見出し画像

トライアル就業をやってみて感じたこと

トライアル就業という制度をご存知でしょうか。
東京都しごと財団でが実施している、これまで非正規で働いている期間が長かった人を社員として積極的に採用しようという制度です。
https://www.tokyoshigoto.jp/sougou/koyo_sousyutu/

東京都雇用創出安定化支援事業の一環で、パソナとイデコが都から委託を受けて、どちらかに登録し、お仕事を紹介してもらいます。
2022年現在は、最大40日(2ヶ月前後)派遣で働き、社員になるか不採用かが決まります。(雇用者の希望も聞きます)

この制度の良し悪しは人それぞれかと思いますが、私はあまり向かないと感じました。
まず、非正規が長いという点、企業に助成金が出ている等で、ペナルティを背負わされている感じがしました。

また、私が勤務した企業では、支給されたパソコンのメーラーに、私の前にトライアル雇用で就業していた人のメールが残っており、きっちり2ヶ月で終了になっていた形跡を見てしまい、複雑な気持ちになりました。

そして何より、派遣会社の対応が雑に感じました。
通常、派遣社員には、契約が終了する1ヶ月前には、通知をします。でないと次の仕事を探す時間もないですから。
でも、トライアル雇用にはそれがありません。1ヶ月ごとの契約でしたが、2ヶ月目の契約終了2週間前を切っても何の話もないので、派遣担当者に問い合わせたところ、そっちで話し合ってくださいという感じでした。その後企業に、伝えてもらい、企業側から不採用の話をされました。

こちらから話がなかったら、ギリギリまで話をしないつもりだったのでしょうか。
その辺の決まりなども特になく、曖昧なようです。
派遣会社が委託でやっているからでしょうか、対応が杜撰な印象を受けました。

雇われる側は、突然終了されたら、無職の期間が当然できますし、離職票の発行には2週間くらいかかるので、会社都合だとしても、失業手当の支給が先延ばしされます。

都が実施しているのであれば、この辺のルールも明確にしていただきたいです。

いいなと思ったら応援しよう!