有馬記念のみどころ
お久しぶりです、約一ヶ月ぶりの投稿になります。
いよいよ年間の締めとなる有馬記念を一週間前に控えました。今回は実力馬たちが集結して有終の美を飾るにはふさわしいレースになると思います。
今回は名だたる実力馬たち(10頭)をピックアップして紹介をしていきたいと思います。
(いつもは6頭くらいなのに今回ばかしは実力馬多すぎ…豪華すぎる…(嬉しい悲鳴)
※予想ではないです
今回の特別登録馬(オッズは12月15日現在)
・アーモンドアイ
・アエロリット
・アルアイン
・エタリオウ
・キセキ
・サートゥルナーリア
・スワーヴリチャード
・フィエールマン
・リスグラシュー
・ワールドプレミア
アーモンドアイ(牝馬4 ルメール騎手 国枝厩舎)
1番人気
主な出場レース
2018年
①桜花賞(阪神 芝右1600 3歳牝馬 良)
①オークス(東京 芝左2400 3歳牝馬 良)
①秋華賞(京都 芝右2000 3歳牝馬 良)
①JC(東京 芝左2000 3歳以上 良)
2019年
①ドバイターフ(メイダン 芝左2000 3歳以上 良)
③安田記念(東京 芝左1600 3歳以上 良)
①天皇賞秋(東京 芝左2000 3歳以上 良) 前走
ここまで強いとそりゃ1番人気になりますわ、って感じです。もともと香港のレースに出るつもりだったので有馬記念に出る予定は無かったのですが、熱が出たので遠征を中止。
急遽参戦が決まったわけですが、鞍上を先約があったフィエールマンとルメールと争った挙げ句、無事にルメールを鞍上にすることに出来ました。
ずっとルメール騎手が乗っており、アーモンドアイにベタ惚れしてるルメールが乗るということはこの馬に死角はないと言えるでしょう。
不安材料としては、長くても2400のオークスしか走っていないこと。3歳牝馬という対等な条件でしたが、今回は古馬も牡馬も出てくる中でこの距離をどう戦うかが鍵になると思います。
アエロリット(牝馬5 津村騎手 菊沢厩舎)
10番人気
主な出場レース
2017年
⑤桜花賞(阪神 芝右1600 3歳牝馬 稍)
①NHKマイルC(東京 芝左1600 3歳以上 良)
⑥秋華賞(京都 芝右2000 3歳牝馬 重)
2018年
②安田記念(東京 芝左1600 3歳以上 良)
①毎日王冠(東京 芝左1800 3歳以上 良)
2019年
②安田記念(上記)
②毎日王冠(上記)
③天皇賞秋(東京 芝左2000 3歳以上 良) 前走
今回、不人気ですが個人的にちょっと好きな馬です。有馬記念を引退レースにすると公言しており見せ場を作ってほしい馬。
とにかくこの馬は良馬場にめちゃくちゃ強い。過去に馬券外になったレースの殆どは重馬場となります。この馬の特徴はレース後ずっと頭を走る逃げ馬です。先頭を走ってレース展開をこいつが作ると言っても過言ではないです。
今回は後に紹介しますが逃げ馬が沢山いるので活躍できるかは不安ですが引退と年間を締める良い走りを期待したいと思います。
アルアイン (牡馬5 松山騎手 池江厩舎)
12番人気
主な出場レース
2017年
①皐月賞(中山 芝右2000 3歳 良)
2018年
③大阪杯(阪神 芝右2000 4歳以上 良)
③マイルCS(京都 芝右1600 3歳以上 良)
2019年
①大阪杯(上記)
⑯マイルCS(上記) 前走
この馬は割といい走りをする馬なんですがなかなか結果が伴わず、今年の大阪杯で皐月賞ぶりにG1を制覇し復活と言われた熱い馬です。しかし、復活と言われたあとも苦戦が続き今回の有馬記念を最後に引退します。
最近では北村騎手が乗っていましたが、皐月杯を制したときのコンビである松山騎手とコンビを組んでの参戦です。この時の皐月賞には今回も一緒に走るスワーヴリチャード、レイデオロが参加してました。最後に見せ場を作ってほしいです。
