福岡の現役生活支援員と一緒に考える「発達障がい」を知る
こんにちは！
久しぶり？のnote更新です！
今回もバカ真面目に書かせて頂きます！！笑
以前「知的障がいとは？」と記事を書かせて頂きました。
こちら ↓
https://note.com/06200222yasu/n/n90452dc590f8
「身体障がいは見えるだけではない。」
こちら ↓
https://note.com/06200222yasu/n/n6e475e9086bb
今回は「発達障がい」にＰｉｃｋｕｐして書かせて頂きたいと思います。
知的障がいと発達障がいの違いって？
まず、それぞれの大まかな説明をしたいと思います。
・知的障がい → 生活に必要な力(読み書きや言葉の理解、衣食住の適応行動etc)の全体的な知能の遅れがある場合が多く、IQが７０以下で18才未満で症状が表れる事が多い。
・発達障がい → 限定的な脳機能の発達の遅れによる障害。得意、不得意の特性とその症状は人それぞれ。
例：コミュニケーションが困難、活動に集中できない、読んだり説明されても内容が理解する事が困難など。
知的障がいと発達障がいは、「別の小さなグループの総称」です。その大枠には「精神障がい」というものがあります。つまり、広い意味の精神障がいの中に、「知的障がい」というグループと、「発達障がい」というグループがあるという事です。
例えるとスポーツ！⚾⚽
野球やサッカーといった球技と、陸上やマラソンといった陸上という別のグループがあったとします。でもその大枠は「スポーツ」ですよね。障がいもそれと同じイメージです。
大枠の「精神障害がい」の中に「知的障がい」と「発達障がい」がある。
そして、スポーツをする人の中には、「野球もしてるけどマラソンもしてる。」と併用してる人もいれば、「サッカーだけ」「陸上だけ」と人それぞれです。
障がいも、「知的障がいもあるし、発達障がいもある」「知的障がいのみ」「発達障がいのみ」と症状も十人十色で、要は分類の仕方に過ぎないとも言えるかと思います。
図にするとこんな感じで、「それぞれのグループがあるけど、隣り合わせで交わることもある」という事です。
発達障がいの分類
その発達障がいはさらに３つの分類に分けられます。野球でいうと硬式野球と軟式野球みたいなイメージです⚾
・自閉症スペクトラム障がい(ASD)
・ コミュニケーションや感情を共有するのが苦手
例：表情や話しぶり、視線などから相手の気持ちをくみ取ることができない
孤立する、受け身過ぎる、一方的過ぎるなど、双方向の対人関係がうまくとれないなど。
・ 一つの事に興味、関心があり、強いこだわりがある。
例：物を同じ方向に同じ感覚で揃えないと落ち着かず、止められると不安定になるなど。
・ 感覚刺激にとても敏感、又は鈍感。
例：子供の声や高い音を聞くと情緒が不安定になる。
怪我をしたのに痛がらないなど。
・注意欠陥多動性障害(AD／HD)
ADHDは主に不注意、多動性、衝動性の特性が現れる発達障害です。
代表的な例として、
・活動に集中できない。
・物を無くしやすい。
・じっとしてられない。
・待つ事が苦手。
・時間の管理が苦手。
・片付けができない。
など、症状も人それぞれ。又、似た症状でもADHDとは限らない為、専門家によるしっかりとした観察や評価が重要になってきます。
学習障害(LD)
学習障がいは、全体的な知能の遅れは無いですが読む、書く、計算するなど一部のスキルの習得と使用が困難な症状を言います。それぞれの症状に合わせて大きく３つに分類されます。
・読字障がい(ディスレクシア)
読字障がいは、「字を読むことに困難がある障害」の通称です。文字の読み方・形を認識することが難しいことが特性にあげられます。
・書字表出障がい(ディスグラフィア)
書字表出障がいは、「字を書くことに困難がある障害」の通称です。文字の形が認識しづらく、視覚から得る情報処理の難しさが特性にあげられます。
・算数障がい(ディスカリキュリア)
算数障がいとは、「算数・計算、その場にないものを推論することが困難な障害」の通称です。特性として、順番に数えることはできても数を概念として捉えることが苦手です。
まとめ
大まかではありますが、発達障がいの解説をさせて頂きました。
僕は障がいは個性だと思っています。有名人でもこの個性を強みにして活躍されている方たちがたくさんいます。
僕も現在障がい分野で仕事をしています。発達障がいのある利用者さんともたくさん関わります。
絵を描く事が得意な人もいれば、記憶力がずば抜けている方などもいます。その人にしかない強みや個性を伸ばしていけるよう、僕も頑張っていきたいと思います。
長々と読んで頂き、ありがとうございました！
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