🖥️「4つのステップ」で自作PCを組んでみる！

💬のっぽのひとりごと

2024年9月19日 16:06

静電気くらうとなんか笑っちゃう。
どうも、のっぽです。

今回は私が実際にPCを組んだ時のことを『のっぽ流の4つのステップ』に沿って解説していきます。

2024年3月くらいに組んだので、その当時の状況での解説です。

現在ならもっと良い構成があるかもしれませんが、パーツよりも選び方や手順を参考になればなぁと思います。

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🟡用途を考える

私はほぼ１日PCの前に座っているほどのハードユーザーです。仕事も趣味もTVもPCを使っているからですが、細かく用途を書き出してみます。

✅現在の用途

🔸インターネット
SNSや調べもの・youtube等の動画鑑賞・ニュース・ショッピング・エクセルなどのオフィス系の作業もネットを使っている。

🔸動画編集
仕事で必要なので動画編集と出力（エンコード）は必須。

🔸画像編集
動画に必要な素材を編集するので必須。

🔸ビデオ通話
仕事でZoomやSkypeを使うので必須。当然Webカメラも使います。

🔸動画・音楽鑑賞
録画したTV番組を鑑賞したり作業中にBGMを流したり。録画は専用PCを組んでいるので考えなくてよい。

当時の用途はこれくらいですが、将来的にPCを使ってやりたいことがあるなら考慮しておくべきです。

✅将来的な用途

私は『AI画像の生成』をやってみたいと考えていて、以前試したこともありました。

録画専用PCを廃棄して１台にまとめる可能性もあります。

ゲームは興味ないし他に思い当たらないのでこれくらいですね。

✅負荷の高い用途（作業）を見極める

用途を書き出しましたがすべてを考慮する必要はありません。『どれが一番PCのスペックが必要なのか』がわかればいいんです。

高負荷の作業がこなせるスペックであれば他の作業もストレスなく処理できます。

特殊な使い方をする場合は例外もありますが、一般的な使い方なら大丈夫だと思います。

あくまで私の経験ですが、動画の再生や編集・エンコードとゲームは負荷が高く、PCの性能が高くないと処理に時間がかかったりPCの動作が遅くなります。

シンプルに動画系と考えてもいいです。扱う動画の解像度が低い場合は問題ありませんが、HD以上はスペックが必要。

特に4Kはモニターも含め全体的に高スペックのパーツにしないとスムーズに動作しないので注意。

それらを踏まえて、私の用途で高負荷なのは『動画編集・エンコード』になりますが、将来を考えると『AI画像の生成』が一番スペックが必要になります。

実は以前挑戦した時はスペックが全然足りず、1回生成するのに30分以上かかってしまいとても実用できるレベルじゃなかった。

その時のPC構成・環境では動画編集・エンコードよりも性能が必要と感じたので、新しくPCを組む際は『AI画像の生成』がストレスなくできるパーツで組もうと決めていた。

🟡パーツを決める&購入

用途と負荷がわかったら、ネットで必要なスペックを調べて各パーツを決めていきます。

4つのステップでは『パーツ決め』と『購入』を別にしてますが実際は同時に進めていきます。

パーツを2～3個に絞ってから価格ドットコムで金額を調べて決定するという感じですね。

コスパもパーツを決める重要な要素なので。

ただ多少の金額差なら、なるべくショップをまとめたいので最安じゃないショップを選ぶこともあります。

別にバラバラでもいいという方なら最安ショップから購入すればいいですが、会員登録が必要とか送料とか。。。なるべく手間を省きたいので。

それでは各パーツを決めていきます。

✅OS

Windowsなのは決定。あとはエディションを何にするかですが、これも悩むことなく『Windows 11 Home』に即決。

理由は簡単で、必要最低限の機能があって安価なHomeを選びました。他のエディションはビジネス・企業用なので私には必要ない機能があって高価なので。

価格ドットコムで調べるとAmazonが最安で15,336円だったので購入。

パッケージ版（リテール版）とDSP版の違いは理解しておきましょう。

わからない人はパッケージ版を買っておけば大丈夫です。Amazonではライセンスキー（プロダクトキー）だけが安く売られていたりしますが、認証時に弾かれるなどトラブルも聞くのでおすすめはしません。

