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Amaizig Talkerで詐欺にあった話
こんにちは
Jessicaです
今日は
以前オンライン日本語講師として
詐欺にあった体験談を
シェアしていこうと思います
実はあまり思い出したくない
ちょっと情けない苦々しい経験ですが
自戒の意味も込めて
そして
私のような被害者が増えないように
実際に起きたことをそのまま
お話していこうと思います
本題に入る前に
今朝生徒さんと
フリートークのレッスンの話を
ちょろっと
レッスンで以前ご紹介した本の内容を
シェアしたところ
学生さんからも
台湾で大人気の時代劇
甄嬛传(宮廷の諍い女)の話を聞き
日本と中国の宮廷の違いについて
大いに盛り上がりました
最後に学生さんから
「先生の授業は
今日みたいな日本と台湾中国の違いを
レッスンでディスカッションできるから
それを楽しみに毎回授業を受けている」
といってもらいました
前回の記事でもご紹介したように
「比較の質問」はとても会話が盛り上がるので
是非皆さんもフリートークや
アイスブレイクの雑談で取り入れてみてください
さて
本題です
今日は私が使用している
Amaizig Talkerで
詐欺にあった話をしようと思います
最初に断りを入れますと
Amaizig Talkerのプラットフォーム自体は
ちゃんとした会社のサービスですので
普通に利用する分には全く問題ありません
私があった詐欺というのは
Amaizig Talkerを利用して
生徒になりすまして
そこからお金を騙された
というものになります
講師になりたての方や
これからオンライン日本語講師を
目指される方に向けて
注意喚起という意味で
実際どのような手順で騙されたか
どれくらいの金額騙されたか
をシェアしようと思います
海外在住のアカウントNancy
という女性からの連絡
ある日
いつものように
マッチングシステムから
マッチングの通知が来たので
すぐさまその学生Nancyに
リアクションメッセージを送りました
するとその女性から
すぐに以下のようなメッセージが返ってきました
I need a tutor to rewrite a book can you do it?
(本の書き直しをお願いしたいのですが、できますか?)
【注意喚起その1】
学生さんから英語で
「チューターを探している」
「翻訳者を探している」
という文言のメッセージがある場合
これは99.99999%詐欺だと覚えておきましょう
彼らは詐欺グループで
このNancy以外にも
たくさんの偽名アカウントを使って
講師に翻訳などの仕事を持ち掛けて
騙そうとします
なので外国人アカウントで
「チューターを探している」
「翻訳者を探している」
この文言が送られてきたら
即ブロックしましょう
ちゃんと
怪しいアカウントをブロックできる
用心深い方は問題ありません
ここから先は
私の失敗談として
おもしろおかしく
読んでもらえたらと思います
普通に考えれば怪しいのですが
当時私は学生さんからメールや
ちょっとした文章の翻訳を
お願いされていたので
今回も似たような感じなのかな?と
ついついどのような内容の物なのか
メッセージを返してしまったのです
すると彼女から
It’s a story book in PDF that needs to be translated from English to Japanese
(英語から日本語に翻訳する必要があるPDFのストーリーブックだ)
と送られてきたので
「ではそのPDFを私に送って欲しい」
と伝えたところ
「プロジェクトディレクターから
直接メールで送ってもいいか」
と言われたので
OKと答え
その人からの連絡を待つことにしました
【注意喚起その2】
「担当者が別にいるから
その人を通じて連絡させてもらう」
というように
担当者が都度都度変わる
というのも
彼らの手口だということを
後々気づきました
最初は
生徒を名乗るNancy
それからディレクターを名乗るAllex
その後翻訳の仕事を終えると
スーパーバイザーを名乗るGeorgewillams
という人物に繋げると言われ
Georgewillamsとコンタクトが取れた後もなお
経理担当の別の人間に繋げる
と言われたらいまわしにされました
海外との仕事経験が全くなかったため
(そういうものなのか?)
と若干疑問を持ちながらも
そのまま言われる通り順々に担当者を変えて
やり取りをしていたのですが
後々思えばこれもなんだか
おかしい気がします
担当者をたらいまわしすることで
責任の所在をうやむやにして
被害者が泣き寝入りするような
しくみなんじゃないかと
気づいたときには
後の祭りでした(とほほ)
プロジェクトディレクターを名乗る
Allexから送られてきたのは
会社のHPと翻訳する資料
HPが存在していて
ざっと目を通して
一応翻訳会社のものであることが確認できて
信用してしまったのです
(先ほどメールを遡って
HPのURLを探してみたのですが
なぜか消えていました(なぜ?!)
HPは偽物にもかかわらず
まぁまぁクオリティ高いものでした)
納期は4日
英語の資料を日本語に翻訳して欲しい
報酬は3125ドルを支払う
と言われ
(4日で40万近く手に入る!?)
