
看板猫がお出迎え!喜楽湯@川口はホスピタリティの塊♡
銭湯再興プロジェクトのメンバーがお届けする『銭湯図解日記』。
今回は、最近前髪を切ったのに誰にも気づいてもらえない堀尾美月が担当します。
来年2月に発売予定の『銭湯図解本』の取材で塩谷さんに同行し、
埼玉県・川口にある『喜楽湯』に伺いました!
喜楽湯は、銭湯メディアやイベントを数多く手掛ける『東京銭湯 – TOKYO SENTO -』が運営する銭湯。本職が「バンドマンと芸人さん」という若い番頭さんお二人が経営し、多くのメディアでも取り上げられています。銭湯好き界隈で知らない人はまずいません。
しかし、銭湯が好き!!と声を大にして公言している私が喜楽湯に行くのは、実は今回が初めて…(小声)
かわぐち?さいたま・・・?だってなんか、遠そうなんだもん・・・
と、心の中でずっと思ってました。(いきなりネガティブでごめんなさい)
でも、実際行ってみて思ったのは
全然行けるじゃん
ということ。最寄り駅は京浜東北線「川口駅」と、隣の「西川口駅」。
新宿から25分、池袋・上野からなら最速16分という距離。
思っていたよりも近くないですか!?
「埼玉」という先入観で遠いと思っていた自分を5発くらい殴りたくなりました。
私と同じような先入観をお持ちの方、いますぐ京浜東北線(もしくは埼京線)に乗り込みましょう。その電車はあなたを楽園へと連れて行ってくれます。
喜楽湯がどんな楽園かは、『銭湯図解本』で塩谷さんが愛と魂をこめて書いてくれているのでそちらで確認していただくとして、今回は取材の様子を時系列でお届けいたします!!
レッツゴー喜楽湯!
川口駅から閑静な住宅街を歩くこと約12分。
喜楽湯がひょっこり現れた!!
約束の時間よりちょっと早めについてしまったのであたりをキョロキョロしていると、
ん・・・?
サウナ無料!?い、いいんですか・・・?
なんて太っ腹なのでしょう。今回取材同行したメンバーは全員、銭湯好きでありながらサウナ好きということで歓喜する私達。まだ入ってもいないのにテンションがMAXに上がり、よだれがでてしまいそうでした。
約束の時間になり、いざ中へ!お邪魔しま~す!!
か、かわいい~~~!!!
銭湯というと『古き良き、日本の風景』というイメージが強いですが、
喜楽湯は、銭湯本来の趣とインスタ映えするポップさがMIXした他にはない銭湯です。乙女心がくすぐられる!
以前、銭湯図解日記で紹介した「キンクオブ銭湯」とはまた違った良さがあるんだから、やっぱ銭湯って本当におもしろくてステキだな・・・
と、物思いにふけっている私をよそに、塩谷さんはガンガン計測していきます。
浴槽の深さはスタンダードが42㎝、喜楽湯は41㎝なのだそう。
関西では30㎝代のところもあると塩谷さん。
そんなところまで!?という細かい部分も測っていきます
レーザーポインターで計測しながら
『最近タイルが気になってきちゃってさ~~』と言う塩谷さん。
ピンとこなかったので「どういうことですか?」と聞いてみると、
『最近タイルを見ただけでどこの銭湯かわかるようになってきてさ~、タイルってかわいいと思わない?』
いや・・・
そんな特殊能力持つの、日本中(というか世界中)探しても、あなただけだよ
と言いそうになったのを堪えました。
正直ヤベェと思いました。
この人は(銭湯に関しては特に)とてつもなく変人だと思いました。
でも、それだけ数多くの銭湯を取材し、各銭湯のタイルの違いまで
一つ一つ丁寧に、忠実に再現して描いてきたということですよね。
その上、どこの銭湯か覚えているなんて愛がハンパないです。
『銭湯図解本』ではタイルにも注目して見てください!!
次は脱衣所の計測!
黙々と計測していると・・・
何やら黒い物体が近づいてきた・・・
お待たせしました!
喜楽湯の看板猫、たたみ(♂)の登場です!!
喜楽湯向かいの畳屋さんで拾われたため『たたみ』という名前なのだそう。
めちゃくちゃハンサムな顔立ち。
今年10月には喜楽湯をあげて『たたみ生誕祭』が開催されたほどの人気っぷり。
塩谷さんが計測しているレーザーポインターを追いかけ回すたたみ(速すぎて見えない)
大の猫好き・塩谷さんは、たたみとの再会に「かわいー!!」と大興奮!
(なのに塩谷さんは猫アレルギーらしい)
当プロジェクト自慢、腕の良いカメラマン二人も、たたみを前にひれ伏すしかない・・・
仕事中の番頭さんのスリッパを奪い、ちょっかいを出すたたみ。
こいつ、自分が可愛いのわかってやがるな・・・
たたみを抱っこして眼福のこの表情!(なんか同じ顔に見えてきた)
癒されるううう~~!!
私たちは完全にたたみの虜になってしまいました。
たたみは入り口でお出迎えしてくれています!
猫好きの方は、是非たたみ目当てで喜楽湯に行ってみてください!
次はお待ちかねの入浴!!
熱湯!適温!
水風呂!適温!
無料サウナ!適温!アロマの香りが最高!
そして湯上り、私は気づいてしまった。
手ぶらセット!シャンプーリンス豪華!
※無料のシャンプーリンス備え付けもあります
ドライヤー!ヘアアイロン!無料!
無印の化粧水乳液!無料!
おいおい、女性に優しすぎやしないか・・・?
「備え付けのシャンプーで髪ギシギシになるの嫌!」
「髪長いからドライヤー何回も課金するの嫌!」
「せっかく前髪巻いたのに取れるの嫌!」
「荷物重くなるから化粧水もって行くの嫌!」
なんていうワガママガール(私)の要望をすべて察知し
満足させてくれる完璧なホスピタリティに思わず
「付き合ってください!!!」と言いたくなるくらい胸キュンしちゃいました。
看板猫に癒され、素晴らしいおもてなしを堪能し
身も心も温まったところで、本日の取材は終了!
取材中の様子をGoProで撮影したものはこちら。
今回、取材後記という形で「喜楽湯」をご紹介させていただきましたが、
『銭湯図解本』はこんなもんじゃありません。
塩谷さんの銭湯に関する深い見識とハンパない愛がつまっています。
いつも塩谷さんを近くで見ている私は自信を持って言えます!!
『銭湯図解本』をめくりながら、銭湯の空気感と魅力を味わってみてください!
今回は史上最多の6人で取材させていただきました!
取材を受け入れて下さった喜楽湯さん、本当にありがとうございました!
『銭湯図解日記』も残すところあと1回。
来年2月末の出版に向けて、着々と準備を進めています。
『銭湯図解本』の情報は、こちらのnoteや
塩谷さんのTwitter、LINE@などで配信していきます。
是非チェックしてみてください!