誰が書いてもいいように、何を書いてもいいんだよ
小説を書いてみて思うこと。それを少しでも伝えられたらと思う。
初めて小説を書いたときは、本当に何も分からなくて、何も知らない状態で書き始めた。小説内でのルールなんて知らなくて、自分なりに一生懸命に調べて書いてみた。まるで生まれたばかりの赤ん坊のようだったなと、振り返ってみると思ったりする。
初めて書き始めたサイトが『なろう』だった故に、ランキング上位を締める作品は、ほぼほぼ同じタイトルのものばかりだった。何故か『なろう』では長文タイトルというものが流行っており、真似をする者たちが増えている。
長文タイトルにテンプレ内容。『なろう』はつまらない。自由に小説を書きたい人は、あのサイトに居続けるのは難しいと個人的に思った。
小説というのは、基本的に自由に書いていい。人間が人間を文字として描いている、といった表現が良く似合う。人が人を感情を込めて描く。それが小説だ。
基本的に自由だと、つい先ほど私は云った。
つまり、何を書いてもいいということだ。
無理やりすぎたか……と自分でも思ってしまうが、書いていい人間の指定がないように、書く内容の指定だってない。ルールなんて後から覚えればいいのだし、流行りに乗って書こうだなんてする必要ないと、小説を書き始めて強く思った。
読まれたいと思う気持ちは痛いほど分かる。誰だって、書いたものを読んでもらいたいと願っている。だけど、読まれたいという理由だけで、わざわざ流行りのものになる必要はないと思う。小説に出遅れたとか、そんなものは存在しないのだ。
書きたいと思ったもの。それを書けば、ゆっくりだろうが読者は必ず1人はついてくる。受け入れてくれる人間は現れる。
だから、初めて小説を書いたその時の気持ちは忘れないでほしいと思う。書き始めた当初。その頃が、その人の純粋さが表れているストーリーだと思うから。
(気持ちを綴るのって難しいね。書きたいことが多すぎて、最終的に何を伝えたいのか分からなくなっちゃう笑)