わかっていれば「悪癖」じゃない
僕はテコンドーという競技を大学からはじめて日本チャンピョンになったりもした時期があった。
テコンドーは足技がメインの競技である。
そんな中、異種格闘技のお誘いを受けた時、人生で1番ワクワクしていた。
結果は総合格闘技の選手に負けるわけであるが…
その試合の前には、寝技のジムに出稽古に行ったりもした。
はっきり言えば、異種格闘技はMMAつまり総合格闘技が1番強い技術体系である。
その時、自分は試合までの2ヶ月で中途半端なMMAファイターになるか、弱点のあるテコンドー選手としてやるかなやんでいた。
テコンドーは足技で、しかも上半身しか攻撃しない。それは現代MMAでは足を腰より上に上げるのはリスクでしかないのだ。
しかし、その悪癖を替えてしまうと良いところもなくなる。
わかっていればそれはもう悪癖じゃないだろうって割り切って試合をした。
繰り返すが、結果は惨敗である。
わかっていれば悪癖じゃない。受け入れる。これをもっとうに異種格闘技をやっている。
それが、一生武人であるということだと勝手に思っている。