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今朝、家の中でクモを一匹、見つけました。

家の中に虫が飛び込んで来るのは幸運の印

ということで殺生はしないのですが(蚊やハエ、ゴキ○リなどの害虫は別)クモってのは見た目のグロテクスさとは裏腹に益虫なんですよね。

家の中の小バエやらなんやらを捕食してくれる。

調べたところによるとそういった害虫が発生しているところを感知してどこからともなく現れ捕食して、そして害虫がいなくなったら糸という置き土産を残して何処へ去っていく

生き物らしいです。

だから蜘蛛が現れたらまずは害虫退治をしましょう。そうすればクモはいずれいなくなります。

ということで、退治もせず家から追い出しもせずそのままです。

そんな大きいものでもないですしね。

置き土産と見た目がちょっとう〜んって感じなんですけれど。

ところで芥川龍之介の有名な短編小説「蜘蛛の糸」

お釈迦様が地獄に堕ちているカンダタだったかな?を見つけて、昔カンダタが蜘蛛を助けていたことがあったので、蜘蛛の糸を一本垂らして地獄から救おうとした話。
カンダタは垂らされた糸に捕まって必死に登って行くが、ふと下をみたら何十人もの地獄に堕ちている悪人がその細い糸に捕まって同じように登ってくる。
糸が重みで切れることを恐れたカンダタが、他の者達を蹴落とそうとした瞬間、糸はカンダタのすぐ上で切れてカンダタはまた地獄へ落下していった。

色々考察することはあるのですけれど。

作者は蜘蛛は益虫だということを知っていたのでしょうかね。蜘蛛というチョイスがなんともいえない。

それからカンダタはどうすれば地獄から抜け出すことができたのか。

今、(自己診断)鬱病からの回復過程の再編集、加筆等を行っているのですけれど。

蜘蛛の糸というのは救いの光だったのではないかと。
蜘蛛の糸という光を見つけた時、それに感謝して例え下に追随してくる者達に気がついても蹴落とすことはせず、ただひたすらまっしぐらに登っていけばカンダタは地獄から助け出されたのではないかと。


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