甘くはない行政書士試験合格
インスタグラムで珍しく「いいね」が大量についたので、少し述べていきたいと思います。
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行政書士試験は易しい試験ではありません。
最近youtubeなどのネットを見て感じたのが、
易しい試験であると勘違いさせるような話が多いなあという印象なのです。
例えば、こんな話です。
「試験前、半年の勉強で受かりました」
「過去問だけで受かりました」
「〇〇時間の勉強で合格する方法」
「10代で受かりました」
「1回で合格しました」
「独学で受かりました」
確かに、それらは事実かもしれません。
しかし、受験生がそれを真似して、
じゃあ、1発合格者のメソッドに従って、半年勉強すれば、受かるかどうか?
私は、大半の人は落ちると思います。
なぜなら、1発合格者のメソッドというのも、私はその人の体験談プラス考察と思うから。
1発合格者が受かったのは、メソッドではないと思う。
その人の総合力だと思うのです。
人はそれぞれ違うのです。
いろんな意味で。
試験は平等ですよ。
でも、平等は試験自体だけですよ。
それ以外の部分には格差、差異が存在しているのは事実です・
例えば、
・もともと金持ちの受験生と貧乏な受験生。
・東京在住と地方在住の受験生
・試験勉強を専業にできる受験生と、そうじゃない受験生
・元々持っている学力の差異(言い換えれば勉強が得な人と苦手な人)
・人間関係のリソースの違い(友人の数、周りに法律に詳しい人がいるかどうか)
などです。
また、1発合格者の中には次のような人もいるかもしれません。
行政書士試験のスクールの講師の子供(あるいは妻)が行政書士試験の勉強を開始して、一発で合格したケース。
ですから、
「スクールやyoutuberが楽に合格できるという印象操作をしているのでは?」
こんな感じで疑ってみることも意味があると思います。
やっぱり商売なんですよ。
そして人間だから、多少モラルに違反しても、いい暮らしをしたいと思っている。
そんな気の緩みから、ついつい甘い言葉で囁いてくる。
まあこれは、どこの世界でも同じでしょう。
大人の事情ってやつですね。
受験生としても、甘い話が好きです。
3回目の受験で合格した人よりも、1発合格の人の話を聞きたがるでしょう?でもその話が本当に受験生の合格に寄与するかは、私には分かりません。
また行政書士試験には次の現実も存在します。
そもそもTOEICや日商簿記とは違って、試験は年に1回しかないこと。
加えて
・合格点はあるが、結局は毎年上位10前後%
・司法試験の受験生も受験している
・試験範囲が広い→X
一般知識があるから、範囲は無限→○
・司法試験の受験生クラスでも、一般知識で足切り点未満になること
などです。
ですから行政書士試験って、手に届きそうなイメージを持つ人が多いが、なかなか合格ができない人が多いのです。
私は、行政書士試験には合格法が存在するというのは幻想だと思います。
在るのはそれぞれの体験談だけ。
私の(合格した)経験から、行政書士試験の印象は、実力×(掛ける)運かなあと思っています。
だから、甘い考えに誘導されずに、地道にやるしか無いという結論にたどり着くのです。
(この結論もどこの世界でも同じですが)
私の体験談
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