【自分】その3【アロマンティック・アセクシュアルであること】
アロマンティック
アセクシュアル
これは私を構成している大切な要素。
病気じゃないし、治るものではないし、自分で選んで決めたものでもない。
漠然と自分の在り方に悩んで、たくさん不安になって、たくさん迷って、たくさん傷ついて、やっと辿り着いて、自分を表現する言葉を見つけて、時間をかけて自分を理解して、やっと自分を受け入れることができた。
シンプルに言うと、誰に対しても恋愛の好きって気持ちを抱かないし、性愛の気持ちも抱かないってこと。
恋心というものは一度も抱いたことはない。
幼い頃はみんな無理をして「○○くんが好き」とか「○○ちゃんかわいい」とか言っているんだと勘違いしていた。
だから自分も、無理をして好きな人を作らないといけないんだと思っていた。
この思い込みには私の家庭環境、特に母の考え方や在り方が強く影響しているんじゃないかなと考えている。
大人になったら恋愛感情が生まれるかもしれないと思っていた時期もあるし、誰かに「好き」と言われたら私にも恋愛の「好き」生まれるかもしれないと思っていた時期もある。
20代前半まで、愛されることは素晴らしい事で、愛してくれるなら、それに応えないといけないものだと思い込もうとして苦しんでいた。
ポリアモリーの母からアロマンティック・アセクシュアルの子が生まれるなんて、人間は不思議だね…。
私は生まれた時からアロマンティック・アセクシュアルだったと思っている。
遺伝的な…医学的なあれこれとかではなく、昔話みたいな感じで例えるなら、お腹の中にいるときに私が持って生まれるはずだった恋愛と性愛の感情は、母が綺麗さっぱり吸い取っちゃったんだと思ってる。
それが一番しっくりくる。笑
いわゆるフツーの恋愛をしてみようと頑張ったり、自分はフツーの人だと偽ろうとして、たくさんの黒歴史…じゃなくて、つらい経験もしてきたけど、詳しい話はまた今度。