ジュリエッタ喧嘩ライブ
最初に
昨年末頃だったか、藤本さんが「俺たちはいつ解散してもおかしくない」みたいな、突然の解散匂わせをした。
それで、私はどうやったら良いのかわからず、こんな気持ちでジュリエッタの2人を…大好きな藤本さんを見ることができないと感じ、暫くの間、距離を取っていた。
他の人のネタを見たり笑ったりするけど、ふとした瞬間、ジュリエッタのコントが見たくなる。
日常にありそうで、なさそうで…、でもありそうな、不思議なコント。
他の人では代替できない、唯一無二のもので、これはジュリエッタではないとできないものだと感じる。
だから、解散はして欲しくない。それが素直な気持ち。
でも、無理矢理続けても、2人が楽しくないなら、こちらも楽しめないから、本当にどうしようもなくなって、解散するか死ぬかみたいな究極で、極端な2択になったら、解散しても良いと思う。
と、書いたけど、私は喧嘩ライブを見に行っていないし。
内容は、アフタートーク、お客さんの感想ツイートでしか知らない。
だから、こんなふわっとしたことしか言えないのである。
それなら黙ってろ、と思うかもしれないが、黙っていたら後々になって後悔する気しかしないから、言わせていただく。
藤本聖さんへ
――他のお客さんの感想を見て、しんどくなった。
そう、アフタートークで話しているのを見て、何がどうした?と疑問に思い、見終わった後、感想ツイートやnoteを見た。
私は藤本さんのファンだから、読んだりしていて、途中で辛い気持ちになった。
藤本さんがどんな人間かは知らない。けど、藤本さんなりに井尻さんのこと、コンビのことを考えて、歩み寄ろうとしていたのではないか。いや、今もしているのではないか。
私が想像する何億倍も、何京倍も…いやそれ以上に、もう既に頑張っていて、頑張れない程に頑張っていると思う。お疲れ様です、本当、家族と美味しいご飯食べて、あったかいお風呂入って、気持ち良いお布団で、寝てくれ、と思う。本当、寝て。
ちょっとだけ、自分語りをさせていただくと、私もある日突然母さんが精神的にイカれた。
本当に突然。本人は自覚してるのかしてないのかわからないし、兎に角「どうした? 何があった?」と聞きたくても、本人からは話しかけんな、放っておいてくれオーラが全開で、話しかけられず、でも、話しかけた方が良いのでは? いや、でも…を繰り返し、悩んだ結果、放っておいた。気を遣った。…今も、気を遣ってる。
井尻さんがどのように精神的にイカれてしまっていたのか、抑うつ状態といったって、度合いが様々だから、何も知らない私は下手なこと言えないのだけれど。
多分、最初、井尻さんの様子がおかしいことに気づいた時、めちゃくちゃ驚いたと思う。戸惑ったと思う。
藤本さんなりに調べて、井尻さんが抑うつ状態とまではわからなくても、精神的にイカれてるって知った時も、驚いて、戸惑って、悩んだと思う。
悩みに悩んだ結果、少し井尻さんを放っておいたと思う。
それが悪いと感じる人もいれば、良いと感じる人もいる。
私は後者だ。
ここで、変に「何かあった?」と聞いたら、共依存ルートまっしぐらだったと思うから。
…と、このまま色々とダラダラ書いてしまいそうだから、簡潔に言おう。
藤本さんは、何も悪くない。
ただちょっとだけ、井尻さんのことを思い過ぎているだけ。
私は井尻さん側に立ったこともあるから、少しだけ想像できるけど。
何かあって、ガァーッと言われると、言葉が耳に入ってこない。
いや、音声としては入ってくるけど、意味がわからない。
理解できない。
それは、諦めとかではなくて、そういう症状。
理解しようとすればするほど、理解できなくて、混乱して「わからない」しか言えなくなる。
けど、藤本さんからすれば、いつもと変わらない言葉、声で、でも感情が乗っかって、少し強くなったりもしたかもしれない。でも、そんなのは誤差のようなもの。
だから、井尻さんの「わからない」が、わからないんだと思う。
でも、そこでわかるようにしろ、なんて言わない。
理解できるように努力しろ、なんて。そんな酷なこと言いたくない。
とはいえ、そのままで良いか、というと違って。
ただ、井尻さんが「わからない」といったら、「OKOK!
