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[日記]もしかしたら、自分に恋焦がれているのかもしれない

2024.12.17

マーラータンが食べたい。
最近、その事ばかり考えている。

SNSでよく見かけるので、存在は前から知っていた。
たまたま観たYouTuberの可愛い女の子がマーラータンを食べていて、「ふーん、なんか美味しそうじゃん。え、こんな見た目の渋い料理がJKの間で流行ってんの?ふーん」と流行りに乗せられるのがちょっと癪なめんどくさい奴の感想を抱き、
勝手に、"隣のクラスの気になるアイツ"のような関係値を保っていた。

その関係値が崩れ、こんなにマーラータンに恋焦がれるようになったのは突然である。
いや、これはもう運命と言っていいのかもしれない。

なんと、私がチャンネル登録している好きなYouTuberが2人、同じ日に、ほぼ同じ時刻に、マーラータンを食べる動画を出したのだ。
、、、え?それだけ?って思うかもしれない。
しかし、恋は盲目。恋する乙女にはどんな些細なことだって運命を感じちゃうきっかけになる。

え、アイツのことこの道で見かけるの三回目だ、、、もしかしてこれって運命、、?(たまたま家が近いだけ)

え、アイツも髪型変えたんだ、、私もちょうど昨日イメチェンしたんだよね、、、もしかしてこれって運命、、?(他にもイメチェンした人、5、6人いる)


そんな感じで、マーラータンに運命的な出会いを感じた私は、今度妹と一緒に食べに行く約束を交わした。

この場合、妹は、恋のサポートをしてくれるが、のちに良き恋敵となる親友役である。

妹「なるほどね〜、マーラータン、私も気になってたけど、そもそもどんな奴なのよ」
私「、、、」

こんなに恋焦がれているのに知らないのである。

見た目は、辛い鍋っぽい。そこに、なんか春雨?みたいな具材がメインで、後は色々と野菜が入っているのだろうか。
ちらっと聞いた噂だと、豆乳を使っているとかいないとか。
あれ?そもそも何料理なんだ?韓国か中国っぽいけど、、?

私「わからんけど、絶対美味しいということは決まってる!絶対うまい奴だよ!」
妹「ふーん」

よく中身を知らない癖に、直感で私だけは本当のアイツ知ってるんだよ!と訴える私に、冷静な判断でアイツの中身をちゃんと知ろうとする親友ポジの妹。

もしや、私って当て馬役なのでは、、?
まぁ、それはさて置き。
そもそも「マーラータン」という響きがとても良い。

「マーラー」という、マイルドな響きから始まり、「タン」と力強く完結する感じ。タンっ!と切れ良く言いたくなる。
どっしりと自信に道溢れているが、こちらを包み込んでくれる優しさが隠れずに滲み出ているこの響き。
、、、アホみたいだけど、許して欲しい。恋する乙女なのだ。

ここまで恋焦がれてしまうと、ハードル上げ過ぎて、最早会いたくない!食べるの怖いっ!となっているが、
人生とは恐れを乗り越えて挑戦するものである。

待ってろよ!マーラータン!!


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話は変わり、とあるご縁で、とある男性アイドルグループのライブを拝見させて頂く機会があった。

もう、すごかった。
キラキラのギラギラである。

曲に合わせて鮮やかに変化するスポットライト。
それを圧倒するアイドルの存在感。
しなやかに躍動する身体。
飛び散る汗すら、キラキラと宝石のように輝いて見えた。

アイドルの語源が英語の「idol」であり、
宗教的な意味での崇拝の対象、偶像を指すとは、よく言ったものである。

あらゆる神事で踊りが用いられているのも、このような圧倒的なエネルギーを感じるからなのだろう。

声で、表情で、指の先にまで神経を尖らせて、自身の全てを使って、彼ら自身の生き様を表現させているような、その生の煌めきの一欠片を私たちに振り撒いているような、不思議な感覚だった。

そして、彼らと一緒に盛り上がり、ペンライトを振って歓声をあげているファンの方々も、とてもキラキラしてみえた。

かっこいい。
皆んなとてもかっこいい。

帰り道、いつもより世界が煌めいて見えたのは、きっと気のせいではない。
とても素敵なライブだった。

アイドルの彼らに向かい称賛の拍手をする私たちも、きっと私たちなりの舞台に立っていて、
私たちなりの表現で、世界にパフォーマンスを繰り広げている。

拍手しよう、今日も精一杯表現して生きた自分に。

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