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配信したがる餃子 #毎週ショートショートnote

餃子ほど美味い不味いがはっきりわかる料理はないだろう。

美味いと認められた店の主人は鼻高々だが、当の餃子達はそれ以上だ。

主人の腕も確かだが、餃子達の美味くなりたいという気持ちが一番大切。

味に自信のある餃子達は、自分達のお店が専門店でない事が我慢できない。

主人に、ネット配信を進言する餃子達。
だが、主人は首を振るばかり。
自分達でなんとかしなければ。
先ず、集客を急ぐ事にしよう。

この店には音楽配信の設備はある。

「そうだ、この店の餃子の美味しさを曲にし、山ほどのリクエストが来れば、主人も納得するのでは。

餃子達は耳が良い。魂を揺さぶるようなメロディを収集し、あっという間に一曲仕上げた。

店の常連客にデモテープを作ってもらう。あとはとんとん拍子。

音楽配信会社から流してもらうと、高評価。大いに気を良くした餃子達は、自分達の目的をすっかり忘れてしまった。

新しい曲を次々に配信する。

だが、その度にお店は寂れていったのは言うまでもない。


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たらはかにさんの企画にいつもお世話になっています。ありがとうございます。

冷凍食品の餃子、美味しいですね。冷凍の餃子が販売されるまでは、手作りしていました。家族総出でワイワイ言いながら。家族の味、懐かしいです。でも今は手抜きざんまいであります😄