✅CPU

2大メーカーである『Intel・AMD』から選ぶのが一般的。

性能や価格など選ぶ基準はいろいろありますが、私の場合は単純にAMDを載せたことがないので『Intel』を選びました。

用途によってコスパなどメリット・デメリットがあるので、本来はちゃんと調べて決めるべきでしたが、めんどくさかったのと時間もあまりなかったので。。。

メーカーを決めたら必要スペックから製品を選びます。その前にIntelのCPUについて知っておくべきことをお伝えします。

CPUの型番の後ろにアルファベットで『F・K・KF』などの記載があり価格も違いますが、それぞれ

🔸表記なし ⏩ iGPUあり
🔸Ｆ ⏩ iGPUなし
🔸Ｋ ⏩ iGPUあり・オーバークロック可能
🔸ＫＦ ⏩ iGPUなし・オーバークロック可能

という違いがあります。

iGPUとはCPU内にグラフィックを処理するGPUを搭載したものです。動画などの処理を受け持ってくれるのですが、その分『iGPUあり』だと価格が高くなります。

グラボを搭載するつもりならiGPUなしのFを選択し、価格を抑えることも可能です。

K・KFのオーバークロックについては説明を省きますが、初心者は手を出さない方がいいでしょう。

次にCPUのスペックで参考にする数値ですが

🔸コア
🔸スレッド
🔸クロック数（GHz）

以上の3つです。数値が大きければ大きいほど性能が良く処理が速いと考えれば間違いないです。

Intelの主力シリーズはCore i3・i5・i7・i9があります。ただしi3よりi5の方が性能が良いという単純な話しではありません。

クロック数だけで判断する方もいますが、クロック数が高くてもコア・スレッドによって性能に差が出ます。

そのためCPUの性能を比較するベンチマークのスコアを参考にするのが一般的。

『Intel ベンチマーク一覧』などで検索すると性能比較、数値化してくれているサイトが多数ヒットするので参考にしてください。

見るとわかりますが、製品によってはi5よりi3のほうがスコアが良いこともあります。

前置きが長くなりましたが、私は

🔸Intel 『Core i5-12400』
　 6コア🔹12スレッド🔹2.50GHz

を選択。ミドルレンジくらいかな。

理由としては、私の用途で負荷の高い動画の編集・AI画像の生成はグラフィックボードで処理すればよく、その他の作業はそれほどCPU性能を必要としないから。

さらに言えば、新しく組む前は何世代も前のCPUを使っていたので、i5でも十分速く感じるだろうと思ったので。

それらとコスパを考えて選びました。

Kaago内のPC-IDEAが最安で24,980円だったので購入。

✅ストレージ

SSDにOSインストール、データ保存用でHDD増設が私のスタイルなので今回も同様に組みます。容量は

SSD　1TB（テラバイト）
HDD　4TB

動画系と素材は容量食うので3TBと多めにしてます。いま考えるとSSDは256GB（ギガバイト）くらいでよかったな。。。

ちなみ『SSDはM.2』『HDDはSATA』で接続。どちらも一般的な規格です。特にM.2はマザーボードを選ぶ際に必要なので覚えておいてください。

そして私のチョイスは

🔸ＳＳＤ
Western Digital『SN770 NVMe WDS100T3X0E』
1TB🔹 M.2 (Type2280)🔹600TBW
🔸ＨＤＤ
Western Digital『WD40EZAX』
4TB🔹キャッシュ256MB🔹5400RPM🔹CMR

