ネガティブの根っこ~道具としての「想像力」~
想像力を「道具」という側面で捉えると、それは破壊的にも創造的にも使うことができる。
破壊的というのは、ここでは物事の負の側面に焦点を当てて想像力を使うことを指している。
ネガティブになりやすい人の特徴の一つに、「想像力を知らず知らず破壊的に使用する癖」というのがある。
ちなみに、破壊的な使い方のメリットとしては、危険回避が上げられる。
まさに「石橋を叩いて渡る」時の使い方だ。
癖というのはその人の特性ともいえるし、アイデンティティの一部を担っている場合もある。
人の特性には必ず、それが有効に働く側面と不利に働く側面がある。
良い癖、悪い癖というものは存在しなくて、どの場面で発揮するかという選択が、人生を豊かに過ごすコツになる。
想像力を破壊的に使用する癖がある場合、その癖をなくすのではなく、危険回避の必要性に応じて想像力を使うか使わないかの選択をできるように訓練することが成長のポイントになる。
危険回避の必要性が低い時に敢えて想像力を使う必要はない。
さらに、想像力を何に使っているかを自覚できるようになると、必要に応じて創造的な使い方(物事のプラスの側面に焦点を当てて想像力をつかうこと)と破壊的な使い方の使い分けもしやすくなる。
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