真鍮うんこ
アクセサリー売り場には、真鍮で作られた可愛い品が並べてある。
私も作ってみたい。前から考えていた事を実行しようと思った。
私はロボット開発に携わっている。
私の設計したロボットは、あらゆる場所で活躍中だ。
私の作りたいのは誰もが驚く稀有なロボット。役に立ちそうもないが、たまには役立つロボットを作りたい。勿論,個人的な楽しみとして。
真鍮は銅と亜鉛の合金で扱いやすい。とりあえず前に作った小サイズの古い試作ロボットを再利用する事にした。
プログラミングに時間はかかったが、まあ何とか出来上がった。
さて、動作させてみよう。
ウィーンと可愛い音がした。ロボットの口に銅と亜鉛を入れた。
私は緊張と期待を同時に味わった。
ロボットはしゃがみ込む。
ウ〜ンウ〜ンと大きな音が響く。
ロボットの中では真鍮が作られているはず。
しばらく待っているとロボットのお尻から真鍮が次々に出てくる。大満足の出来だった。
とても立派な真鍮うんこを前に、私は感動に震えた。
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『爪毛の挑戦状』に参加させて頂いています。今回は『真鍮うんこ』に私も挑戦いたしました。
💩の話は2作目です。ちなみにコレ↓です。
よろしければ。めい