「StoryTeller(Terror)朗読 怪談 第6回 心霊スポット」を観に行った感想
「StoryTeller(Terror)朗読 怪談 第6回 心霊スポット」お疲れ様でした。
去年も参加して、ほかの作品ではなかなか聴くことの出来ない悲鳴や怒鳴り、叫びなどとにかく尖ったお芝居を現地で聴くことのできる貴重な現場だなと思っています。
去年初観劇し、次もあるなら必ず行こうと思っていて、5月くらいから次のストテラの告知来ないかなと待ち望んでいたのを覚えています。
事故物件の話、オフ会の話、廃病院の話(変容)、無理心中の親子の話、昼の部での犬鳴トンネルの話、夜の部の砂浜の話(足跡)(タイトルが既に分からない助けて有識者)、各回中編5本構成でした。感想書くけど鳥頭だから所々うろ覚えです。ごめん。セカンドラインさん円盤出さない?朗読CD昔出てたよね?なんで出さないの最近?ねぇ?(???)
感想文書いてて怖いことが起きてます。
犬鳴トンネルのことだけまるっきり記憶にない。
…私の記憶力のせいなのはわかってるけど断片的に覚えてるものじゃないこういうのって。
動画が流れてたことは辛うじて覚えてるんだけど本編について一切覚えてない。怖すぎる。
事故物件の話
冒頭の加藤さんの「…この部屋、事故物件かもよ」(うろ覚え)から引き込まれました。スン…と場の空気を一気におどろおどろしくするのはさすがだなと思いました。
一発目から不審者(CV.小松昌平)がとち狂ったものすごい高笑いをしてて新鮮な狂気に満ちたからしか得られない栄養をしっかりと摂取しました。夏の風物詩にとても助かっています。(は?)
デタラメだったはずの事故物件の噂が霊も変質者も呼んでしまった恐ろしさ…自分たちが事故物件作ってどうすんだよ〜!!!って開き直らないと怖くて無理。でも怪異より不審者の方が怖すぎて無理だった。
オフ会の話
髙坂さん演じる弟のやんちゃ感が可愛かった。いつもニコニコしてそうな、お兄ちゃんのこと好きなんだろうな~って感じる性格で、だからこそ結末が重くのしかかってきて辛かった。
上遠野さん・大町さん演じていた女の子の不気味さが怖かった。きれいな高音とか考える暇無かった。不安定そうな雰囲気がやばいやつってことを分からせてきてるんだけどとにかく怖い。
怪異に襲われたあとのお兄ちゃんの表情が一気に無表情になったのが忘れられない。
廃病院の話
今回のストテラで唯一助からなかった主人公・先輩にお悔やみ申し上げます(大の字)
この話に限らずめっっっっっっちゃ今年の加藤さん叫んでくれて助かりました。悲鳴、叫びの芝居からしか得られない栄養ってあるんですよね。
怪異とか俺がばらまいた噂ー!!ってふんぞり返ってたのに髙坂・上遠野・大町怪異組を呼び寄せた挙句めちゃくちゃ(意味深)にされてしまったの、自業自得というか、幽霊とか怪異をバカにしてはいけないなと思いました。
無理心中親子の話
どうしても怪異側の芝居に注目してしまう。小松さんの中学生可愛すぎて無理でした。父親の「ずっと一緒だぞ」みたいなセリフ、上遠野さんも大町さんも意味深な重々しさを纏ってて冷や汗が出てしまった…中学生に酷いことは起こらないで欲しいと願ったけど無理でしたね……(泣)
犬鳴トンネルの話
突然動画が流れたのに驚いたし見覚えのある動画で笑っちゃった。
来年はもっと早くにまとめましょうね私。誰が人間で誰が怪異だったかすら何も覚えてなかったけど、ほんのり被害者は小松さんだったのはじわじわ思い出してきた。演者様ごめんなさい本当に申し訳ないです。怖すぎるなんで一切覚えてないの?
海岸のおじさんの話(足跡)
ほんっっっとうに推し贔屓が酷くて申し訳ないんだけど、足跡の加藤さんがとにかく怖かった。学生たちが中年男性の人影に怯えている中、加藤さんが台本を置いてヨタヨタ…とマイクに向かう姿視界に入って絶対なにか来るって思ったんだけどあれはもう身体使った芝居なんよ…「乗せろ…」って重く響いた一言がとても怖かった。
今回小松さんの芝居の振り幅に打ちのめされた回が多かった。とち狂った不審者から純粋そうな子供まで、幅広くお芝居を聞けて楽しかった。
熊谷さんの人間役には安心感があって、特にオフ会の話の時の主催者は癖強くて好きです。怪異が今年は見れなかった、ないしは少なかったので来年は増やして欲しいです先生。
本当に推し贔屓なんですけど(2回目)加藤さんの怪異が増えたしラストのラストで足跡の演目見て本当に最高〜!!!!ってなりました。
髙坂さんの怪異は本当に怖かった。ヤバいやつって瞬間的に感じる怖さがあると思っていて、出演陣の中で1番やばいお芝居してくると勝手に思ってます。また冷蔵庫おじさんが私は見たい(懐古厨)
上遠野さんのお芝居は去年初めて見てすごく良かった印象があったので今年も楽しみにしてました。少女の不安定なんだけど純粋というか、人を陥れようとはしてない感じの芝居が印象に残っています。パンフに「皆さん大変お上手な方なので…」って書かれてたけど謙遜し過ぎだからもっと声のお仕事されてる姿を私は見たいです(大の字)
大町さんは今年お芝居観れることを楽しみにしてました〜!!父親役の安定しつつも「ずっと一緒にいる」ってこれから起こす行動を揶揄するような重さを持った言い方に不気味さを感じました。ストテラの大人役(お父さん・警察)は加藤さんがやることが多いけど、大町さんの父性好きです…(誤解を招く表現)
前回は短編を10本前後行う構成だったと記憶してますが(なんでメモを残さなかった去年の私)、矢継ぎ早に怖い怖い怖いってなった記憶があるので個人的にはこれくらいのボリュームの話が聞きやすかったなと思います。
アフタートークで来年も…って話が出たのはとても嬉しかったし、今後もどんどんやって欲しい。
余談
グッズの撮影場所になってたスタジオが高校の時よく通ってた図書館の近くですごく懐かしさを感じました。建物の存在は知ってたけどスタジオだったとは思わなかったよ……