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若かった頃の熱かった自分を思い出させてもらえた機会

昨晩、学び仲間内で『ツヤ髪/ツヤ肌に向け』みたいなことを語る、勉強会の機会を頂いた。
少人数で、集まってくださったのは、僕ら講師役の2名の他に4名さん。

僕は美容師なので(美容師歴37年)、髪のツヤについて語らせてもらった訳なんですが、こーゆう機会って初めてだし、うまく話せるだろうか…とドキドキ不安だったが、結果、すごく楽しかった。

ここからはつらつら長くなりますが、

美容師に対する熱い思い、美容師バカ!がすごく出たな、と自分でも驚いたし、なんかまだそーゆうのがけっこうしっかりと残ってるんだな…と自分でも終えてからうれしくなった。

昔、まだ僕が若かった頃、「絶対こーだよな」とか言って、自分の自論を語るというか、仕事上のそんなのを美容師仲間と語るのが大好きでした。

またスタッフの若い子らに熱く語り過ぎ、「相原さんのそういう気持ちは分かりますが、私はもうそういうのについて行きたくないんです。嫌なんです。私にも生活があるし」と言われ、ショックを受けたこともあった。

夜行バスで東京に出掛け、主に原宿、青山、代官山の有名美容室を見るためだけに出掛けたことも何度もあった。
真夏だろうと真冬だろうと関係なかったし、「なんで東京まで来て、美容院見なきゃいけないのよ!!私はディズニー行きたい!」って喧嘩で終わったこともあった。

原宿、青山、代官山とかの有名美容室の前で、3時間も4時間もずっとそこのお店を出てくる人のヘアスタイルを見るのが好きだったし、ガラス越しにサロンワークを見たりするのも好きだった。
いちおう営業妨害にはならぬよう、隠れてコッソリ見てたが、きっとバレてた。

で、そこの有名サロンを出てきたお客さまの髪型を見て、今の自分の施術と比べてる。
((あのライン、使えるな…))とか、((今の自分の施術は、間違っちゃいないな…))と元気、そして安心感をもらえるような場所&時間だったんですよね。

「キミ、よかったら中、入りなよ」と声を掛けられ、お店の中に入れてもらえたこともあったし、東京にも憧れた。

で、なんかそーゆう感覚や出来事、もうすっかり忘れていたんですよね。
20~30年以上も前のこと、昔のことだったんです。

またいろんなトラブルもあって、そーゆう熱い思いを忘れていたし、激熱になっちゃう自分を抑え、あえて熱く語りもしなくなった。
またそーいう機会も、なくなった。

で、昨晩、思いっきり語らせてもらった訳なんですが、終えたあと、凄く気持ちが昂ったし、スッキリした。

また、あー、やっぱり自分って、美容師、好きなんだな…と久しぶりに思い出した。
普段も好きでやってますが、昨夜は改めて自分でも再確認できた。
夜は興奮して眠れなかったし、そして今朝は4時に目が覚めた。
そしてもう勢いで、そのまま早朝散歩に出掛けました。
https://www.facebook.com/ken.aihara.3/posts/pfbid0jyYxvTppWKcTRXDHS3kVZezPnyi7AjGdmm7f4y8BZJ7Hur23ZMn1oCNwgBrbcATAl

若かった頃に僕はいろんな所の勉強にも行き、いろんな人の施術も見て、結果、最終的には今のドライカットに行き着いた訳なんですが、「オレのカットは正しい。お客さまで、お客さまのリピート率で証明したい!」と昔、けっこう意気込んでたんですよね。

SNS上でも、((ん…?その意見、おかしくないか??))と思っても、黙っていたし、スルーしてた。
そもそも、プロの僕が出ていってしまってはダメ。その会話、終わらせてしまうし、とも思って抑えてました。

でも昨夜のツヤ髪イベントで、その辺りも思いっきり語らせてもらったし、なんか心の底からスッキリしました。

もちろん全ては、僕の個人的意見や見解。
でもやっぱり自分の好きなもの、大切にしたいものは語りたいし、語り合いたいんですよね!

美容師のことなら、けっこう熱くなれるし、熱く(暑苦しく?笑)語れるな、と。
もちろん古くさくならないよう、いつまでもアップデートは必要ですが、でもそんなことを思い出させてもらえた貴重な経験、体験になりました。

聞いてもらえたことも、すごくうれしく感じています。

呼び掛けてくれたYさん、そして参加して下さったみなさん
本当にありがとうございました。

2008年頃:練習会の模様




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