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これから家事を覚えるなら(既婚・共働き編)

1.何のための記事?

 自分が生活していく中で思った”当たり前”を残しておくための記事です。自分の子供達に宛てる気持ちで書いているので、多分に私見が含まれます(読まれるかどうかは分かりませんが 笑)。

 読むときは一個人のメモとしてご覧ください。←違う意見も興味があります💡よかったらコメント下さい(。-人-。) 

2.心得←大事。

・家事は「やってあげる」ものではない

 共働きである以上(いや、共働きでなくても)、生活のベースを整えるのはそこで生活する人みんなにとって必要な行為です。

 どうしても家事を自分事にしたくない場合は、相手と事前によく話し合って明確に役割分担を明確にするとトラブルを防げます。

・教わる時は相手の状況を察する

 家事はそれをする人によって順序や癖やポイントがあります。これから配偶者に家事を教わる、という時には相手の状況を確認しましょう。

 相手の方は忙しそうではないですか?→相手の方が忙しそうな時ほど、「自分も家事しなきゃ💦」となりますが、忙しい時には教える手間にもイラっとすることがままあります。

相手が忙しそうなときは、説明を受けなくてもできることをしましょう。

 生活に必要な家事はあらかじめ自分で項目を把握しておいて、相手が心理的・時間的に余裕のある時に教えてもらうか、相手がやっていることをよく観察して身につけましょう。

 相手の方の時間に余裕がありそうな時に「これってこの場所でいいよね?」「これをする時の準備ってこれでいいよね?」と具体的に確認すると、相手の方も教えやすいです。

 メモも有効です。例えばあなたが食器洗いを手伝いたいと思った時、相手の方に聞かないと分からないことがあったらひとまずメモしておきましょう。「時間がある時に教えて」と渡しておくとスマートかもしれません。

・自分のやり方でやりたい時はお互いの意見を尊重すること

 家事をするようになると、自分がやりやすい方法を見つける場合もあるでしょう。でもお互いにしっくりくる方法は違うこともあります。もしも、もともとやっていた方法を変えたいのであれば、相手の方とよく話合いましょう。

 すでにやっている方法にも効率やメリットがあるかもしれません。そのことを相手の方からよく聞きましょう。

 人は自分が思いついた物事を”優れたもの”、”確かなもの”と考えがちです。でも、相手の方がやっている方法もその方にとってのベストだということを忘れずに。

 既存の方法に敬意を払うことは、社会生活でも大切なことです。


 ところで、変更したい方法が家事をする家族みんなにとって良いものかどうかは、難しい問題です。家族とはいえ、良し悪しの基準は異なることがあるからです。

特に話し合いでうまくいかない場合は、お互いが思う良し悪しの基準について確認しましょう。例えば以下のような基準が考えられます。

・効率

・仕上がりの美しさ

・配置の見栄え

・楽しさ

・継続性

・手抜きのしやすさ

など

さらに言うと、効率や見栄えの良し悪しの基準にも個人差があるので、家事について話し合うことはお互いをより良く知るための機会にもなるかもしれません。お互い、根気強く知り合いましょう。

3.既婚者になる前に。

 あなたは家事をしていますか?生活環境を整えることは、あなたを含めてそこで生活する人たちのことを知る機会になります。

 意識さえすれば、あなたは自分で家事をすることで、自分のこだわりのポイントや、感性、美意識、管理能力、マルチタスク技能の程度などを把握することができます。

 自分のことをよく知っておくと、お付き合いする人たちとの相性や、自分が譲れない点に気付くことができるかもしれません。それは社会生活をする上で役に立つことだと思います。

4.おわりに

 自分の生活環境を整えるのは結構労力を使います。

ただ、生きることは行動の連続です。労力を使うこと、行動することに慣れた人から豊かになっていきます。

外から与えられる豊かさには限界があります。

 言い換えれば、労力を使うこと、行動することは生きることそのものです。そういう意味では、世の中が便利になるほど、気を抜けば生きることを忘れがちになります。

 物凄く大袈裟な言い方だけど、家事は生きることのミニマムモデルと言えるかもしれません。

 自分のことを自分でできるようになったら、自分で自分を、大人になったと感じられると思います。

 自分で自分を「いいね」と思えるようになることを、願っています。

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