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自営業者は、休めないのか?
信賞必罰・成果報酬型の働き方が、僕は好きです。
信賞必罰・成果報酬型の働き方は、ペナルティーも生みますが、きちんと成果を届けられれば、時間やお金の報酬なども生みますよね。
僕は美容室を一人で営んでいるのですが、たまに言われるのが「自営業者さんって、休めなくて大変ね…(←病気も含め)」というお言葉。
もちろんこれ、お相手さんは悪気ないとも思うのですが、じつは僕はこの言葉が、あまり好きではないのです。
なぜ自営業者は、休めないのか?
それはきっと休んでいたら、その間、お客さまが他のお店に移ってしまうから…だとも思うのですが、僕だってたまに休みますし、出たいイベントには出たいし、休日のサッカー観戦や息子とのスノボ/サッカーにも行きたい。
で、信賞必罰って訳で、お店を休んだら、その分の売上げやお客さまも減る・・って、僕も若い頃は思ってたのですが、そこを変えるのが、成果報酬型の働き方。
つまり、相手に対しての圧倒的な成果(価値)を提供すれば、=替えの効かない存在に成ること、極端な言い方をすれば、お客さまの方が待ってくれる、ずらして下さる…って気がしてます。
※注)威張ってるとか、殿様商売してるって意味ではなく。
僕が雇われの頃、お店にはいろんな美容師さんがいました。
人気美容師さんは「申し訳ありません。○○は今週、○○に海外研修(レジャーや観光も兼ねた?)に出掛けておりまして・・」となった時に、お客さまの方が「えーー?!」と驚かれながらも「じゃあ、いつ帰ってくるの?」となり、「はい、来週には・・」となり、「じゃあ改めて来週の〇曜日、予約取っておくわ」と仰られ、帰っていかれました。
一方で、ふつうの美容師さんが「○○は本日、休んでおりまして・・」となった時、「じゃあ他の人でいいわ。(別にあの人じゃなくても、いいのよ…)」みたいなことが、よく起こってました。
また人気美容師さんが休んでいても、その間、自分指名のお客さまが他のスタイリストに行くことも少ないし、またその長期休みの前後に予約が回って忙しくもなるが、やる時はしっかりやる…でバリバリこなしてるんですよね。
で、結果、月単位で見ると、人気美容師さんって一週間休んだわりには、たいして売り上げも下がっていないのですよね。
また、一週間も休めば、そりゃリフレッシュするでしょうし、あれこれ新たな知見や勉強にもなるでしょう。
で、さらにトークなんかにも磨きは掛かり、より人気や魅力が高まっていく…みたいな好循環に。
一方でふつうの美容師さんだと、休んだ分だけ、自分の売り上げも下がるので(他の美容師さんに回る)、逆にぜんぜん休もうともしないのですよね。
で、逆に疲弊していくというか、魅力や刺激は高まっていかないと言うか、なんと言うか…。
もちろんこれら、美容師さんが休むって話は、ご利用くださるお客さまから見れば、あまり好ましくはない(はた迷惑?な)話なのかも知れないのですが、でも替えの効かない存在になれれば、お金も、時間の融通も手に入ってくるのだな…と僕も心のどこかでは思ってます。
※もちろん、サボりはダメね。
またなんとなく信賞必罰、成果報酬型で働いている人の方が、休みも含め、あんがい自由な時間の使い方を手に入れられているような気さえしてます。
憧れますよね。
そのためには、お客さまにとって、替えの効かない存在に自分が成ること。
そしてそこを、いつまでも目指すこと。
もちろん、『お客さまにとって、何で替えの効かない存在になるのか?』は人それぞれだと思うのですが、僕もそんな気持ちで働いてます。
自営業者は、ほんとうに休めないのか?
考えてみたいテーマですし、信賞必罰・成果報酬型の働き方の方が僕は好きです。
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