無くなる仕事
某ユーチューバーが2030年までに無くなる仕事筆頭に「レジ打ち」を挙げていた。
まさに今私が就いている仕事(パートだけど)
定年退職前になくなるかい!?働けるまで働こうと思っていたのに、オーマイガー!
でも納得はできる。私の勤める某スーパーでも商品の登録から会計まで全てお客様でやっていただくフルセルフレジ導入したけれど意外に皆使う。
通常レジやセミセルフレジが混んでいるからだとか、品数が少ないから、だけではなくてかごに山盛りいっぱいあってもこちらを使う人、いる。別にこちらを使うと数%安くなるとか、そういった特典があるわけでもないのに。
他にも自分のスマホにアプリをダウンロードして、そしてそのアプリで商品のバーコードを読み込み、会計時にQRコードを出して指定場所にそのQR コードを読み取って会計終了というのもある。こちらはあまり使う人いないけれど。
コンビニでも無人レジ実証実験しているし、レジがそのうち要らなくなるっていう意見に異存はない。
ただ、2030年内ってのは果たしてどうかな、とは思う。もう十年ないけどそれはさすがにないかも。
理由は主に2つ。
一つはお年寄りが多いこと。今から後期高齢者になる人は今からだからフルセルフレジでもこなせるけれど、通常レジやセミセルフレジに並ぶお年寄りは多い。今から10年足らずでいなくなるとは思えない。
でもこれは時間が解決する。
もう一つの理由の方が懸念事項、特にこの日本では。
フルセルフレジ導入して、店舗全体で増えたものがある。
それは未会計。万引き。
レジ袋が有料化して万引きが増えた、とあったけれど、こちらも少し考えればすぐわかる。
なにせ自分で商品登録するのだ。そしてその場でマイバッグに入れられるのだ。ふりをする、安い価格の方を登録する、バッグに入れたあと、隙を見て会計しないでいなくなってしまうなどなど。
なぜわざわざレジに行くのかというと、万が一見つかった場合、忘れたとか間違えたとか言い訳ができるのだ。言うなれば確信犯。だからこちらのがたちが悪い。
もちろん見張ってはいるが、当店では一人ないし二人で八台見ている。
他のお客様に声かけられ対応したり、場合によっては一瞬持ち場を離れたりもするので、ぶっちゃけて言えば全てを見ている訳ではない。それでも上記のような人の行為を発見して、確実ならば声かけて防止に努めている。
そうしないと、あそこの店は万引きしやすいとまことしやかに情報が拡がって、集まってきてしまうのだ。そうするときちんとお金を払っているのがバカバカしくなって、万引きしていく者が増えていく。そうなったらその店は終わり。
経緯は違うが、万引きが原因で潰れた店は実際にある。万引きを甘く見てはいけない。
万引きは常習犯が多い。だから一度怪しいとすれば、その人が来店したのを確認できれば店員で注視することができるが、他の仕事だってある。ずっとというわけにはいかないし、見逃す場合もあるし、従業員の異動もあるし、夕方は学生バイト多数。数年経つと記憶も薄れる。
見計らったように彼らはやってくる。
それを防止する方法。おそらく日本の技術ならば、激減は可能と私は思っている。
もう今は監視カメラ常設店舗も多いことだろう。そう、店内店舗だけでいいので、この常習犯の特徴を覚えさせて、来店したならば従業員だけにわかるように合図を出せばいいのだ。
今の技術ならばおそらく可能(と思っているんだけれど)で、
コストもまだかかるのかもしれないが、人員が削減出来る、万引きが減るの相乗効果でプラスに転じれば、経営者は喜んで導入するだろうし、いずれなるだろう。
では何が引っかかっているのか、といえば、それは法律。
これが最大にして最強のネック。
私は法律は全然詳しくないのだが、おそらくこれは法律に引っかかる、法改正が必要。
でもこれをしない限りはレジの無人化もあまり進まない、と私はみている。
どうにも日本は、性善説に基づいているのか、犯罪者に対して甘い気がする。
隣近所顔見知り、のような昔の日本だったならば、村八分が効いていて犯罪が抑制できていた。
でも核家族どころか独身者世帯も増えた現在ではこれはもう機能していない。
犯罪者にはマイクロチップでも埋め込んで、一定期間監視してもいいと私は思っている。
今だって執行猶予期間というものがある。万引きに限らず、法を犯した者は一定期間監視体制できるとか、そんな法案が提出されたら私は賛成する。
例えば確実に万引きした人は周辺地域の店舗の監視カメラに来店したら補足できるようにしておく。そうしてある一定期間監視体制を敷いて、従業員や巡廻中警官、あるいは万引きGメンなど特定の人に注意喚起を促す事が出来るように。
例えば交通違反を繰り返す者は道路の監視カメラに車の車種やらナンバーやらを記憶させ、映ったら補足出来るように。
以前にも書いたが、罪を犯したものが信用を取り戻すには7倍ものモノコトを要す。これは心理学的に検証してはじき出されたデータだ。個人差があるので開きもあるし、犯した罪と償い方法もマチマチなのであくまでも目安程度に過ぎないが、それほど信用を取り戻すのは難しいことなのだ。社会復帰出来るチャンスが云々とされる記事をたまに見かけるが、それ程のことをしたのだ、甘いこと言うなと私は言いたい。
聖書か何かにそんなことが書いてあったような気がするし、仏教にもあったような気がする。7という数字は心理学的に何がしかの意味があるような気がする。まあこれは蛇足的な話。
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