人類は今すぐ読もう!)。原作を年単位で買い続けているのははやみねかおる作品だけである。
・とにかく自分ははやみね先生に一番、きっと一生頭が上がらないし、はやみね先生の作る赤い夢の世界を心のどこかでずっと夢想して生きているような人間である。
・このようにはやみね作品にかなりのクソデカ感情を抱いてきたので、映画館に向かうため家を出る時からとにかくずっと緊張していた。
・「クイーンが映画に?」という今更すぎる疑問、「精神ぶっ壊れてグッズ片っ端から買い占めそうで怖い」という金欠ゆえの悩み、「もし狂った場合誰にも話せないのでとうとう終わってしまう」という人間関係希薄者ゆえの悩み、「人生に一度しかない初日なのにおしゃれできてない」というバイトを入れてしまったがゆえの後悔、なにより「映画がどうなっているのかわからない」という不安が脳内を支配していた。
・先行試写会には参加できなかったためレポをうっすら漁った際、歴戦のオタクの皆さんが「最高」と口を揃えておっしゃっていたのでたぶん大丈夫だろう、という安心もあったのだが、とはいえ自分がどう感じるかわからなかった。
・あの日ほど、上映前の予告を長く感じたことはない。はやみね先生が書き下ろした3種の入場特典も楽しみに赴いていたが、正直中身をすぐに確認できるほど心に余裕がなかった。
・緊張しっぱなしでハンカチを握る手が震えたし、涙腺がぶっ壊れたのかTANGの予告が流れたあたりですでにちょっと泣いた。アンパンマンの予告で「映画館デビュー応援でサンバイザーがもらえる!」と言っていたので、くれ!!!!!(クイーンが)映画館デビューだから!!!と思った。
・とにかく他のことに気をやっていないと耐えられそうになかった。一生始まらない?!と思ったし、いっそこのまま一生予告流していてくれ…とすら思った。
・映画が始まって、とあるシーンの後トルバドゥールと「原作 はやみねかおる・K2商会」のクレジットが映った。
・泣いた。
・とあるシーンの時点で懐かしすぎてもうかなり涙腺に来ていたが、トルバドゥールと「はやみねかおる・K2商会」の文字で本当に映画になったんだ…!と急に実感が湧いた。
・ジョーカーが動き、クイーンが動き、2人が会話し、RDも喋った。
・サーカスのみんなも、警察のみんなも、とにかくみんなが動いて喋って、スクリーンの中で生きていた。
(追記)これ、書いている途中に興奮で頭が痛くなったから一旦下書きに保存したんだった。これもだいぶ眠っていたのでこれを機に投稿。
怪盗クイーン、本当によかったので見てください。上映終了してしまったところもあるけど、また新しく開始するところもあるよ!