CDJ2223 12/29 ハルカミライ

何ヶ月か前に発表されたCDJのチケットを、もう一次先行の段階で取ってしまったくらいには私はこの日をとてつもなく楽しみにしていた。
その中でも特にハルカミライの衝撃がかなりすごかったので書きたいと思う。

当日、いつもは車で家族と向かう幕張メッセに、友達と電車に揺られて駅から寒い道を3人で歩いた。すでに開場していて、KOTORIのタオルを買ってすぐにGALAXY STAGEに向かった。三番手、リハーサルで出てきた3人。始まるファイト!!のイントロ。気づいた時には空を飛んでいて、私は大地くんの直線上、まっすぐ拳を上げていた。この瞬間が大好きだ。そのあとはじまる、フュージョン。声出しがかなりあって、前にいたお姉さんを蹴り飛ばしてしまいそうな勢いで飛びまくっていた。須藤くんの掛け声で始まる、To Bring BACK MEMORIES 。会場の全員が拳を上げているのは、前方エリアの後ろの柵の前にいた私でもわかるほどの熱気を感じた。

ハルカミライの登場映像がスクリーンに流れ出し、観客は一気に歓声を上げた。さっきまで前にいたお姉さんが、柵前に入れてくれて気分は上々だった。旗を持った学くんが出てくる。会場は跳ね上がって、学くんを迎えた。

雄叫びと共に始まる、君にしかのイントロ。
11月の大阪ぶりのハルカミライ、君たちはどこにいてもかっこいい、そう思いながら私は硬い柵前の床を跳ね上がった。毎度お馴染みのカントリーロードを止めるくだり。あれも結局毎回笑ってしまう。ここで意外にファイト!!をぶち込まれて、観客は叫び、飛んだ。
「大地、行くぞ!」といって、いつもは回転しない学くんも大地くんと共にステージを縦横無尽に転がった。それを見て笑う須藤くんと小松くんも揃って、ハルカミライなんだ。

「CDJの台風の前!事件を起こしに来た!」と言った学くんに呼応して、私は拳を上げた。事件とか、伝説とか、革命とか。呼び方は何でもよくて、とにかくハルカミライらしくこの会場を無茶苦茶にして欲しい。そのあと須藤くんが「みんな何回ファイト!!やるか予想してんでしょ?どーせ」と言い、もちろん10回やると予想していた私は、手を叩いて笑った。直後に始まるファイト!!そのまま俺たちが呼んでいるが始まり、私はただただハルカミライの台風に巻き込まれていった。

そんな中、「革命だ〜!」と言って、始まった革命前夜。まさか、私はこの曲が来るなんて思っていなくて、隣のお姉さんたちと共に飛び上がり、拳を上げた。革命は起こすものなんだー!!!

そのあと、またファイト!!をやって、もう体中汗まみれで、私はパーカーの袖を捲り、柵をがっちり掴んで飛んでいた。その直後に始まったエース。エースはショートチューンの中でも本当に好きな曲で、みんなが学くんに向かって人差し指を集める。子供の時にみんなの仲間になって遊んでた記憶はさほどないけど、今この瞬間、このステージがライブハウスと化してる今、知らない人と指を伸ばして仲間になっていたと思う。

散々私のボルテージを上げた後に
「自己紹介してもいい?」でQUATTRO YOUTH 
もうおいおい嘘だろという状態で私は飛びまくった。クアトロは本当にカッコよくて、でも4人の仲の良さが出まくりの、最高の曲で、みんなで「いえーい!」と拳を突き上げるのも最高に楽しい。

その後、ウルトラマリン、predawn 、僕らは街を光らせた。早い曲じゃなくて、こういう曲でも学くんの透き通った真っすぐ図太い声は、響く。
僕らは街を光らせたでは途中で小松くんと須藤くんの元同居コンビが握手していて、それを見て少し涙ぐんでいたら、「この先の人生、頑張っていくのは、俺たちみたいなロックバンドに、けつ叩かれたお前らだ!」と学くんがいい、私はそこで涙が止まらなかった。結局、私の毎日の八割以上を支えているのはロックバンドであって、音楽の力が凄まじいものなのはハルカミライをはじめとしたたくさんのバンドマンが、コロナになってより一層教えてくれた。私は、自分のことは嫌いだけど、ハルカミライが好きな自分はとても好きで、ハルカミライはこうやって私の日々を色付けて励まして、背中を押してくれる。

その後のファイト!!祭りでは、残りの汗すべてを出し切った。最高だ。


次はでかいステージの話をしよう。
リハーサルで出てきた3人は、3回ファイト!!をやって、幸い前方を取れた私は反発しまくる床で高く飛びまくった。また、ハルカミライの紹介映像が流れ、そこから旗を持った学くんが現れる。よく見ると、小松くんはマイヘアのタンクトップを着てて、すでにそこに涙ぐんでる人もいた。

君にしかのイントロから始まり、会場はどんどん盛り上がる。その後はカントリーロードに入らずマイヘアのクリサンセマムが始まる。私は、マイヘアそこまで詳しくなく、この曲はわからなかったけど、大地くんと須藤くんが2人で一つのマイクで歌い、マイヘアが3人であることを彷彿させる。
誰かのストーリーに鬼練、と上がっていたのはきっとこれのことなんだろう。

「伝説起こしに来ました!」

と学くんはそういって、カントリーロードが始まる。いつも以上に飛びまくる学くんにこちらもつられて飛びまくる。その後何度もクリサンセマムをやるから、私は最終的に歌えるようになったし、ファイト!!との連続で息が上がり足がパンパンだった。

PEAK’D YELLOW では、友達と肩を組んで、拳を上げて4人に向かって突き上げた。わたしは、なんでこんなに幸せなんだろう、とずっと思っていた。その後の世界を終わらせて。歓声をさがしてのサビのフレーズ。アカペラで学くんが歌う。でっかいステージの後ろまで響く学くんの歌声。
好きならいい、って歓声をさがしての歌詞。マイヘアもハルカミライもずっと一緒にやってきたから、学くんがこの歌詞を歌っても、何も違和感がなくて、きっと君たちは本当に素晴らしい2バンドだ、と思った。

「DJ放送室 僕の曲をかけて
みんなが帰っちゃう前に」

そこからはじまる世界を終わらせて。学校の昼休み、ご飯を食べてる時のように流れる世界を終わらせて。なんでこんなにこの曲はいい曲なんだろう。

少しマイヘアの話をした後、わたしが好きなドラマみたいだの冒頭を歌った学くん。そのままアストロビスタに入り、眠れない夜にわたしマイヘアイズバッドを聴くのさ!そう言った。真っ赤や味方のフレーズも、ここに来れなかったマイヘアの気持ち、そして見に来たお客さんへの気持ちが感じられて、思わず泣いてしまった。

ヨーロービル、朝。
きっとわたしは、このバンドに来年も助けられるんだろうな、とかそんなことを思いながらずっと見ていた。クリサンセマムもファイト!!も気が狂うほどやって、飛びまくって、結果両足が攣ってしまったけど、彼らは常に最高更新し続ける最高のバンド!2023のツアーも楽しみだ。愛してる。


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