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夏の思い出

先日、沖縄県が梅雨入りし、関東では一部気温30度となり、今年も夏の入り口にたっていることを実感している今日この頃…

皆さんの夏の思い出はどのようなものだったでしょうか?ー甘酸っぱい、汗臭い、暑いなどなどー

まだ少し早いですが、当時まだ高校生の青春を謳歌していた自分を思い出しながら本日の投稿としたいと思います。

あれは、空と水面が一体となりそうな真夏の暑い日でした。

私は当時、男子校の高校2年生でまだ彼女の一人もできたことがありませんでした。

時は数週間戻って、ある日の放課後何気なくいつもつるんでいたメンバーと話していると、

「近隣の女子校の子たちとプールいこうぜ!」

という当時にしては目から鱗な誘いを受けました。さらに私は水泳部まさに水を得た魚…笑

これにのらない手はないと即OK🙆‍♂️

まさかこれがあんな経験をする事になるとは彼はまだ知りませんでした。

そして、3対3で屋外のレジャープールにいく当日

彼は、今までの水泳の大会への準備とは比にならないくらいの準備をしました。

・筋トレを中心としたダイエット

・足等無駄毛の除去(←実際抵抗を減らすために大会前日とかにもやります)

・散髪、洋服の新規購入

などなど、ありとあらゆる知識を絞り出して臨みました。

待ち合わせは、プールの入り口。そこには、背の高めのすらっとしたAさん、肌が白くてナイスバディのBさん、ノリの良いCさんが既に待っており心臓が今にも破裂しそうでした。

そして、6人で遊びながら流れるプールやらスライダーやらで遊んでいました。

が、なんせ夏のプール、人が多いのなんの完全に水はお湯、パーソナルスペースなしの大衆浴場みたいになってました。

これじゃぁ水泳部の意地を見せられない!

と焦った彼はなにを思ったか、人がいなくなったスペースをすかさず見つけて、領地確保のため飛び込みました。

それはまるで、水族館のイルカがフープをくぐるように!イメージでは…

現実は残酷なもので、若干手前から飛んだのかもしくは筋力が足らなかったのか、飛距離が足りず、プールサイドに爪先をぶつけて、ただ転んだように見えたそうです。

完全空回り…笑

遊ぶ時間も終わり、着替えに帰ろうとするとBさんが彼の足から血が出ている事に気がつきました。そう、先ほど飛び込んだ結果怪我までするという赤っ恥…

男は爆笑し女の子たちも笑っていましたが、Bさんだけが彼に「はい、これ。」とカットバンを渡したのです。

女の子に不慣れだった彼は一瞬でfall in love 

それまで生きてきたなかで最大限の勇気を振り絞り、メアドを交換しました。ここまでは順調笑

そして、帰ってワクワクしながら、

ー今日はありがとう!とても楽しかった!よかったらまた遊ぼうね😊

という定型文のようなメールを送り、返事が来るのを今か今かとガラケーを見ながら待っていると着信が!

ーこちらこそありがとう!また遊ぼうね!

内心、鼻血どひゃーーな彼。しかしそこは抑えつつ冷静なふりをしていく通かメールをやり取りし、ついに2人で遊ぶ事に!

これはいける!確信した彼はまたもや前回以上の準備をして臨み、さらにはちょっと綺麗な夜景がみえるとこにいって告白したのです。

ーお、俺と付き合ってください!

ー…沈黙

ー…?

ーごめんなさい🙇‍♀️

ーえ、あ、お、そそそうだよね笑

こうして彼は夜景の見えるタワーの上で爆死したのでした。

こんな思い出もあったなぁと思い出してなんだかちょっと切なくなったり、いい経験だったと思ったり、しています。

皆さんはどんなことを思い出すでしょうか?

本日もご覧いただきありがとうございました😊

p.s

振られた理由について後日(数年後)聞くと、まだ二回しか遊んでないところで早すぎて決められなかったそうです。人生「急がば回れ」の初体験でした。

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