ポポパポぺピアノ 毎週ショートショート note
宇宙からやって来たポポとパポぺは困っていた。地球に用があったわけではないが、帰れなくなった。突然の不運で宇宙船は激しく損傷し使いものにならない。連絡手段も無くなり、もはやこの地球で生きていくしか道は無い。
そんな二人がいるのはある王国。ちょうど王子の誕生で、国を挙げての祝賀ムード。王女四人が続いた後なので王様は跡継ぎの誕生をたいそう喜んでおられた。
二人の服装が人目を惹き、外国の使者と間違われ、お城に招待されることとなった。ポケットに偶然残っていた星屑をお祝いの品とすることにした。
それは神秘的な小さな石。どんな宝石にも負けないほど美しい。
二人は歓迎され、お祝いの品を差し出すとそこにいた者達から大きなため息が漏れた。
こうして二人は王様の庇護のもと、この国で暮らすことになった。
この国には楽器が無いことを知り、二人はそれを生業にすることにした。
元々それが仕事だったし。
これが後に、ピアノの原型となったポポパポぺなのです。
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たらはかにさんの企画、裏お題『ポポパポぺピアノ』です。どなたがこのような言葉を思いつくのでしょうね(ため息)
私には、ポポパポぺは名前に使うしか思いつきませんでした。そして困った時の宇宙人😅