トライチーフス

トライチーフス(TRY CHIEFS)はネット上で活躍しているお笑いコンビ。現在はフリーで活動をしている

メンバー

破廉千乃(はれんちの)

ボケ担当。

尊敬する芸人は田上よしえ

漫才での一人称は僕。テキストの為、よく男性に間違われることが多々ある

漫才のネタは全て彼女が作っている。時事ネタを使うこともあってか、最近は新聞やグノシーばかり観ている

Mr.Childrenの大ファン。漫才のボケではミスチルの歌詞を引用していたりする。特にinnocent worldがお気に入り

芸人を活動休止してる間にローカルアイドルをやっていた時期がある。所属していたグループは既に解散している

井戸川英樹(いどがわひでき)

ツッコミ担当

尊敬する芸人は上田晋也、柴田英嗣を挙げている

学生時代は不良で喧嘩ばかりしていた為、破廉が声をかけるまでは他の生徒はおろか教師も怖くて近づけなかった

漫才では、破廉の暴走するボケに言葉巧みなツッコミと武力で対抗している。この辺りは「アンタッチャブルの影響が強い」と語っている

筋肉少女帯を好んで聴いていたこともあり、顔にはキズのメイクを施している。

免許証に要眼鏡と書かれるほど視力が悪い。普段は眼鏡をかけているが、舞台に立っている時はあえて何もつけずに挑んでいる。本人曰く「何も見えないで挑んだ方が、客を意識せずに漫才に挑めるから」

だが、立ち位置を間違えたり、暗転になるとまともに歩けなくなってしまうなど支障をきたす事もあり、最近は渋々コンタクトレンズを着用している。井戸川は「そこまでして視力が良くはなりたくなかった」と語っている

経歴

2007年に破廉が、高校の同級生だった井戸川英樹を誘い結成。インターネット上での精力的な活動を経て

2009年ボキャブラ恵国で長文企画デビュー。この企画に出演後、コンビ名をトライチーフスにする。

多方面の長文企画に出演するが、2010年に活動拠点をメビウスリング一本に絞る。同年、構成作家のこしあん二郎と共に有限会社オフィスなぎさを設立。

同年、メビウスリングの賞レースで優勝。自身の冠番組トライチーフスの一生懸命やっとんねんを開始する

今後の活動が大きく期待されるも2012年に活動休止。所属事務所は2019年に消滅する。

2019年11月23日、新庄剛志の日本球界復帰宣言に感化されて再結成。現在はnechossを中心にフリーで活動中

コンビ名の由来

カンザスシティチーフスのように、全てに対して真正面から立ち向かうアグレッシブなコンビを目指すという意味が込められている。

しかしこれは後付けの設定であり実際には The Rambo Idogawa Chino Haren Is Revenge of Forty Seben のそれぞれのイニシャルを取って命名されたもの。47回とは彼らが参加したボキャブラ恵国の収録回のことを指す。初登場で当時の審査員に酷評されまくった事に対しての不満と戒めの気持ちを込めて命名した。この時の様子をkogoekan96はエッセイにて「審査員の言ってる事が全部凶器に見えた」と語っている。

余談だが、日本中がラグビーの世界大会に注目している中で再結成をしたこともあり、時代の流行に乗ろうと考えて再び改名を試みた。文字のスペルや命名の理由などもラグビーに寄せたのだが、モデルにしたカンザスシティチーフスがアメフトのチームである事にしばらく誰も気づいていなかった。

モデル

男女コンビにしたのは、当時活躍していたお笑いコンビke-yuに対抗するため。

トライチーフスの前はSHAMO&CHABOというコンビ名で活動していた。破廉はSHAMO、井戸川はCHABOと名乗っていた。命名の由来は、当時の事務所の社長がニワトリが大好きだったから

破廉千乃の芸名の由来は、当時所属していた事務所の社長がヴァレンティノの財布を買ったことからヒントを得た(単にブランド名をもじっただけ)。RCサクセションの元ギタリストの破廉ケンチから取ったり、彼女の私服の露出度の多さがハレンチ極まりなかったと諸説はある。本人は死ぬほど嫌がっていたのだが、すっかり馴染んでしまい現在に至る。

破廉の左目の下にある泣きぼくろは椎名林檎をイメージしている。椎名林檎をモデルにしたと思われがちだが、当初はフラワーズ・オブ・ロマンス(PILのアルバム)のジャケ写の女の子(ジャネット・リー)が可愛かったから、あれに近いものを描いたら、ああなったらしい。

井戸川は井戸川ランボー名義で活動をしていた。芸名の由来は、怪人二十面相の作者である江戸川乱歩からとったのと、当時の彼の顔がシルベスタ・スタローンに似ていた為。本人は言葉の響きが良かったので、しばらくは使っていたのだが、だんだん面倒くさくなってきた為、現在は本名を名乗っている。

彼のつけているナットを模したピアスは、遊戯王5D‘sのクロウホーガンからヒントを得た。顔のキズは筋肉少女帯のヴォーカル大槻ケンヂからヒントを得た。全体のモデルはセックス・ピストルズのジョニーロットン

エピソード

ボキャブラ恵国でデビューした際に審査員にネタを酷評された事は二人にとっては大きなトラウマになっている。破廉はショックのあまり収録現場に顔を出さずに数日間失踪した

トライチーフス活動休止後は井戸川はピンで活動をしていたが、全然ウケない事を知って秒で辞めた

デビュー当初はコントばかりやっていたが、3年目から漫才にシフトチェンジした。破廉曰く「ボキャブラ企画で活躍している人達に敵わなかったので、漫才に切り替えた」との事

短文オンエアバトルでおよそ6年ぶりに長文企画へ復帰するも、最下位に沈む。この時、次点のれんじゃーとはボール2.3個という僅差での敗退となった。この時の様子を彼らのプロデューサーであるkogoekan96はTwitterで「悔しい一戦となりました。我々の漫才もまだまだ粗いなと改めて思い知らされた気がします」と振り返っている