井桁サイド作成治具の使い方
お久しぶりです。
遅くなりましたが、サイド作成治具の使い方について記載します。
まず、それぞれの数字の説明をします。
①フロントバンパーのスラスト角度
②フロントバンパーから軸受け中心までの距離
③リアバンパーから軸受け中心までの距離
④リアバンパーの高さ(0はVSリアバンパー高さ)
となります。
次に、上記の①から④の項目について、作成したい桁の寸法を選びます。
字が汚いのは許して下さい。
今回はフロント(スラスト1度、バンパー中心から軸中心までの距離22.5㎜)の作成を例に説明します。
この様に取り付けます。
今回はサイドレスなので半分に切断していますが、目的のサイドに応じて長さを変えてください。
また、FRPのビス穴の遊びがあるのでこの様に上か下に押しつけて斜めにならない様にして下さい。
取り付け後、デザインナイフの背を使い罫書を行います。
赤線の様に罫書ができます。
今回はスラスト角度と軸穴位置が同じ固定箇所でしたが、固定箇所が違う場合はそれぞれの位置に合わせた後、罫書をそれぞれ行なって下さい。
この様にマスキングテープを貼り付けて、デザインナイフで切り取り、色を付けても使いやすいです。
こんな感じになります。
あとは肉抜きの要領で罫書に合わせて穴を開け、リューターやヤスリなどで加工します。
こんな感じになります。
また、この溝はバンパー穴の中心位置を示す補助線を罫書為のものです。
なお、写真では溝の左壁が基準面になります(他の箇所も“B”と書いてある側が基準面になります)
引いた線はこんな感じです(見えますかね?)
バンパー治具の記事で書いたバンパーの中心線と合わせると位置出しが楽にできます。
こんな感じになります。
9㎜で軸穴部分を加工しているので、軸受け部分を薄くする必要がなく、ベアリングの保持力が落ちるのを防ぎます。
リアについても、作成方法はフロントと同じです。
写真は1つ1つ別々に作ったサイドを重ね合わせた物です。
重ね合わせた状態で加工していないにも関わらず、ほぼ同じ形になっています。
治具の利点である再現性もある事がわかります。
井桁サイドの作成治具の説明は以上です。
次回はこの治具の説明をしたいと思います。
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