大都会のパワースポット
原宿でお取引き先さんのプレス展にお邪魔して、このまま帰りのフライトまでラウンジで仕事をしようと原宿駅に向かっていたのだが、何故か少し時間あるから明治神宮でも行ってみようかなという気になってしまい、吸い込まれるように大鳥居をくぐっていた。
実は明治神宮にちゃんと行くのは初めてなのである。
ちょっと行って参拝すればいいかぐらいに気軽に考えてたけど、めっちゃ広い…
外国人も非常に多かったな。
本堂までの参道で引き返そうかと思ったけど折角きたからにはしっかり参拝しようと腹をくくり足早に本堂へ向かう。
鳥居の手前で清正の井戸の立て札を見つける。20年ぐらい前にパワースポットとしてメディアによく出てて、携帯の待受にすると運気があがるという場所。少し興味があったので寄ろうと思ったけど500円かかるのでスルー。
そのまままずは本堂へ。
建物といい樹の感じといい素晴らしい。
都会のど真ん中にこんな場所があるのかと感動した。
家族の健康をお祈りし、帰ろうかと本堂を後にしたがやっぱり井戸が気になる。
そんなに頻繁に来れるところではないから井戸も見に行こうと500円を握りしめて清正の井戸へ向かった。
行く手前の菖蒲園。
手入れが綺麗にされており、これを見るだけでも十分価値がある。
そしてついに清正の井戸へ。
噂通りの綺麗な湧き水。
東京にこんなとこあんの?と思わせるぐらいの自然。
昔ほどパワースポットとして騒がれていないけど自分には騒がれている以上の価値のある場所(井戸)に感じた。
スルーせず思い直してよかった…。
いっ時のブームみたいなものから月日が経ち、それでもまだまだ訪れる人は多いのかも知れないけど、日本の自然美みたいなものを感じられる素晴らしいエリアだった。
日本人として誇らしくなれる場所かな。
外苑の樹木もそうだけど、都会にこういった自然を残していくことはこれからの世代の使命だよなぁと改めて思わされた。
半ばノリで訪れた場所は、いろんなことを考えさせてくれたある意味パワースポットであった。