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周年ライブの真髄、そして6年目へ
このページを訪れた方は「9月7日」と聞いてピンと思いつくものがあるはずである。そう、私の推しであり世界一かわいいバーチャルアイドル、ときのそらの周年記念日である。
わたし…ときのそら…(๑╹ᆺ╹)
— ときのそら🐻💿 (@tokino_sora) September 6, 2022
✨5周年の日になりました✨
みんなのおかげで5年間
走り続けられてるよ(。•ᴗ•。)♡❣️
ありがとう✩°。⋆⸜(* ॑꒳ ॑* )⸝
これからもゆっくりしっかりがんばっていくから一緒に歩いていこうね!
Thank you! 5th Anniversary❣️ pic.twitter.com/lGNCS6EH8F
2017年から活動をスタートし、今年でなんと5周年。祝福のツイート、リプライは年々増加し、それらを見るたびに彼女が如何に愛されているかがヒシヒシと伝わってくる。
そして、同日20時からYouTubeにて記念ライブが開催された。今回はライブの感想を中心に、私にとっての2022年9月7日をつらつらと書いていく。視聴済みの方もまだの方も、是非アーカイブにて彼女のライブを目に停めていただけると幸いである。
開演前
一年に一度だけの大切な記念日が今年もやってきたが、私にはどうしても腑に落ちない事があった。初めてホロライブ公式が9月7日を周年記念に設定し、#ホロライブプロ5周年として同日のセレブレーションを企画したことである。確かにカバー株式会社にとってそらちゃんの誕生が全てのきっかけであり、公式が言う論理は正しいが、彼女の記念日に便乗した感が否めなく、悪い方向に考え込んでしまいがちな私は5周年を素直に祝うことができなかった。それ以前に、私は私情でここ数日気持ちが不安定になっており、Twitterも浮上しなかった。こんな状態で大切なライブを心置きなく楽しめるのか、不安を抱えながら、当日を迎えた。
まとめて後述するが、ライブ開始2時間前にあまりに、あまりに突然の4thワンマンライブ開催のお知らせが飛び込んできた。さすがにタイミング…笑 と苦笑いしたが、この先に最大級のイベントがやって来ること、そして今回も現地参戦できる可能性があることに歓喜し、プラスのモチベーションを持って定刻まで待てるようになった。そらちゃんありがとう。
さあ、行こうぜ。
何度だってリプレイしたくなる歌声
1.HOT LIMIT
山葵るおさん製作のドレス衣装が可愛らしいそらちゃんの蓋絵が開き、常夏の情緒漂う"あの"イントロが流れてきた。3rdアルバム『Re:Play』で大きなインパクトを与えた『HOT LIMIT』はそらちゃんにとってすっかり板についており、心地良いテンポの高音とキレキレのダンスでステージを彩った。
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やはりそらちゃんは3Dでこそ真価を発揮すると感じる。たくさん動くことでステージを自分色に染め上げ、全身を使ってそらともに"楽しさ"を伝えてくれている。この気持ちは5年前から不変の、彼女の軸であろう。今後もそらちゃんにしか創れない舞台に期待したい。そう、いつもの衣装で、どんな時も共に過ごしてきたあんk、あん肝さん!?
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2.嘘
3.God knows…
この2曲は今年1月に開催された3rdワンマンライブ『Role:Play』を思い出す。どこか儚く、奥行きの深い低音が魅力的な『嘘』とハイテンポの中形を持って歌い上げるかっこよさが印象的な『God knows…』。あれから半年以上経過したが、この期間でも歌声は磨きを増していた。お化け高音がピックアップされがちなそらちゃんだが、私はオーディエンスに強く聴かせる低音も彼女の強みであると思う。何度もリプレイしたくなる歌声。実際私はそらちゃんをきっかけにこの2曲を知り、カラオケで歌えるようになった。
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『God Knows...』ラスサビ直前のロングトーンで『Dream!』衣装が今年の誕生日ライブでお披露目されたドレス衣装へとフォルムチェンジし、視覚的にもより豪華なステージとなった。この衣装も今後多くのライブで着用されることが予想される。是非とも純白のライトで彼女を美しく彩りたい。
共に彩ったサインを眺めて
4.ピッとして!マーマレード
5.ケ・セラ・ソラ!
