賢者の最終兵器ロリ系AV
『年の離れた異性と恋愛ができるか。』という質問に対して、男性女性共に8割が『できる』と回答した(マイナビウーマン調べ)。『関係がうまくいく年の差はいくつか』という質問に対しては、男性から見た年下女性は『10歳差』、女性から見た年上男性も『10歳差』であった(マイナビウーマン調べ)。
今回はAVカテゴリーの中でも異彩を放つと吾輩が思っているロリ系AVについて語らせて頂くのである。しばしお付き合い頂きたく思う。
まずロリコンとは何なのかについて読者諸君と足並みを揃えたいのである。ロリコンとは、ロリータ・コンプレックスという和製英語の略称である。ロリータ・コンプレックスの語源はロシアの小説家ラウジーミル・ナボコフの小説『Lolita』に由来している。小説『Lolita』は中年男性が14歳の少女との禁断の恋をして破滅していく様子がつづられている。この14歳の少女の愛称がロリータという。ロリータファッションなどに使われている『ロリータ』とロリータコンプレックスの『ロリータ』は語源は同じであるが意味は大きく異なる。ロリータファッションなどに使用される『ロリータ』とは文化を意味する。つまりロリータファッションとは『ロリータ文化的な服装』という意味であり、そういったファッションを楽しむ人を総称してロリータと呼ぶ。対して、ロリータコンプレックスとは、『大人が少女に異性として惹かれること又はその傾向にある大人』という意味である。
社会一般的にロリコンはあまり良いイメージを持たれていないと吾輩思う。それは幼女達に危害を加える許されざる不届きもの達をロリコンという言葉で表現する機会が多いからかと思う。ただルールを無視して犯罪を犯す不届きもの達が悪いのであり、ロリコン自体が悪いわけではないのである。捉え方によっては、儚いものに対して魅力を覚える芸術的感覚を持っていると言えるのではなかろうか。
ロリコン系AVの内容に移る。ロリコン系AVの設定はいくつかあるが吾輩が拝聴してきた作品で圧倒的に多いのは兄と妹という設定である。妹と一言で言っても「血縁関係のある妹」「義理の妹」「彼女の妹」「幼馴染の妹的ポジション」などがある。二人の関係性も様々あるが多くは元々仲が良いという設定である。「風呂場に妹が突然入ってくる」であったり「寝ている間にベッドに妹がくる」が定番のシーンである。公爵殿達はもっと高度なレベルの関係性やシーンを好むのかもしれないが吾輩クラスではこのくらいの平和に見れる作品が見やすいのである。
さてロリコンと言われる殿方にとってロリコン系AVはどんな存在なのであろうか。ロリコンという性癖を持つ殿方は皆『賢者』と呼べるのではないかと吾輩思う。前述した通り、自分より儚くか弱い少女に魅力を覚える事を自覚した上でその感情を実社会で表現できない(してはいけない)ことを理解できている。愚直に自分自身の性癖に向き合い、共存しているのである。ただそんな賢者にも休息は必要である。
賢者にとってロリコン系AVは唯一無二の最終兵器なのではないだろうか。
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