SSDはKaago内のPC-IDEAが最安で10,980円だったので購入。

HDDはソフマップが最安で10,880円だったので購入。

✅グラフィックボード（拡張パーツ）

マザボの前に拡張パーツを決めます。

光学式ドライブ・グラフィックボード（グラボ）・サウンドボードなどがありますが、私はグラボを使います。

必要なスペックは『映像出力がHDMIｘ2』『AI画像の生成がストレスなく生成できる』こと。

映像出力に関してはたいていのグラボなら問題ないと思いますが、最近はDisplayPortのほうがメインでHDMIがあっても1つだけということもあるので注意。

まず、グラボといったら

🔸NVIDIA 『GeForce』
🔸AMD 『Radeon』

の2大メーカーから選ぶ人が多いでしょう。かくいう私もそうです。

それぞれ特徴がありますが、調べたところによるとAI画像についてはNVIDIA GeForceがおすすめなようです。

必要最低限のスペックなら『RTX 3060 12GB』
それ以上を求めるならRTX 3070、3080、3090、4060、4070、4080、4090となる。

細かく言うと『Ti』『Super』などもありますが説明は省きます。

仕事とは関係ないし「やってみたいな」くらいなので入門として『RTX 3060 12GB』を選択したのですが、実はHDMI出力がひとつしかないという。。。

まぁ、マザボで対応できるのでOK！
ということで

🔸玄人志向『NVIDIA GeForce RTX3060 12GB』

に決めて価格ドットコムで調査。
Amazonで40,384円で購入。

一応3060以上のもいくつかリンク貼っときます。

✅マザーボード

マザボは土台となるパーツなのでとても重要。

まずは選んだCPUが載るというのが大前提。ソケットというのが関係してくるのですが、私の選んだCPU（Intel Core i5）だと『LGA1700』になります。

そして拡張パーツが載るスロット等が十分にあることも考慮して選びましょう。

マザボには規格（サイズ）がありATX・MicroATX・Mini-ITXが一般的で、サイズ的に大・中・小という感じです。

大きい方が拡張性は高いので、将来性を考えるとATXだとは思いますが、ケースも大きくなり場所を取るというデメリットもある。

なので私は『MicroATX』を選択。

Mini-ITXは小型PCで使われるマザボで、拡張性はとても低いので用途が限られてきます。

たとえば、私が組んでいる録画専用PCなどの場合ですね。

拡張性や性能はまったく必要なく、録画だけなので場所を取りたくないという場合はMini-ITXも十分選択肢として考えられます。

私はメインPCにトラブルがあった場合に仕事ができなくなると困るので、万が一の時に予備PCとしてある程度のスペックが必要。ということで小型化は断念しました。

話しがそれたので戻しましょう。
結局私が選んだマザボは

🔸ASUS 『PRIME B760M-A D4』
メモリスロット数4🔹PCI Express 4.0ｘ3🔹SATAｘ4🔹M.2ｘ2
🔸ASRock 『B760M Pro RS/D4』
メモリスロット数4🔹PCI Express 4.0ｘ2🔹SATAｘ4🔹M.2ｘ2

