タンポポの旅立ち
様々な場所で咲いているタンポポ。
緑の中のタンポポは、草の色にとても映えますよね。
特に群生するスギナの中に咲いているタンポポを見ると、緑色と黄色のコントラストが抜群。お見事と思う私です。
幼い頃、お絵かきで描いていたのは、赤いチューリップと黄色いタンポポだったな。
幼い頃から身近な花でしたね。
聞いた話ですが、戦時中にコーヒー豆が手に入らないので、タンポポの根を乾燥させて、焙煎して飲んだ。と言う話を聞いた事があります。
コーヒーの代用になったのか疑問ではありますが、カフェインを含まないので、体に優しいのかもです。
タンポポは漢方でも使われるそうですし、野菜として食しても良いようですね。
野菜が手に入らない事態になったら…、いえいえ、そんな事は考えたくは無いですが。
タンポポは私の人生に沿うように、いつも優しさを届けてくれています。
ありがとう、大好きよ。これからもよろしくね。
そろそろ、綿毛に姿を変え始めていますよ。
綿毛のタンポポは、まん丸のフワフワの姿で、空を見上げているような、風を待っているような佇まい。
まだ見ぬ世界に思いを馳せているのかな。舞い降りた所が、願い通りの場所だといいね。
さあ、気持ちが整ったら旅立ちよ。
またどこかで会いましょう。
子どもたちが、シャボン玉で遊んでいます。
シャボン玉は、綿毛達を誘うように風に乗って空に広がっていきます。綿毛達への門出を祝う丸いファンファーレのようにも見えました。
素敵な旅立ち。いってらっしゃい。
タンポポの 綿毛誘う シャボン玉
(タンポポの わたげいざなう シャボンだま)