株式会社のおと(音)の真相 毎週ショートショートnote
ここはオバケの学校。
オバT先生の話し。
「今夜も『不気味な音』の練習だ。人間は音だけでも怖がる」
「先生、今夜はどこに行くの」
「ノートの製造会社だった隣の廃ビル、株式会社note に行く。
「ええっ、また隣?近すぎる。もっと遠くが良いよ」
「遠足じゃない、人間の間で噂になリ始めたし。頑張ろう」
校長に校外学習の了解をもらう。
「そこに又、妖怪学校の鬼鬼太郎が生徒を連れて来るのでは?」
「それは無いです。アイツ日本代表で世界化け物会議に行っていますから」
オバT先生は悔しそうだ。
オバT先生と子ども達は、隣のビルにやって来た。
「さあ、人間の怖がる音の練習です。宿題やっていたらできるはずだ」
子ども達は思い思いの音を出す。
マシにはなったが…。
その時、耳をつん裂く不気味な音が!
見れば、音の主は鬼鬼太郎と生徒達だった。彼らの音はまさに不気味。
鬼鬼太郎は妖怪コロナに感染し、会議に行けなかったのだ。
不気味な株式会社の音対決は、妖怪が有利か。
410
たらはかにさんの企画です。
今週のお題は、『株式会社のおと(音)』です。
かにさん、いつもありがとうございます。
巷で噂される廃ビルからの不気味な音。
オバケと妖怪の、不気味な音対決。
まだまだ始まったばかり。
怖いけど、どちらも頑張れ!