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日記:20250213「愛情と体液」

 どきどきしている。なぜなら明日はバレンタインデーだからだ。チョコは何個もらえるだろうか。まさかゼロなんてありえないだろう。そんなことありえてはならない。ぼくはこうみえて《思想・哲学・文学・芸術の会》の会長だし、骨丸教の教祖でもあるし、作家でもある。チョコがひとつも貰えないなんてありえない。愛情のこもった手作りのチョコが100万個くらいおくられてこないとこまる。

 手作りチョコといえば「体液を混ぜる」という怖いはなしもきかなくはない。実際にそういうことをした女性もいるらしい。まあでもこの際、毒が混ぜられていないならヨシとしよう。体液くらいなんだ。それだけ愛情が深いということだろう。かえって嬉しいくらいだ。だれからもチョコを貰えないよりはましだ。とはいえ血液は嫌だな。血液以外の体液なら許容できる。

 真面目なはなしをちょっとすると、恋愛感情としての愛情にはもともときもちわるいところがある。単なる優しさではないし純粋な利他的精神でもない。それは《体液の混ぜられたチョコ》のようなところがある。というかそもそも恋愛というのはきもちわるいものだ。キスにしてもセックスにしても、よくかんがえなくとも、かなりきもちわるい行為といえる。どちらも非常に体液的な接触である。

 とりあえず寝よう。朝起きたら枕元にチョコがおいてあることを期待しよう。というわけで手作りチョコ募集中。おやすみ。

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