柱←→柱
それじゃあ次の電信柱までは、私の番ね。あなたはなんにも言っちゃだめ。…ねえきいてる?あ、そうかもうここから喋らない練習をしているのね、いいよいい、その心意気、わたしはかってあげる。あなたのライフはプラス1ね。良かったわね。そらほらいい匂いがしてきたでしょうわたしはこの匂いを今から食べるわよ。いいでしょう。あなたにもこの匂いをリュックサックに詰めることは許してあげよう。でもね決して食べてはいけませんよ。そうそれは玉手箱なの。おじいさんになるよりも悲惨なことが起きる玉手箱、まああなたがパンドラであればわたしにとめる言われはありませんね。こら!寄り道しないの!あなたはあなたの帰着点をその口に決めているのかもしれないですけど、それはあなたの思惑でかたちが無いの。かたちがないものは、かたちを持つまではその手でフワリとかこってあげなくちゃあいけないの、習わなかった?習っていないのなら、今ここでわたしがからだと頭に文字通り擦り込んであげるわ、わたしにはまだまだ時間もお金もちからもあるの、それについてはわかってもらおうとはおもっちゃあいない、だからいまわたしはあなたに時間を押し売った事になる、それはそれは詫びるわ、わたしが測りえるほどにわたしを大地に押し売るわ、まあわかりやすく言えばそういうことね。とはなんとかいって、わたしの時間がわたしの時間でなくなったらそれはそれまで極力文字数は少なくそして時間と空気は多くわたしはそれを心得ていました。それではあなたの番です、針か空気どちらか好きな方を選びなさい。
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