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J2第33節 2024.9.29 ブラウブリッツ秋田vs徳島ヴォルティス Match Review

みなさん、こんにちは。ナーゲの魂です。本業の学生として落ち着き、ゆっくり徳島の試合を見る時間を取れたので約2ヶ月ぶりにnoteを書こうと思います。これからはちゃんと定期的に投稿しようと思うのでぜひこの記事が面白いなと思った方はいいねやSNSでの拡散よろしくお願いします!


1.試合の概要

J1昇格プレーオフに向けて望みを繋げたい徳島は勝ち点で並ぶ難敵・秋田のアウェーに乗り込みました。徳島の前節は同じくプレーオフを争ういわきとのホームゲーム。なかなか流れを掴めず後半開始直後の失点が決勝点となり敗北を喫しました。その前の清水エスパルスとのホームゲームにも敗れており、ここはなんとしてでも三連敗は避けたいゲームでした。

一方の秋田は前節は勝ち点が近い熊本に完敗しており、こちらも負けられない一戦となっていました。
お互いの通算戦績は今シーズンの徳島がホームに迎えて敗北した試合以外の試合は2022年の初対戦から全て引き分けです。
それではスタメンを見ていきましょう。

スタメン


スタメンはこんな感じです。
徳島は前節から三人変更してきました。またシステムもここ最近使用していた岩尾をアンカーとする3-1-4-2から児玉と鹿沼をダブルボランチとし、杉本と柿谷をシャドーにする3-4-2-1で望みました。またこの試合は累積で出場できないチーム内得点王の渡に変わり、坪井が入りました。
秋田は前節から6人を入れ替えてこの試合に望みました。

秋田のプレースタイルとして堅守速攻が挙げられます。攻撃は縦に速く、守備はアグレシッブに前線から奪いに行く。徳島とは真逆のスタイルを志向しているチームだけに徳島サポはなかなか苦い思いを味わっている人も多いと思います。また個人的には秋田のGKの山田は自分が地元であるサンガで育った選手なので凄く思い入れのある選手です!


2.徳島のビルドアップ

大方の戦前予想は徳島がボールを保持して、秋田が守備に回るという展開を予想した人が多いと思います。まあ大体は損な感じだったと思います。それではお互い形を見ていきましょう。

徳島のビルドアップ

秋田の守備の形はオーソドックスな4-4-2です。基本はサイドにFWが誘導し、徳島の青木か石尾にパスを出させます。狙い所はそこです。パスを出させると秋田のサイドハーフが猛烈にプレスを駆けます。秋田のDF陣も逆サイドの大外は捨てて片方のサイドに圧縮しようとします。もちろん対人能力が強い秋田のDFに一か八か入れてもサポートがいなければ徳島の選手は潰されます。パスの出しどころがないのでGKに下げると秋田のFWがGKにもプレスを駆けてきます。要するに徳島は蹴らされていたというわけです。ではどうしたら良かったのか解決策は2つあります。


1つ目は相手を主体的に動かすことです。秋田の守備はゾーンから制限がかかったらマンツーマンになるので要はゾーンからマンツーマンに移行するときに結構スプリントをします。なので徳島が良い距離感(均等な距離)でパスを繋ごうとするほど、秋田の選手は迷いなく均等な距離を走ればよいのです。相手の頭には負荷がかかりませんし、簡単に守れてしまうわけです。ではどうやって相手を動かすかですが、例えば田向が青木がパスを受けたときに下に降ります。そうすることで相手のSBは縦に走る距離が伸びて遅れると田向にパスを受ける時間が生まれます。また後ろで繋ぐことで相手は前向きにプレスの矢印を出してくれます。矢印とは体の動く力のことです。その矢印を利用してしたのがデゼルビのブライトンです。レイオフを多用することで相手の矢印を逆手に取ることができます。後は途中から児玉や鹿沼がやっていたボランチがサイドを踏むことです。そうすると誰がマークに付くのか、どこにスペースが生まれるのか。

2つ目は3-4-3。このシステムは岩尾が入ってきてから変更されました。
この岩尾アンカーシステムにすることで相手のダブルボランチを固定できます。児玉と鹿沼でダブルボランチを固定することで岩尾がフリーになります。もしこれを無視して相手が岩尾をマークしに来たら鹿沼か児玉のどっちかがフリーになります。このように岩尾が入ったことにより位置的な優位性を確保できます。↓こんな感じ。岩尾がコメントで言ってたこともこのことだと思います。後は攻撃が早いように感じました。秋田はサイドに限定しようとしてくるのでそのプレスを掻い潜り、逆サイドまで展開するようなシーンがもっと見たかったです。(ピッチを広く使って!)


3.失点とその前のエラー

徳島の撤退時のフォーメーションは5-4-1です。普段シャドーに入る選手がサイドに降りてブロックを敷きます。失点のシーンは秋田の攻撃ももちろん素晴らしかったですが、徳島の守備も僅かなエラーが起きていました。1点目はしっかりブロックを敷けなかったことです。相手がサイド奥深くにロングボールを入れてきたときにDFラインのバックのタイミングに中盤が遅れ、簡単にフリーで上げさせてしまいました。2点目はサイドを抜け出されたところからPA内で相手を掴まえれなかったことです。最後は必ずクロスが上がるところでボールに目がいってしまい相手を背中においてしまったことが原因だと思います。


4.最後に

この試合は昇格プレーオフに望みをかける大切な一試合でした。ここを落としてしまった徳島は正直この試合の内容もかなり厳しいように感じました。やっぱりどれだけ相手のプレッシャーが強くても徳島ファンとしてゴールキックをラインを上げて蹴ることやフリーなのにやみくもに蹴るのはやめてほしいですし、勇気を持ってスペースを使い、テンポの良いサッカーを見せてほしいです。

次節は熊本です。ここ数年は熊本には勝てていません。また熊本は調子を上げてきました。3-3-1-3のファイヤーフォーメーションにどう立ち向かうのか楽しみです。しっかり準備して望んで欲しいです。

拙い文章ですが最後まで読んでいただきありがとうございました。

これからも頑張って投稿していこうと思うので面白いなと思った方はぜひ、いいねとSNSでの拡散よろしくお願いします。

それでは!次こそ勝利を!


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