6.そらのとき
カミングアウトするが、私は当日このタイミングで本当に初めて4thアルバム『Sign』収録の2曲をフルで聴いた。投稿されている動画版を聴きたい気持ちはもちろんあったが勇気が出ず(?)、発売後に一括で一気に浴びようと考えたためである。『Sign』収録の全12曲は後日noteにて感想を書く予定なので少しでも興味のある方は是非。
なのでここではライブ初披露かつ初見の感想をば。
『ピッとして!マーマレード』はそらちゃんらしさ溢れるかわいらしいメロディーラインが彼女の人柄を暗示し、そらともに直接気持ちを伝えるようなエモーショナルな歌詞が胸に刺さった。明るく元気な曲なのにどうしてか涙腺に触れてくる。彼女に携わる人みんなの「愛」が詰まった一曲だった。
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5周年記念のイベントとして事前に募集していたsoraSongグランプリの最優秀賞『ケ・セラ・ソラ!』はkomo(狐妄)さんの作品であり、ここで初めて発信された。電波系のメロディーに明るい歌詞。『KumoHurray!』でも取り入れられているかわいい合いの手がアクセントとなっていい感じに盛り上がる。個人的には『夢色アスタリスク』のような雰囲気も感じられた。ファンメイド曲は制作者のストレートな気持ちが入ってて好きである。本ライブではワンコーラスのみだったため、フルver.が期待される。
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日本を代表するビッグスター、広瀬香美さんが作詞・作曲された『そらのとき』は『Sign』の目玉曲と言っても過言ではない、素敵な楽曲だった。先日そらとものDiscordで「どこか懐かしさを感じる曲」と語った方がいたがその通りであり、得意とするハイトーンの中にもレトロな音が含まれ、何度聴いても飽きることのない魅力がある。手拍子パートも多く、ライブではそらともの本領が試されるはずだ。
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やっとみんなと会えた
7.Sniny Smily Story
ここからはコラボパート。ロボ子さん、さくらみこちゃん、AZKiちゃん、星街すいせいちゃんの4名とホロライブの原点『Sniny Smily Story (2022ver)』を歌唱した。(私は『Dream☆Story』を予想してました笑)
この5人の共通点はホロライブにおいて「同期」が存在せず、活動初期は単独で歩き出した点である。デビュー時期は異なれど彼女達にしか分からない苦悩は少なからずあったはず。そらちゃんもその一人である。『NSS』での全員歌唱が印象的な『SSS』は「仲間」をテーマにしているとも感じており、一人ぼっちだった彼女達だからこそ、本来存在しないはずの横の繋がりが生じる。私は5周年のタイミングでこのメンバーで歌うことに意味があったと考えている。
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そしてここで活動5周年記念グッズの紹介。
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最初見た時はおるだん先生、ではないな...。としか感じていなかったが、本グッズのアクリルキーホルダーとダイカットカードのイラストを担当されたのはなんといかき先生。彼は「最初期の」そらちゃんのデザインに携わっている方であり、このサプライズには鳥肌が立った。そらちゃん側からのオファーだとしたら嬉しい。その他にも全そらともが待ちに待ったであろう歓喜の「ザリT」、ロボ子さんに可愛がられてたぬんぬんぬいぐるみ、限定ボイスと大満足の内容である。5周年に相応しい、最高のグッズを手掛けていただきありがとうございます。是非ともザリTは大学に着ていきます(๑╹ᆺ╹)ザリザリ
6年目へ
こうやってみんながパチパチパチパチってしている中で、こうね最初は歌うのも緊張していたんですけど、今ではみんなの、コメントのおかげで、楽しく歌うことが出来ています。えー5年間、本当に色々なことがありましたが、本当に今ここに来て、ここに居て良かったなって思ってますし、これから先ももっともっと頑張っていきたいなって思っています。なので、これから先も、んと、仲良くしてね♡ よろしくお願いします!
私自身もVTuber界隈に来て長いが、彼女はそれよりずっと前、草一つない荒地からのスタートだったと考えられる。同時期に活動していた方々で現在も名前を聞くのはほんの一握り。過去と現在を繋ぐ役割を、彼女は担っている。横アリの夢、VTuberの世の中への浸透、そして何より、そらともを誰よりも大切にしていること。2017年当時から曲がることのない軸を大事に、これからも彼女は歩き続けるだろう。たとえその足並みがゆっくりでも、もし止まることがあっても、ゼロから築き上げた人脈が、慕ってくれている後輩が、そして何より、そらちゃんを誰よりも愛しているそらともがついている。そんなことを思いながら、『Sign』収録曲『ユメゾラ☆ファンファーレ』の歌唱に入る。
8.ユメゾラ☆ファンファーレ
メロディー、歌詞、歌い方、どれを取っても言えるのは「そらともを泣かせにきている」ことであろう。途中でふいに告白するそらちゃんの様子からも、活動初期の当時を思い出す、強い感情移入が入っていることが分かる。私はあの「大好き」で心の臓を射抜かれました。
今後大切な曲として歌われることが予想されるこの曲を、我々そらともも大切にし、愛を紡いでいきたい。
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総括
日々努力してきたことを示す成長を披露し、ファンに感謝を伝える。グッズ販売等の告知の為に開催するのではなく、パフォーマンスを通じて応援してくれているファンと正面から向き合う場所。私にとって周年ライブはそのような意図があると考えている。
そらちゃんのライブからはその気持ちが十分に伝わり、幸せにさせてくれて、かつ応援したいと思わせてくれる。当日弱気だった私もいつの間にか、彼女に感謝と好きを伝えたくなった。
いつもたくさんの元気とパワーをありがとう。
そらちゃんに出逢えたから、今の私がいます。
5年という節目を越え、今日からは6年目の物語が始まりますね。
これからも、私はそらちゃんに声を届けます。
いいよ。大丈夫。いける。 そらともと共に、前へ進もう。
さて、ライブ前に突然の告知があったように、
2022年11月19日 ときのそら 5th Anniversary Live
『宇宙と時空のミルキーウェイ』
の開催が決定しました!
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「かつしかシンフォニーヒルズ モーツァルトホール」にて昼夜2部開催が予定されており、先行抽選は既に始まっています!私も現地参戦できるよう祈っています!
さらにさらに!本ライブが行われた同日の9月7日にときのそら4thアルバム『Sign』が発売されました!『ピッとして!マーマレード』『そらのとき』など、本ライブで歌唱された曲も収録されているので、まだ手に取っていない方は是非ともサイトを開いてみてください!
さあ!6年目のDreamStoryも元気よく、100万人を超えるブレンドキャラバンと共に、ゆっくり走っていきましょう!
そらちゃんも、俺たちそらともも、とまらねえぞ~!
2022.9.8
そらとも れーよん31