絞り切れずにそれぞれ価格ドットコムで調べてみる。

実はパーツを2つに絞ってから購入までに価格差がだいぶ開いてしまった。

2つとも15,000円くらいだったが、購入時に見てみるとASRockだけ5,000円ほど値上がりしていた。

そのため、使い慣れていることもありASUSを選びました。

当時はパソコン工房が最安で14,780円でしたが、今はAmazonが安いようです。

✅CPUクーラー（拡張パーツ）

IntelのCPUにはCPUクーラーが付属していますが、不十分だと思う場合は別途購入して取り付ける必要があります。

正直それほど必要性を感じませんでしたが一応つけました。

それぐらいの感じなので本当に適当に選んだのがこれ

🔸 DeepCool 『AK400』

ジョーシンで2,961円で購入。
価格ドットコムでは現在掲載がありませんのでAmazonの『CPUクーラー』の検索結果URL載せておきます。

✅メモリ

メモリには種類がありますが、マザボには対応しているメモリが決まっているのでそこから選べば大丈夫です。

一応メモリの種類について説明しておきましょう。

メモリには規格があり『DDR+数字』で表記されています。購入時点ではDDR3～5が主に流通していて、数字が大きいほど性能が良い（処理速度が速い）

さらにモジュール規格というのがあり『PCx-xxxxx』『DDRx-xxxx)』と表記されていて、これも数字が大きいほど速い。

当然速いほど高価なので、コスパを考えて選びましょう。

『PRIME B760M』はDDR4ｘ4スロットでデュアルチャネルになっています。

デュアルチャネルとは、2枚を同じ規格、同じ容量のメモリを取り付けることで処理速度が速くなる技術。

たとえばメモリを16GBにしたいなら8GBを2枚、32GBなら16GBを2枚取り付けます。

最近のマザボはほぼデュアルチャネルなので、メモリも2枚組で売られているものが多い。

私はメモリ32GBは欲しいので下記を選択

🔸Crucial(クルーシャル) 『CP2K16G4DFRA32A』
　DDR4 PC4-25600(DDR4-3200)🔹16GBｘ2

ソフマップで11,380円で購入。
現在はAmazonでもっとお安く買えるみたいです。

✅電源

電源で大事なのはW（ワット）数です。

各パーツの消費電力を合計して余裕を持ったW数の電源であれば問題ありません。

めんどくさい人は🔻でだいたいのW数を教えてくれるので参考にしてください。

私は特にこだわりはないんですが『80 PLUS』を参考にしています。

電力変換効率に関する規格で『スタンダード・ブロンズ・シルバー・ゴールド・プラチナ・チタ二ウム』のランクがある。

私はゴールド以上から選ぶようにしています。

「それがこだわりなんじゃ？」と言われそうですが、電源についてよくわからず、こだわらないからこそ規格頼りで選んでるんです。

結局安定のANTECさんからチョイス。

🔸ANTEC 『NeoECO Gold NE750G（750W）』

ソフマップで11,980円で購入。
現在は楽天ビックカメラが最安13,020円ですが取り寄せ（入荷未定）のようです。

Amazonは在庫あり14,036円でしたが後継機種の『NE750G M』でした。

✅ケース

ケースにこだわる人多いけど私は光るのは嫌いです。気が散るし寝るときとても邪魔。

私はシンプルに黒で大きすぎなければOK。ということでさっと決めてパッと購入。

🔸Deepcool 『MACUBE 110BK』

ジョーシンで5,842円で購入。
今はソフマップが安いようです。

🟡PCを組む

パーツを注文しすべて揃ったらいよいよ組み立てです。

これは各パーツの説明書をよく読んで組み立ててください。『自作PC工具セット』というのもあるので用意しておくと良いかもしれません。

空気の乾燥している冬などは静電気が起きてパーツが損傷することもあります。十分注意して組み立ててください。

力まかせもだめですよ！

🟡OSおよび各種ドライバをインストールする

さぁ、いよいよ電源を入れて起動です。私はここが一番緊張します。

新しいおもちゃを買ってもらったようなワクワクと、うまく起動しなかったらトラブルシューティングしなきゃいけないという不安。

選んだパーツによって多少違いはあるが一般的な流れを説明します。

✅OSインストール

一番最初にするべきはOSのインストールです。BIOSをいじるので起動方法などマザボの説明書を読んでおいてください。

1️⃣準備
Windows11 Homeの『インストール用USBメモリー』をPCに挿す

2️⃣BIOSを起動
PCの電源を入れてロゴなどが表示されたら『DEL』キーを押す。
マザボによって違うかもだけど説明書を参照。たいていは起動時になんのキーを押すか表示される。

3️⃣起動設定を変更
『Boot Option』という項目で『UEFI*****』を最初に起動するように設定したら保存して再起動する。

4️⃣OSインストール
起動するとWindowsのインストール画面が表示されるので、説明に従ってインストールする。

✅ドライバーインストール

マザーボードや拡張パーツに必要なデバイスドライバーやユーティリティソフトをインストール。

入れなくても一応は動くはずですが、最適のパフォーマンスで動かすには専用のドライバー等を入れるべきです。

DVDやUSBなどが付属していてもバージョンが古い場合があるので、ネットでメーカーホームページからダウンロードして入れるのが良いでしょう。

🟡まとめ

今回の構成で合計 149,503円でした。

これが高いか安いかはひとまず置いておきますが、思い出しながら書いていて「違うパーツが良かったかなぁ」とかいろいろ発見もありました。

でも組んだ時より高くなってるパーツけっこうあるんですよね。

そこはお得だったなと思うけど「もうちょっと安くできたかな」という思いもありつつ、全体的には悪くないかなと思っています。

もうちょっと安くしたいなら
🔸SSDの容量を300～500GBくらいにする
🔸HDDの容量を少なくする
🔸電源のランクを下げる
🔸ケースをもっと安いものにする
🔸CPUクーラーなし

これでマイナス1万～1万５千円くらいはいけると思う。参考にしていただけたら幸いです。

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