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命をつなぐための秋。

太陽の高さが秋になってきて
風も秋色で

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虫の音を聞いて秋を実感し
八百屋の店先の栗を見て秋を食べたくなり
寝る時のちょっとすっとした気温に秋を想い
衣替えをいつにしようかと考える
何だか温かいお茶が飲みたくなったり
シチューが食べたくなったりして
ちょっと夏が残したスイカを買っても
何だかしっくりこなくて
この感じが秋だなと思う

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明日は、満月で中秋の名月だ

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明日の月は、きっととても綺麗だろうと思うのだけれど
昨日月が綺麗だったので今日はお団子を買った
小豆を煮て栗もゆがいた
今日の夜は、一人でベランダ月見をした。
今の部屋に引っ越しをした時とにかくこだわったのが東側の窓
昼間は仕事をするし夜帰るのも遅いので
せめて朝太陽を見たかった。
そして満月もできるだけ見たかった。

今日近くの公園を歩いていると
桜の葉が風に吹かれて木からハラハラとこぼれ落ち
存在感ある香りが鼻腔をくすぐった
足元を見ると銀杏が落ちていた

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秋とはそういうことだなと思った。
上を見上げると木には、まだたくさんの銀杏が実っている。
まるで地面に落ちる順番を待っているかのように。
実りとは、生きる最終形なのだ。
次に繋ぐために実る。

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少し寂しくなったりしたけれど
それは、実りが次に繋ぐための事で一旦終止符の用に感じるから
寂しさより物悲しさのほうが近いかな
少しづつこの物悲しさに慣れてきた頃には
ゆふがやってくる。

これから紅葉が始まる。
紅葉した葉は、ハラハラと地面に舞い降り
養分となり来年の新しい葉のためになる

命をつなぐための秋。

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