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マリリンモンローとジャクリーン

私はジャクリーンがすきではない。
マリリンモンローは好きだ。

ジャクリーンはフランス系移民の家系で格式が高かった。

一方、マリリンモンローは孤児で給付金目当ての義理の親の元で育った。
マリリンモンローは工場で働き16歳で最初の結婚をする。
が、破綻。
その後のマリリンモンローのサクセスストーリーは皆様方ご存知の通り。
マリリンモンローはセックスシンボルとして崇められたが、実は賢い。
自分をどの様に銀幕で輝かせるかを良く知っていた。
例えばお尻をふってセクシーに歩くシーンではピンヒールの長さを左右非対称にして歩いて見せた。
これはかなりの効果だった。


一方ジャクリーンは記者として働いていた。
そのジャクリーンに目をつけたのがジョン・F・ケネディの父親だ。
財界のトップに君臨していたジョン・F・ケネディの父親は息子を政界に出そうと目論んでた。
政界にでるには血統の良い娘を選ばないと、と。
そして二人は結婚。


皮肉にもマリリンモンローとジョン・F・ケネディは不倫関係になる。
マリリンモンローがジョン・F・ケネディの大統領のパーティで歌を歌ったのはあまりにも有名だ。

そして悲劇がおこる。
ジョン・F・ケネディの暗殺。
その後のジャクリーンの立ち振舞から「アメリカの聖女」とまで言われた。
しかし、ジョン・F・ケネディの死後、一年足らずでギリシャの海運王オナシスと再婚。
アメリカ国民は唖然とした。


オナシスはジャクリーンと結婚したのを大変後悔した。
毎日、何千万ものジャクリーンの請求書。
アメリカのファッション誌ヴォーグの発売日に見たいからとアメリカから飛行機1台をギリシャまで飛ばしたりと、散々だった。
オナシスとジャクリーンは離婚したが、オナシスはジャクリーンに莫大な慰謝料を取られた。
とても「アメリカの聖女」とは言い難い。

一方、マリリンモンローにオナシスはモナコ公との結婚を勧めた。
マリリンモンローは「私がお金になびくと思う?」
とその話しを蹴った。
なんとも小気味いい。
オナシスはモナコ公国の宣伝の為にアメリカ女優をモナコ公と結婚させたいと目論んでたのだ。


悲劇はまた来る。
マリリンモンローの死。
マリリンモンローの葬儀にはモンローの元夫や噂のあった男性達に棺を運ばれた。


さて、悲劇的なモンローの生涯だが、これだけ回りから愛された女性はいるだろうか?
したたかなジャクリーンより、マリリンモンローのほうが郷愁をかかえてしまうのは私だけだろうか?

終。

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