MDゲートボールと紙の違い
◇初めに
今回はマスターデュエルにおける0409環境(以下MD04)と紙環境との違いをまとめる。(やる気が出れば1103環境でも書くかもしれないが、考え方は概ね同じ)
初心者には初期コストが高いと思うかも知れないが、ゲートボールには制限改訂がないため一度生成したカードは永遠に使える。また禁止カード以外のレアリティは低めなので、一度揃えれば多くのデッキが使える。大会や対戦募集も活発化しているため、ぜひこれを機にMDゲートボールをやってみてほしい。
04環境における主な違いは下記の通り
①エラッタ
②起動効果優先権
③カードプール
④ラグ読み
それぞれ深堀していく。
①エラッタ
■死デッキ
起動後のナイアサや死霊への除去に合わせて使わないと基本アド損。墓地肥やしやネフロードなどの友情コンボもあり、正直使い方がわからない。
→ハイビート強化。増援を採用する際は、ハイビート対策にもなるゾンバイアを1枚いれておくと割と活躍する。
■キラスネ
無限の壁にはならなくなったが、大体2ターンごとに壁を引くので案外なんとかなる。同族や変異のコストとしては十分優秀。アビスは崩壊。
→伏せられる頻度は減るので、抹殺の評価は低め。逆にミス2やならず、シルクラは高め。
(MDの仕様により回収忘れが無くなるので強化という説もある。)
■破壊輪
終盤で腐りやすくなったが至極妥当。当時の引分けは大体こいつのせい。自ターンで使えないため、死霊やリクルーターが硬くリーサルをずらされることがある。チェーン2以降のリビデも結構困る。
■混黒
エンドフェイズまで維持する必要があり、アド損の未来しか見えない。聖マジにも言えることだが、パワカ未実装も向かい風。
■ナイトアサシン
自身の回収ができなくなったので悪用できなくなった。通常の使い方はできるが、このカードが真価を発揮するのは施し・双子のある0503からなので、あまりお呼びはかからない。死デッキもお通夜。
■現冥、神殿、マキュラ
残当。ロクな使い方をされているのを見たことがない。
②起動効果優先権
■弱体化:開闢、皿、同族、ならず、サウサク、導き手
■強化:激流、破壊輪、月書、ウイルス系、落とし穴系
→カオス系が多い環境なら月書が有効。バーンが少ない環境では入れ得。
③カードプール(2023/09/14現在)
■サイエン、射出系、ラスバト、第六感、代償
→クソゲーなので帰ってこなくていいです。
射出系が無いせいでおじゃまトリオの処理に困る。転移やエネコン、中華鍋くらい。
■押収、番兵、ダスト
→ガジェ強化。使う側でもあったが、使われるダメージの方が大きい。
先行1ターン目に打てるなら世界1目指せる。壺も握っている場合はサレンダーケアで先ハンデスもあり。
■苦渋
→キラスネ、やりくりギミック、パーシアスの弱体化。手札から出すパーシアスは弱い。
■遺言状、寒波、弾圧、帰還、刻印
→パワカではあるが、上記に比べると大きな影響はなさそう。デッキの幅が広がるので実装してほしい。
④ラグ読み
■フリチェ系
サイク砂塵、月書、収縮、破壊輪、リビデ、バインド、お触れ、神宣
■召喚反応
激流、落とし穴系
■攻撃反応
炸裂
→フリチェは候補が多く絞れないので高評価。中でも砂塵は狙い撃ちの確率up。チェーンoffにすれば隠せるが、反射神経がいい人以外には勧めない。ラグ隠しや嵐・砂塵対策として、骸は割とありなのかもしれない。
◇まとめ
■カオス:月書で弱体化。未実装カードも多く、死デッキも考慮した新たな構築が求められる。
■ガジェ:ハンデス未実装で強化。月書・砂塵の流行が向かい風。
■バーン:ポッド2種不在で弱体化。砂塵の流行が向かい風。
主な環境デッキの変化をまとめたが、カオスの構築が未だ定まっていないこともあり、まだまだ進化の余地がある環境である。少しでも興味を持った方は最強デッキを考え、こっそり教えてほしい。