計算だけではわからない!?気密測定の必要性
こんにちは、今日は住宅の気密を表す数値「C値」について紹介したいと思います。
高気密を売りにしているメーカーにおいて必ず出てくるのがC値になります。
このC値とはその住宅に対し1㎡内にどれだけの隙間があるかを表したものです。
一般的にC値=1.0以下の住宅を高気密住宅としていますが、
多くの住宅メーカーはこれらを計算によって出しています。
(C値は低いほど隙間が少なく、良い数値になります。)
全てにおいて完璧な施工を行えば計算通りの数値になるかもしれません。
しかし、家を建てるのは大工さんをはじめとした”人”です。
どんなに腕の良い職人さんでもやはり人。
ヒューマンエラーが絶対に起こらないとは言い切れません。
そして、そのヒューマンエラーは計算式には含まれていません。
また、各棟で計算をしているところも有ればその会社の施工目安値だけを
出しているところもあります。
この場合、実際に建てることはないような極端に窓や開口の少ない家で計測をして目安値として出している可能性もあります。
(以前にも紹介しましたが、窓や開口部が断熱・気密の最大の弱点になる為)
すると、実際の生活を考えた窓の数、配置をしたり、大開口のサッシをつけると実際には大幅に数値が悪くなってしまう場合があります。
他にも、測定時の目張りをサッシ周りまで行っている場合にも実際の数値に差が出ることがあるためそういった点にも注目する必要があります。
このようにいくらC値の良い施工会社でもしっかりとした見極めをおこなわないと本当の高気密住宅を建てることはできません。
正しい目張りをし、実際に全棟で気密測定を行う施工会社をみつけたいですね(^^)
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