
もしも藤田ことねさんが旅行に行ったら
私は藤田ことねさんのプロデューサーです。
私は藤田ことねさんのプロデューサーです。
(妄想)
私は藤田ことねさんのプロデューサーです。
(自己洗脳)
私は藤田ことねさんのプロデューサーです。
(拡張現実)
case:ご学友と旅行に行く藤田さん
旅行計画
藤田さんには綿密な旅行計画を立てるほどの思考リソースの余力がありません。
なのでご学友との旅行の場合、信頼出来る方に大枠のスケジュール設計を任せることになるでしょう。候補としては花海咲季さん等でしょうか。
この際、藤田さんは明確な予算を確実に伝えます。
藤田さんが金銭面のトラブルを忌避しているのは周知の事実ですが、より厳密には「自身の金銭事情で他の人間を振り回したくない」という意識が強いです。
そのため「こんなに金かかるなんて無理!」といった「相手を振り回しかねない言動」を自身が発してしまうシチュエーションになること自体を忌避しています。
対策として「あたしの予算はこんなもん。これ以上になると旅行行けないわ」と確実に伝えるでしょう。
アルバイトで切羽詰まっているような追い詰められている状況でないのであれば、文面でも残すなど、考えうる限り「言った言ってない論争への発展」を未然に防ぐことまでするはずです。
旅行中
基本的に、スケジュール役が設定したプランに遵守します。入場料金が発生する施設であっても、驚くことはあれど出し渋ることはないでしょう。巻き込まれている最中に、強烈なブレーキをかけられるタイプではありません。
ですが一点だけ、旅行中であっても極限まで節制しようとする場面があります。
「完全に個人で食事内容を決められるタイミングでの食費」です。
皆で同じ皿を共有するようなスタイルの食事の場合は、皆に合わせて、予算に口出しするようなことはないでしょう。自分の予算を把握してくれているご学友を信頼しているからです。
しかしこれが「フードコートで各自買ってくる」といったシチュエーションの場合、藤田さんはみすぼらしく見えないギリギリの食事を選択します。
藤田さんは旅行の楽しみを損なう程の守銭奴ではないため、設定した予算から更に節約するまで切り詰めて考えるタイプではありません。
であるのに、節制をします。
それは何故か。
最終日まで可能な限り予算を残し、
「少しでも多くのお土産を家族に買うため」
です。
帰路
旅行に行けるほどのスケジュール調整が出来るのであれば、旅行後2日3日程度バッファを設けてもらいます。これもプロデューサーの仕事なので(再洗脳)。
しかし私の方からは「旅行後3日間は仕事禁止」とだけ提示します。
その場合、おそらく藤田さんは寮ではなく実家に帰るでしょう。その手配だけは、どれだけ切羽詰まっていても事前にしておくはずです。
少しでもいい状態でお土産を持って帰り、土産話を伝えます。お土産の内容によっては、妹さんたちとお土産お菓子パーティーを開催するかもしれません。
家族との時間の中で旅の経験を咀嚼し、初星学園に帰ってくる頃には、その経験をアイドル活動に活かせるようになっているでしょう。
私も藤田さんの帰国後3日間はスケジュールに余裕を持たせています。もし呼び出された場合、駆けつけなければなりませんから。