遺書。

何度、何度あなたがぼくだけにみせる笑顔に救われてきたのだろう。後ろを振り向くには眩しすぎてあの時の祈りの言葉さえもが溶けてしまう。あなたはぼくのことを恨んでいるのでしょう。嫌っているのでしょう。怒っているのでしょう。もう前のような関係には戻れないのでしょう。そう。すべては遅すぎたのです。垂れ流していた激情はふたりを破壊しました。耳鳴りが轟音に変わったとき世界は壊れはじめたのです。そんな(あなたがいない)世界になんてぼくには用がないから。
さようなら。
(そうしたらあなたはぼくを一生忘れない!) 

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はじめまして。こんな雰囲気文をこれから投稿していきたいと思っています◎よろしくお願いします。