エタリオウ (牡馬4 横山騎手 友道厩舎)
13番人気
主な出場レース
2017年
①2歳未勝利
2018年
②菊花賞(京都 芝右3000 3歳 良)
2019年
④天皇賞春(京都 芝右3200 4歳以上 良)
⑨宝塚記念(阪神 芝右2200 3歳以上 良)
⑦JC(東京 芝左2400 3歳以上 重) 前走
この馬の特徴といえば「シルバーコレクター」という異名を持つほど2着が多い馬です。ここでは割愛してますが、2着が7回、1着は2歳未勝利の時のみでそれ以来勝っていません。
近走でもレース内容はあまりよろしいとは言えず苦しい戦いが続いているのは事実です。
しかしこの馬は長距離向きでフィエールマンやキセキと共に走ることが多く、他の馬が2000m前後を走ってるのに対し3200mなどにも対応できる馬です。
今回2500mというやや長めの距離ですので、距離適性の有利を発揮してほしいところです。
キセキ (牡馬5 ムーア騎手 角居厩舎)
7番人気
主な出場レース
2017年
①菊花賞(京都 芝右3000 3歳 不良)
2018年
③天皇賞秋(東京 芝左2000 3歳以上 良)
➁JC(東京 芝左2000 3歳以上 良)
⑤有馬記念(中山 芝右2500 3歳以上 稍)
2019年
➁大阪杯(阪神 芝右2000 4歳以上 良)
➁宝塚記念(阪神 芝右2200 3歳以上 良)
⑦凱旋門賞(ロンシャン) 前走
個人的にめちゃくちゃ好きな馬なので贔屓が入りますが悪しからず笑
この馬の面白いところは昨年の毎日王冠から走り方が変わったことです。それまでは後方から差し返すレース展開をしていましたが苦戦が続き、先行逃げ切りのレース展開をするようななりました。
その結果、勝ち鞍はないですが馬券内に入ったり大敗することがなくなり安定した走りができるようになりました。
前走の凱旋門賞ですが、周りの馬が強すぎたこと、洋芝特有の癖に慣れなかった、長距離輸送の疲れなどが見られたた為、参考外にしていいと思います。
鞍上のムーア騎手は秋季短期免許での騎乗になりますが、有馬記念はこの免許での騎手がとても強い。
また昨年も有馬記念を走っており経験の差が他の馬との差にもなると思います。
サートゥルナーリア(牡馬3 スミヨン騎手 角居厩舎)
3番人気
主な出場レース
2019年
①皐月賞(中山 芝右2000 3歳 良)
④ダービー(東京 芝左2400 3歳 良)
⑥天皇賞秋(東京 芝左2000 3歳以上 良) 前走
この馬は前走の天皇賞秋ではアーモンドアイに対抗する3歳世代馬として注目されていました。結果は6着と悔しい結果でしたが、今回はアーモンドアイを含む歴戦の古馬たちにリベンジを果たすチャンスです。
今回勝てば3歳世代最強馬として認めてもらえると思うので実力を発揮して欲しいと思います。
また鞍上はスミヨン騎手で、ムーア騎手と同じく秋季短期免許での騎乗になります。前走の天皇賞秋と同じコンビなのでコンビでリベンジしてほしいです。
スワーヴリチャード(牡馬5 マーフィー騎手 庄野厩舎)
8番人気
主な出場レース
2017年
➁ダービー(東京 芝左2400 3歳 良)
④有馬記念(中山 芝右2500 3歳以上 良)
2018年
①大阪杯(阪神 芝右2000 4歳以上 良)
③安田記念(東京 芝左1600 3歳以上 良)
③JC(東京 芝左2000 3歳以上 良)
2019年
③宝塚記念(阪神 芝右2200 3歳以上 良)
⑦天皇賞秋(東京 芝左2000 3歳以上 良)
①JC(東京 芝左2000 3歳以上 重)
この馬はずっとG1の一線級で戦ってきた古馬で結果を残し続けています。
勝ち鞍は昨年の大阪杯から遠ざかっていましたが、前走で見事な走りっぷりを披露しJCを制しました。