今、何を言っても理解力が異世界旅行に行っちまってるんだな」と思って「そっか。またわかりそうになったら、声かけてな」と言ってくれたらな、と思う。
勝手だけれど、そうやって井尻さんとの距離を取った方が、藤本さんが楽だと思うし、井尻さんも楽だったりするかもしれない。
井尻貫太郎さんへ
私は、先述した通り、藤本さんのファンだから、井尻さんのことは知らない。
知ろうとしたし、してるけど、掴めないまま、今に至ってる。
だから、本当にふわっとしたことしか言えない。
先にちょっと自分語りすると、私も精神的にイカれてるから、何となく井尻さんの抑うつ状態時の辛さは想像できる。
あと、私もお兄ちゃんから何時間も説教されたりしたことがあるから、説教タイムのしんどさも想像できる。
ただ、私は井尻さんではないから、理解はできない。
さて、井尻さんもお疲れ様です。今の精神状態はどうですか? もし辛かったら、読まなくて良いです。文字見るだけでも、自分を責めたてるようなものに映るときもあるから。
アフタートークで、飲み会に行くとは言ったものの、行きたくなくなって、2時間くらい時間を空けた、吐きそうになった、と言っていたのを聞いて「あ、マジじゃん」と思った。嘘ついてるとは思っていないけど、軽いものだろう、と思っていたから。
抑うつ状態が1番酷かったのは、2年前の夏らしい。
でも、一旦治った気がしても、治ってなくて、抑うつ感の野郎は、ある日急に「やっほ! 元気してるぅ〜? お邪魔するよ!」とやってくる。邪魔するなら帰って、といっても帰らず、暫く居座ったりする。
自分ではどうしようもなくて、ただただ身体は動かないし、理解力が引くほど低下するし、心臓痛すぎてやってらんないと思う。
でも、それはそういうもんなんだと、私は思う。
で、この辛さは、人に言ったところで、理解してもらえるものではないと思う。
…と、またダラダラと書いてしまいそうだったから、簡潔に言おう。
藤本さん同様、井尻さんも何も悪くない。
ただちょっと、井尻さんも井尻さんで、藤本さんのことを思い過ぎているだけ。
1番近くにいる他人が、きっと藤本さんなんだと思う。
だから、藤本さんには自分の辛さをわかってもらいたい、と心のどこか…意識していなくても、無意識下にはあると思う。
なかったら、今のような状態にはなっていない。
もう遠の昔に、解散していたと思う。
でも、その辛さをわかってもらいたい、という気持ちは悪いことではない。良いことでもないかもしれないけど。
1番近くにいて、仕事のパートナーで、一緒に面白いことする人ってなったら、やっぱり理解してもらいたいものだし、そう思うのは自然。
けど、どうしたって他人で、それも育ってきた環境も違えば、価値観も違うし、物の見方、感じ方も全部違うから、理解はできない。それも自然。
だから、この人は自分とは違う世界からやってきた人なんだ、と思ってもらえたらな、と思う。勝手に。
最後に
色々と勝手に書いてしまったけど、不快に思わせてしまったならば、申し訳ない。
そして、他のお客さん同様な熱で、応援することは多分できないと思うけど、それでも私はジュリエッタのコントが好きで、ほんとう、全人類に限らず、生きとし生けるもの全ては見るべきだって思ってる。
本当に、後世に語り継がれるべきもの。
だから、解散しないでほしい。
お笑い芸人をやめないでほしい。
勝手すぎるけど、だって私、まだ生でジュリエッタのコント見れてないんだもん。見たいよ。
画面越しでも面白すぎるんだから、生で見たらきっと凄いんだな、て…。想像しただけで、ニヤつく。
まとまりのない文で、読みづらいものだったと思う。
本当に申し訳ない。
ただ、最後に。
本当の最後に、これだけ。
もっと気軽に、辛い、しんどいっていっても良い。
いや、言ってくれ。
言ってくれたら「そっか、辛いんだね」て思うから。
思うだけで、何かある訳ではないし。
言ったところで、何か変わるのか、と思うかもしれないけど。
案外、言ってみると、何かが変わるかもしれない。
無理にとは言わないけど、言いたくなったら言って。
…って思ってる、芸人仲間はいると思う。
誰も聞いてくれないだろ、と思うかもしれないけど、いるにはいるはず。
多分、野村さんと河野さんと周平魂さんは、聞いてくれると思う。
本当、あまり溜め込まないで、吐き出して。
2人の気持ちが少しだけでも楽になって。
今日もご飯美味しかったな、て思って、寝てほしいな。
それでは、また。