と浅はかな私は
お金欲しさに
まんまと相手の罠にハマり
この案件を引き受けることを
承諾してしまったのです
大量の資料の翻訳を終えると
Allexからスーパーバイザーの
Georgewillamsに連絡を取るように
言われます
ここで彼から
WhatsAppを通して連絡して欲しい
と指示がありました
「WhatsAppは無い」
と伝えると
「Telegramはあるか?」
と聞かれ
「Telegramなら持っている」
と伝えたところ
「じゃあTelegramで直接連絡を
とってくれ」
と言われました
【注意喚起その3】
Telegramなどの会話アプリへの
誘導は注意
後から知ったことなのですが
近年ではTelegramは
詐欺集団の温床となっているそうです
というのも
このアプリは
履歴を完全に消すことができるので
組織犯罪などの調査で
犯人の洗い出しをすることができないそうです
もしこの知識さえあれば
この後の大惨事を防げたのかもしれません
とはいえ
プラットフォームの
外部でやり取りすること自体が
リスクを伴うものだと
今は痛感しています。。。
詐欺手口は振り込み詐欺
スーパーバイザーと連絡が取れると
今度は入金するから
口座番号を教えて欲しい
と言われます
(もう少しで大金が手に入る!!)
という期待感から
何の疑いもなく自分の口座番号を教え
向こうからの連絡を待つことに
すると
海外入金に費用がかかる為
一度指定する口座に
手数料130ドルを支払って欲しい
支払った手数料は入金額と合わせて後で
払い戻しする
といってきたのです
冷静に考えれば
なぜこちらが
手数料を支払わなければいけないのか
訳が分かりません
しかし4日もかけて
なんとか完成させた成果物の
報酬を受け取れない方が困る
支払えば報酬が受け取れる
130ドルは当時のレートだと
2万円くらい
これさえ支払えば
40万手に入る
しかもこの130ドルも後で
報酬と合わせて支払ってくれるし。。。
しかし
まだまだわずかな理性を保っていた私は
本当に返金してくれるのか??
と不安になり
メールでやりとりしていた
ディレクターのAllexに
「入金を指示されているが
入金後本当に返金はしてくれるのか?」
と確認をしました
すると
Allexからは
「大丈夫だ、私たちを信じて欲しい
手数料分の料金は必ず返金する」
と返信がきました
そもそも
彼らは詐欺グループなので
そりゃ誰に確認しても
「大丈夫」
としか言わないのに
その時の私はすっかり彼の言葉を信用して
paypalで指定された宛先に
130ドル入金してしまったのです。。。
![](https://assets.st-note.com/img/1731130037-Jm1UMCgqG8e4NYzW2sboh5rd.png?width=1200)
ようやく詐欺ということに気づく
入金後スーパーバイザーから連絡があり
今度は経理の別の人から
この後のプロセスを説明するので
そこに繋げる
といわれました
その後
経理担当からある資料が送られてきました
それは
ざっくり言うと
報酬を受け取るには
この会社のメンバーにならなければいけなく
メンバーになるには
IDを発行する必要がある
そして
IDの発行には追加で
数万かかる
(腹が立ちすぎて証拠のやり取りを消してしまったので具体的な金額が分かりませんがまぁまぁしたと思います)
というものでした
この連絡を受けて
ようやく目が覚めました
【これは詐欺だ!!!!!!!!!】(おそい)
怒り奮闘の私は
スーパーバイザーとディレクターに
話がおかしい
と抗議のメッセージを送りましたが
どちらからも
大丈夫だ、私たちを信用して欲しい
言われた通りIDの登録費を支払えば
報酬が支払われる
の一点張り
信用できるかーい!!!!!(怒)
結局彼らに抗議しても埒が明かないので
どうにかして
入金した130ドル取り返せないかと思い
paypalに事情を説明
なんとかして払い戻しができないか
問い合わせましたが
どうにもならない
ということで
払い戻しをしてもらうことは
残念ながらできませんでした
おわりに
幸い入金した金額は
そこまで多額ではなかったので
勉強代だったと思うしかありませんでした
労力をかけてした仕事の報酬を受け取れない
だけでなく
さらに相手に130ドルも支払う
という
なんとも間抜けで情けない話ですが
今となっては笑い話です
ただ、今でも
ちょくちょく外国人アカウントから
同じような手口で
翻訳のチューターをやらないかという
連絡が来ます
既に一度痛い目にあっているので
そういうアカウントは
即ブロックしていますが
新しい先生たちで情報を知らない人が
ターゲットにされて騙されてしまわないよう
願うばかりです
今回の話は以上です
なにか参考になったらうれしいです
では
また