3歳牝馬のカレンブーケドールとの叩き合いでも見事競り勝ち、古馬の意地を見せてくれました。今回もサートゥルナーリアやヴェロックスという3歳馬相手にも好走を期待したいです。
鞍上はマーフィー騎手。前走と同じコンビで有馬を取ってほしいです。
フィエールマン(牡馬4 池添騎手 手塚厩舎)
5番人気
主な出場レース
2018年
①菊花賞(京都 芝右3000 3歳 良)
2019年
①天皇賞春(京都 芝右3200 4歳以上 良)
⑫凱旋門賞(ロンシャン) 前走
来ました大本命、今年本当にお金が無いときに天皇賞春と札幌記念で結果を残してくれて、僕の生活費を救ってくれたみんな大好きフィエールマン。
枠順確定する前から俺はコイツを本命にします。本気の予想馬券と俺の買い目は異なります。どうしてもフィエールマンに贔屓が入ってしまうので。
この馬の勝ち鞍ですが、菊花賞と天皇賞春どちらも3000メートル級の長距離です。他の馬が2400メートルまでしか経験ない中で長距離を勝てているという事は今回の有馬記念では大きなプラス要素です。
実際、過去のデータでも菊花賞を制した馬は有馬記念で勝ちやすいというデータもあります。
鞍上ですが、もともとルメール騎手が乗る予定でしたが、アーモンドアイが急遽出走することになり、池添騎手に乗り変わりました。
この池添騎手ってのも面白いんですよ。過去に有馬記念で4勝を飾っており、歴代騎手の中では最多でグランプリ男と呼ばれています。
ずっと乗ってくれてたルメール騎手が惜しいですが、見返す為にも頑張ってほしいです。
リスグラシュー(牝馬5 レーン騎手 矢作厩舎)
2番人気
主な出場レース
2017年
➁桜花賞(阪神 芝右1600 3歳牝馬 稍)
⑤オークス(東京 芝左2400 3歳牝馬 良)
➁秋華賞(京都 芝右2000 3歳牝馬 重)
2018年
①エリ女杯(京都 芝右2200 3歳以上牝馬 良)
2019年
①宝塚記念(阪神 芝右2200 3歳以上 良)
①コックスプレート(ムーニー) 前走
この馬もスワーヴリチャードと同世代の古馬でG1の一線級で戦ってきた馬です。
スワーヴリチャードとも戦っており、宝塚記念ではリスグラシューが制しました。
この馬の通算成績はとても良く、21戦6勝 着外は3回のみという結果を残しています。
鞍上はレーン騎手ということで、宝塚記念やコックスプレートで一着という相性も良さそうなので期待できる馬だと思います。
ちなみにリスグラシューは今回の有馬記念を以て引退します。最後に良い走りをして欲しいです。
ワールドプレミア(牡馬3 武豊騎手 友道厩舎)
4番人気
主な出場レース
2019年
①菊花賞(京都 芝右3000 3歳 良)
この馬は昨年にフィエールマンが制した菊花賞を今年制した馬です。3000メートル級の長距離も走れるという事は大きなプラス要素であると思います。
後方から差し返すレース展開を得意としていますが、今回アエロリットやキセキ、クロコスミアといった先頭を引っ張る馬たちが多い中、後方で上手く脚を溜めて差し返す展開があると面白いと思います。
なお鞍上は武豊騎手。武豊騎手は新馬戦の時からずっと乗っていて癖も知っている信頼できる騎手だと思うので、古馬相手にも怖じ気づかずに走ってほしいです。
あとがき
以上がピックアップした10頭です。
他にもヴェロックスやクロコスミア、シュヴァルグランなども紹介したかったですが、この10頭の背景を知っているだけでも楽しめるのではないかと思います。
馬券予想編ではこれらのデータを元に何を参考にし、何を捨てるかを理由と共に解説していきます。
また、馬を知ったところで、競馬自体がよくわかんないやって人に向けた有馬記念特別編、競馬の醍醐味を語るノートも出していきます。