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7/29〜 お祝い


こんしゅうは、とっても素敵なことがありました。

大好きなゲーム、エリオスライジングヒーローズ(以下:エリオス)が4周年を迎えたのです。


これ、わたしはとにかく嬉しくって。

ゲームを始めた日のことをよく覚えています。
あの夏の暑い日、わたしは普段と変わらず、クーラーの下でぼんやりと過ごしていました。社会はおやすみだったので、少しはやめにシャワーを浴びて、おうちの人と自分のご飯をひと通り準備し終えて。


寝転びながらぼうっと眺めていたTLに、このツイートが流れてきたのです。


当時のわたしは、3年ほど「わたしは今このジャンルにハマっています‼️」状態だったゲームをやめてすぐでした。
これは、3年付き合っていた恋人と別れた」状況に近いです。(気持ち悪いか? この例え)
別れを切り出したのは自分だし、別れたことは何も間違ってないと思うけど、それとは別に、過去に大好きだったという事実も確かに存在していて。ちょっと昔のことを思い出しては、ひたすら寂しい。そんな喪失感に苛まれながら毎日を、それでもいつも通りに過ごしていました。

何かに縋りつきたい気持ちで、このゲームアプリをインストールしました。リリースしたてのゲームであることはもちろん、手元の事前情報もゼロ。
このタイプ(コマンドバトル)のゲームをやったことがないためバトルの仕組みもよくわからないし、ストーリーではなんか、絶望的にバカな奴が出てきて頭が痛いし。


エリオスを続けるための
最初の関門とも呼び声高い
「絶望的なバカ」鳳アキラさん
(主人公)



でも……でも、イラストはかなり好みでした。

1部1章に出てくるスチルたち(一部)


それからストーリーの構成も好み。軽すぎないけど、重すぎもしない。シリアスシーンが続くと、適度に笑えるパートが挟まってくるのが読んでいて心地よい。

ストーリーを読むためになんとなくバトルを進めて(当時は確かストーリーを読むのにバトルを進めなくてはいけなかった)……、1部1章を読み終わった頃にはもう沼のなかでした。

そしてそのまま、4年経った今でも楽しく沼の中で生活している、というわけです。割と本気で、エリオスがあるから毎日が、人生が、楽しいのです。

おめでとう。そして本当にありがとう。
大好きだよ。





てことで、わたしのラブレターはこんなとこにして、本編いくか。


好きなコンテンツの“形”ってあるよね


わたしはエリオスにハマるまで、戦術を考えるタイプのゲームにハマってきたことがなかった。
今となってはバトルにもどハマりして、編成を考えるだけで楽しく時間が溶ける感覚がするが、始めた当初は本当に何もわからず大変だった。そもそもあんまりバトルゲームをしたことがなかったから、アドだのバフだの、全く知らない世界の話だったのだ。


そんなわたしがコンテンツにハマるために一番重要視するのはストーリーの面白さ、その表現、それから運営の方針だ。

そもそもストーリー、物語が好きなので、何より気になるのは話の面白さだ。
そしてそれを目一杯味わうために、邪魔をしない表現の仕方であってほしいと思う。とにかく没頭させてほしいのだ。
そして何より、運営方針。これは稼働中のコンテンツにハマるとき、オタクから切っても切り離せない重要なものだ。
これらが決め手となって、なにかしらのコンテンツにハマることが多い。


逆にあんまり気にならないのは、イラストの細部だ。気にならないというか、どちらかというとよくわからない、といった感じ。

エリオスのイラストは好きだ。今までハマってきたコンテンツのイラストはどれも好きだった。それでも、100%楽しめている自信がない。
いいと思うイラストや好きだと思ったイラストの、一体どこが刺さったのか、上手に説明できないのだ。


ストーリーや表現については、浴びているうちに「気になるところ」が出てくる。一度立ち止まって確認して、時間をかけて噛み砕いて意味を考えたりすることもある。

しかし、イラストを眺めていて「気になるところ」が出てきたことは、長いオタク人生で一度もない。
例えば隣でわたしのスマホ画面を見ていた友人が、もしくは同じイラストを見たフォロワーが、「ここ、すごくいいよね」とイラストを指す。もしくは、「ここ、おかしくない?」とわたしに示してくる。そこでやっとわたしは、「イラストの一部」へと目をやる。この人がこの表情をしている意味、こんな体の動きをしている理由、それは誰かに問われなければ、わたしの中で永遠に生まれてこない問いなのだ。


理由は簡単、わたしが絵に馴染みがないから。

絵を見ることに慣れていないから、どこを見ればいいかわからない。
この絵に一定の手間や時間や技、それからお金が掛かっているのだろうということは想像がつくのに、そうではないイラストとの違いがあまりよくわからない。

だから同様に、美術館が苦手だ。どこを見ればいいかわからないし、なにを味わえばいいかわからない。


同様なことが「甘いもの」に関しても言える。
甘いものが得意ではないわたしは、1人でいれば基本的に甘いものを口にしない。コンビニのスイーツコーナーにも行かないし、時間潰しのために入ったカフェのチェーン店でも紅茶を注文してミルクも砂糖も付け足さない。
だから誰かと一緒に甘いものを食べたとき、その甘いものがよくわからない。嫌いなわけではないけど、それに施されているこだわりや、手間がまったく読み取れない。味わうための舌がペラペラに薄いのだ。



もったいないな、と思う。理解できて、誰かと語り合えたら幸せだろうな、なんて想像してみる。
一方で、仕方がないか、ともどこかで思う。全ての機微を読み取れるほどの繊細さは、残念ながら持ち合わせていない。



逆に、色々な入り口があっていいのだと思う。
見た目が可愛い、という理由でスイーツを選んだっていいし、もちろん好きなフレーバーのものを選んだっていい。気分で、どれにしようかなと指差して選んだって怒られることはない。
ゲームだって、システムからでも、ストーリーからでも、イラストからでも、声からでも、音楽からでも、なんなら運営方針からでも、好きなところから入って、好きになっていいのだ。どんな理由だって尊ばれることはあれど、卑しまれることはない。



美術館にも、美術が全くわからなくたって入っていいらしい。

わたしが動物園や水族館や科学館に頻繁に足を運ぶように気軽に行っていいし、展示品の全てを観なくていいらしい。

今度行ってみるか、美術館。




こんしゅうは、なんか長くなっちゃった。
長いことお付き合いありがとうございました。

わたしはエリオスの、物語の内容と、ストーリーの描かれ方と、声優さんの演技と、バトルシステムと、それから何より運営さんのことが、大好きです。
あなたは、好きなコンテンツのどこが好きですか?



おしまい。
ここまで読んでくださった方、ありがとう。
あなたにとってもわたしにとっても、
明日からの来週がいい1週間になりますように。


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