マンドローネとの出会い
現在マンドリンオーケストラソシアルハーツで時々指揮などしています、いしいと申します。
わたし自身はローネヒキではないのですが、長年続けていますとローネも色々思い出あったなということで畏れ多くも駄文を投稿させていただきます。
ずいぶん昔の奈良高校時代にかなり年上のOBの人が「ベンベン」と弾いているのを聞いておりました。当時は自分自身もコントラバスを弾いており 「ていおん」というだけで親近感もありましたし、一発のピッキングで残響が長いので、トレモロってこんなに遅くてもいいんだと妙に感心しておりました。同じ音を演奏してもコントラバスにはない音色なので、アンサンブルすると補完関係にあって楽しいなという記憶です。
育った環境とは恐ろしいもので、今でも低音パートのトレモロはそんなにトレモロ早くなくてもいいや派です。
次に出会うのが1999年。NYC2000というコンサートで3団体が合同でやるステージがあり、Y水さんの「序曲」をふったときに、ローネの皆さんが 高速でトレモロを弾いていて、ベンベンではなくてびっくりしたのを覚えています。
翌年のNYC2001がこのカレンダーの主であるいしかわさんをはっきりと認識した時ですね。この時はステージに奏者が120人近くいたこともあり、演奏も棒をくるくるふりまわすのも楽しかったのではありますが、まあ打ち上げで飲みに飲んで、アルカイックホール近くのホテルで寝込んだ記憶しかないですね。(なにしろ若かったので)
それから約20年ぶりにいしかわさんと再開し、華燭の祭典を弾いていただきとてもお世話になりました。時おりテンポを揺らしたりしたのですが、マンドリン属の人を煽る(音量、アゴーギク共に)には同じピッキングを打ち込むローネと結託するのが近道だというなんとも不良指揮者的なことを考えてしまいました。私自身は低音は音が大きいほうが趣味に合うので、そういうバランスになっていますw
それに味をしめて今年(2023年)は「イーゴリ公」序曲を振ったのですが、ちょっと煽りすぎかなと自分でも少し反省しているのですが、ティンパニのロールをローネで代用するというアイディアをいただきました。これは密かに気に入っております。
まだまだローネって色々な可能性がありますね。
これからも何かまた新しいアイディアが出ないかなと密かに楽しみです。(ね、いしかわさん)
次回の当団の第28回定期演奏会は2024年8月24日(土)に寝屋川市立地域 交流センターアルカスホールで行う予定です。
Impression 1999・茜 ・Masquerade ・組曲「エジプトの幻影」 ・アクアリズムといったラインナップで、何か面白いことができたらなと思っております。
長々と失礼しました。