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おもてなしとホスピタリティ
企業に勤めていると、おもてなしをする機会がある。
接待という言い方もあるが、接待だと何となく「銀座や北新地で寿司食べてお酒飲める場所行って」みたいなことを想像してしまうけど、おもてなしとなるとまた様相が変わる。
私は今いる会社の社長から、もてなす時のマインドを教わり、それが仕事でかなり役立っているので少しその学びを載せておきたいと思う。
❶嗜好を知る
これは兎にも角にもまずベースとなる。
この基本が大前提。
❷おもてなしを何故するのか目的を抑える
両者が何故その機会が必要なのか、目的がハッキリすれば今後の動きに合わせたおもてなしができる。
❸共有体験を作る
いわゆるチームビルディングに近いものをこの時間の中に入れていく。
例えば何かを一緒に作る、同じプレゼンを聞く、話す。同じ行動を取る。
食事もその一つだが共有体験になるようなインパクトが必要。
❹感動を与える
その先にある感動体験がもてなされた方の感動を産み、より信頼関係が深くなる。
例えば一緒に山登りをした時の雄大な自然の景色や、登山で疲れた時に食べるうどんの沁み渡る幸福感。
キャンプで食べるカレーが美味いという錯覚も感動体験に入るだろう。
相手が今まで経験してこなかった体験を一緒にすること、そしてその時間を一緒に共有できた時に次の仕事のフェーズが変わっていることが過去何回もあった。
これが私が教わったおもてなしの極意である。
そして、もう一つ❺として私が教わった社長の学びとプラスして大事にしていることがある。
それは「一緒になって自分も楽しむ」こと。
少し教える立場であったとしてもクールに立ち振る舞うのではなく一緒になって楽しむ。そうすると周りの方々もその楽しさが伝播して興味がなくてもついて行こうとする。
そこを逃さずにトレースしてあげると、いい時間になりやすい。
ただお金を沢山使って接待することが世の常ならそれではその相手様もよく経験されているから差別化にはならない。
少し角度を変えたおもてなしがホスピタリティへと受け手が捉えたとしたらそれはほぼ成功と言えるのではないか。
時間的な制約やお金が掛けられないなどもあるかもしれないが、本当に感動してもらえたかどうかを指標にしてもてなしてみるとアプローチや今までのやり方も少し変わっていくかもしれない。
サラリーマンは接待も仕事なのだから…
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